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サードマンという単語を知ったのはつい先日。
テレビで9・11事件のドキュメンタリーを見ていた。
飛行機が突っ込んだ階の生還者数名が
「見えない誰かに助けられた。誰かの声に導かれた。
その誰かがいなければ自分は死んでいただろう」
と証言していたそうだ。
その誰かは「サードマン」と名付けられた。
あの事件の中で、そんな不思議な話があったのかと、強く印象に留めていた矢先に
本屋でこの本に出合うのである。
サードマン ジョン・ガイガー
副題:奇跡の生還へ導く人 これは、読めってことだよね。
不思議な現象をとことん知りたい私は、この本を手にするのである。
サードマンとは、探検家や冒険家の間で以前から言われていた存在だという。
人が困難な状況に置かれ、時に命の危険にさらされた時に起きる事で、多数の経験者がいるにも関わらず、多くはその大切な経験をバカにされるのを恐れ、誰もがあまり公にしない。
南極大陸や海底洞窟への冒険家や登山家、宇宙飛行士、9・11の被害者の一部の人々はサードマンと出会っていた。
この本はその現象について多くの証言を集めた研究者の著書である。
どの証言も同じようなシチュエーションで起こり、どの体験者も同じような感想を述べる。
こういう話は超常現象、オカルト、錯覚、などと頭から否定され、まさに軽蔑されるのがオチだけれど、だれも研究しないなんて、もったいない。
この本は大変貴重な科学的な資料だと思う。
サードマンが現われる時はこんな状況だ。
困難な時、そこには自分一人しかいないはずなのに、もう一人同行者がいると感じる。
しかも、その同行者は、判断力が低下している本人に代り、これから進む道を案内したり、行動を示し導く。
本人に代わって操縦かんや舵を握って助けてくれたりもする。
その同行者といると、恐怖感は立ち去り、安心感に満たされるのだそうだ。
フィクションではなく現実の話なのだから、とんでもなくドラマティックな内容だけれど、この本では坦々と語られる。報告書という感じだ。
又、脳科学の側面からサードマン現象を説明しようとしている。
一方、脳科学では説明できない部分があることについても、考察することを忘れない。
その点がこの本は、私のような天使の存在を信じる社会的弱者に対しても、実に公平で、とても好感が持てるのだ。
さて、この本の中で、おおっ! と思った新しい概念を発見♪
それをご紹介したいと思います♡
――サードマンに出合う人と出合わない人との違いについての記述の中にての一節――。
心理学では「性格のビッグファイブ理論」というのがあるのだそうだ。
この五つがね、面白いんですよ。
① 情緒不安定性(ふさぎこんだり、怒ったり、すぐに動揺したりと、負の感情にとらわれやすい)
② 外向性 (熱しやすい、話好き、自己主張が強い、注目されやすいといった傾向がある)
③ 協調性 (人間の性質に対して楽観的、愛想がいい、寛容)
④ 勤勉性 (信用できる 几帳面など、仕事指向の性格で、成功の為に目的をもって計画する)
なるほどなるほど、この四つのタイプって大なり小なりみんな持っているよね。
そのどれが突出するかが問題なんだけどね。
そして、問題が第5の性質です。
⑤「経験への開放性」
経験への開放性とは、想像力に富み自立した人を、想像力に乏しく依存的な人と区別する特質で、「なじみのない新しい経験、考え、感情を探索し考慮し、受け入れようとする意思」が根本にある。
経験への開放性という性格があるとは!!
…ってか、とても思い当たる私。
こういうタイプって心理学的にちゃんと説明されているじゃないっすか!!!
そーか、そーか、協調性とか、情緒不安定とかと同じように説明できる性格なんだね。
若干ではありますが、その「開放性的」な私。
なんとなく故郷を見つけたような、まだ見ぬ家族に出会ったような、そんなヨロコビを胸にしたのでした。
さて、サードマン現象。
脳内の現象なのか、はたまた守護天使なのか。
いずれにせよ、出会った人々は皆、その存在に「圧倒的な善」を感じるというのだから、それはとても興味深い体験ということに間違いないのである。
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