(10)聖書の預言は信頼できる聖書は預言の書です。聖書には、過去に成就した多くの預言が含まれています。聖書の過去の預言が成就していることは、まだ成就していない預言が必ず成就することに対する私たちの信頼を強めます。また、私たちが預言に調和して行動する時に、最善の結果になることを知ることができます。
また、聖書の預言の成就は、その預言の源となっている神が、将来に起こることを予知でき、ご自分の目的を成就することのできる方であることを示しています。聖書は、エホバの口から出て行くエホバの言葉は、「確かな成功を収める」と述べています。(イザヤ55:11)聖書の預言の成就を調べることによって、私たちは、その方エホバ神の全能性に対する信頼を深めて、私たちの日々の生活において、神を中心にして生活するよう促されます。
聖書の預言が成就したことは、ある場合、聖書そのものの中に書かれています。また、歴史を調べるとその成就を知ることができる場合もあります。
聖書は、世界強国が移り変わることを預言してきました。また、それらの国家がどのように倒壊するかも、預言していました。今日、そうした聖書の預言が成就したことを知ることができます。また、聖書は、現代に起こることを預言しています。その預言の中には、成就してきたものもあれば、まだ成就していないものもあります。
例えば、聖書は古代バビロンがメディア・ペルシャ帝国に滅ぼされることを預言していました。バビロンを倒壊させる仕方については、キュロスという名の支配者が、バビロンに流れるユーフラテス川を蒸発させ、バビロンを倒壊させることを預言していました。また、キュロスは、バビロンに囚われたイスラエル人を解放し、エルサレムに人を住まわせ、エホバの神殿の土台を築くことになっていました。(イザヤ44:26−28)それは、成就しました。
キュロスはバビロンを倒しユダヤ人をバビロンから解放し神殿の土台を建設させることによって預言を成就した 一時は権勢を誇った古代の大都市であったバビロンは「必ず石の山・・・となり,住む人もいなくなる。」ことが預言されていました。(エレミヤ51:27)実際、バビロンは今日石の山となって、そこに住む人はいません。
A hilltop view of the ancient city of Babylon, where KingNebuchadnezzar II built his hanging gardens, known as one of the Seven Wondersof the World.(ancientbabylon2)古代バビロンの遺跡だと言われている―再建されたものだと思われる―しかしいずれにしても人が住まない石だけが残る場所となっている
古代ティルスは、やはり一時は商業的に成功した繁栄していた都市でしたが、諸国民から攻撃を受け、「海の中で引き網の干し場となる」ことが預言されていました。(エゼキエル26:4,5)レバノンのティルスは歴史的に、また現代でも諸国民の攻撃を受け、また現在引き網が使われる小さな漁港になっています。
ティルスは現代に至るまで歴史的に諸国民の攻撃を受け預言が成就してきている また、ペルシャ帝国をギリシャ帝国の強力な際立った王が攻撃し、短期間で倒壊させること、そのギリシャ帝国は、四つの帝国に分かれることが預言されていました。(ダニエル8:20−22)預言通り、ギリシャのアレクサンドロス大王は、短期間で、ペルシャを倒壊させ、その後彼の王国は四つの王国に分かれました。
ギリシャのアレクサンドロス大王はペルシャ帝国を短期間で倒し聖書預言を成就した また、預言者ダニエルは、バビロンの王のネブカドネザルに与えられた夢の中で示された預言の説明をしました。それは、バビロンの時代から、神の王国が人間の政府による支配を打ち砕く時代までの概要を示す預言でした。この預言は、歴史上のすべての諸国家を網羅しているわけではなく、とりわけ神の民と関係した諸帝国の歴史の概要を示していました。その夢の中で、王は、金、銀、銅、鉄、粘土と鉄でできた大きな像が、その足の時代に山から切り出された石によって粉々にされるのを見ました。(ダニエル2:32−36)
(nebuchadnezzardreamstatue)
ネブカドネザルの夢の像の預言は今日に至るまで成就してきている
聖書には、数多くの預言が含まれていますが、その預言は互いに調和しており、互いに詳細な点を補足しあって、説明しています。ですから、聖書中の他の預言を考慮することによって、ネブカドネザルの夢の像の預言を理解できます。すると、金はネブカドネザルで表されたバビロン、銀はバビロンを倒壊させたペルシャ、また銅はペルシャを倒壊させたギリシャ、鉄はギリシャを倒壊させたローマ、またそこから派生して出てきた諸国家、また後代に登場したアメリカを表しているということになります。(ダニエル7:7,8)そして、その預言によると、その像の足は鉄と粘土の王国になることになっています。今、アメリカが支配していますから、私たちの時代は王の夢の像の脚部の鉄の部分にあると言えます。
ですから、聖書は山から切り出された石で表された神の王国が、最後に人間の政府全体を打ち砕くことを予告しています。そして、神の王国が、地上を全体を永遠に支配することになっています。(ダニエル2:44)エホバ神は、予知力のある方なので、人間歴史全体をその終わりに至るまで、見渡すことができます。それで、人間歴史の大きな流れを説明することができます。
