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天安門、恋人たち
2006年 中国
ロウ イエ 監督
題名のとおり、天安門事件の頃の学生たちのラブストーリー
あまっちょろいラブストーリーではないですぜ
私には珍しくとても過激な映画でございます
天安門事件って1989年なんですね。
映像がやたらに懐かしい。
日本の1970年後半に似ているからだろうか。
学生たちが集まるディスコで流れる曲が、スタイリスティックスみたいなあんな感じ。
ジャージでディスコ行くんだねェ
なんだか微笑ましい。
最近の洗練されたバーやカフェに囲まれていると、こういう前時代的な垢抜けしない場所がやけに心を掴むのである。
いいなぁ、このダサい感じ。
田舎から出てきたばかりの美少女ユーホン。
彼女が必死に虚勢を張っている姿や、恋人に溺れていく感じが、なんだかすごくよくわかる。
全体に流れるのは喪失感かなぁ。
恋人の事をあまりにも好きになり過ぎて、自分を見失ってしまう感じ。
わざと教授と浮気をして、それを恋人に話しちゃったり、破滅型なんだろうか
全体的に大胆な性描写が多い。
これはポルノじゃないか?と言われてもおかしくないほど。
そんな映画だったけれど、なんだか捨てられない映画だったのだ。
これをポルノといってはいけない、、、。
観終わってからも、映画のなかの恋人たちの想いから抜けだせず。
どっぷりと1989年に浸ってしまった。
ユー ホンという女性。
不思議な魅力のある女性だ。
誰とでも寝る女みたいな扱われ方をしていたけれど、、
そーかもしれないけど、そーじゃないんだ! と思う
彼女の中では恋人の存在なしには、あんなふうな行動はとらなかったと思う。
なにかがとても怖くて、不安だったんだと思う。
ああいう青春、
あれはあれで正直な生きかただと思うし
精一杯自分に忠実に行動したことは
それはすごいと思う。
いつも強がっているのに、表情には寂しさがいつも漂うユーホン
彼女はどんな大人になるのだろう
そして、青春をどうふりかえるのだろう
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