世界帝国が、バビロンから、ペルシャ、ギリシャ、ローマ、そしてアメリカに移り変わるという聖書預言は、成就してきました。また、歴史時代に聖書の預言は成就しただけでなく、聖書は、現代と将来に関しても、預言しています。イエスが神から権力を与えられて、天に再臨することを予告しています。私たちはその時がいつかを知ることはできませんが、イエスが再来していることを知るのに助けになる地上の出来事は、知ることができます。そのことを示す出来事の中には、戦争、食糧不足、地震、津波、サイクロンや台風などの嵐、不法の増加、社会の道徳基準の低下、そして未曾有の大患難などがあります。(マタイ24:3,7,12,36。ルカ21:29)
まだ、大患難は起きていません。しかし、イエスが予告されたそれらの多くの出来事は、今成就しています。ですから、このことは、今、イエスが天で、神から権威を与えられる時が近いこと、神の王国が全世界を支配する時が近いことを示しています。(ルカ21:29−31)
(figbud1) fig tree by nim
いちじくの芽が出ると夏が近いことが分かるように地上の出来事は神の王国の実現が近いことを示している
聖書の過去の預言も成就してきました。ですから、私たちは、聖書の預言の源である方が、全能であり、将来の出来事を予知し、成就させる力を持たれることを示しています。ですから、聖書がこれから起こると予告していることも必ず起こることを信頼できます。
聖書は今回説明していない現代に関するもっと詳細な預言をしています。それらを調べれば、わたしたちの時代を賢明に生き抜く方法を知ることができます。これからも、聖書の預言を調べて、預言がどのように成就していくかに注意を払いましょう。(ペテロ第二1:19)さらに、預言に調和して、賢く生活して、神からの救いを得られるようにしましょう。
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預言と預言者
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ゼカリヤ8章・エホバの崇拝が再興され世界的な発展を遂げる「わたしはシオンに帰り、エルサレムの中に住む。エルサレムはまさしく真実の都市と呼ばれ、万軍のエホバの山は聖なる山と呼ばれるであろう。・・・『わたしはこれらの日に再びエルサレムに対し、またユダの家に対して良い事柄を思い定めるのである。恐れてはいけない。』・・・こうして多くの民また強大な国民がまさにやって来て、エルサレムで万軍のエホバを求め、エホバの顔をなごめようとするであろう。」(ゼカリヤ8:3,15,22)
昔、エホバは、ご自分の民の不忠実さのために、ご自分への崇拝をいったん途絶させ、その後悔い改めた民のために再興されたことがありました。このことは、この終わりの時にも再び起こることが予告されています。預言は、神の民が偶像崇拝に陥ること、しかし、悔い改めた神の民はエホバへの崇拝を再び始めて、その崇拝の規模は、以前のものより大きな国際的な規模になることが預言されています。
聖書はエホバへの崇拝が途絶し山間部でエホバへの崇拝が復興することを預言している 昔、生来のユダヤ人が、偶像崇拝を含めエホバの律法に対するはなはだしい違反に陥ったために、エホバ神はバビロン人を攻め来たらせて、エルサレムの神殿を破壊させました。(エレミヤ1:15,16;32:28,29。列王第二25:1−4,8,9)そのため、エホバへの崇拝は一時的に行なわれませんでした。しかし、エホバはご自分への崇拝を再び始めさせるために、メディア・ペルシャによってバビロンを倒壊させ、ユダヤ人をバビロンから解放されました。(エズラ1:2,3。イザヤ;21:2,9;44:28;45:1)
預言者ハガイとゼカリヤは、ユダの地で預言し、ユダヤ人がエホバの神殿を建てるように励ましました。(エズラ 5:1,2; 6:14,15)その結果、エホバの神殿は再び建てられ、エホバへの崇拝が再び行なわれるようになりました。
冒頭の聖句にもあるように、エホバは、悔い改めたユダヤ人のために再び良い事柄を思い定め、多くの諸国民がエルサレムでエホバを崇拝するようになることを預言させました。このことは、昔、小規模に成就しました。イエスが地上に人間として生まれた時、エルサレムには、エホバの神殿があり、多くの諸国民がそこに集ってエホバへの崇拝を行なっていました。(ヨハネ2:13,14。使徒2:9−11)
しかし、ユダヤ人は、メシアを退け、殺害し、イエスの弟子たちを迫害したので、エホバは地上のモーセの律法を中心としたユダヤ教の体制を終わらせました。(マタイ23:37,38)そして、エホバはクリスチャン会衆をご自分の民として選ばれました。
クリスチャン会衆は、この終わりの時に世界的な拡大を見てきました。しかし、聖書の預言は、そのクリスチャン会衆が小さな角である北の王のもたらす迫害のゆえに、「違反」に陥り「真理」が投げ捨てられ、エホバへの定期的な奉仕が行なわれなくなることを預言しています。(ダニエル8:9,11,12)エゼキエルの幻の神殿の預言によると、その違反とは、主に神の民の比ゆ的な淫行、すなわち偶像崇拝です。その偶像崇拝はとりわけ、政治的な実体に対する偶像崇拝です。(エゼキエル23::11,14;43:8,9。啓示13:3,4,7,12)
また、神の民は、荒廃をもたらす嫌悪すべきもの、すなわち北の王によって建てられる新しい国連のもたらす圧力に屈してしまうことが示されています。(マタイ24:15。ダニエル11:31)北の王は、新しい国連を用いて、世界的に宗教を統制し、エホバの崇拝や奉仕も禁止することでしょう。従来の聖書の預言の解釈に従っている神の民は、その圧力に抗することができないでしょう。神の民の世界的な伝道は、次第に衰退してしまうことが預言されています。
しかし、そうした事態の進展を見た神の民は、イエスの助言に従って、崇拝の拠点を山に移すことでしょう。(マタイ24:15,16)そこで、エホバへの崇拝が再び行なわれることになるでしょう。ダニエル書も神の民が拠点を山に移すことを余儀なくされることを預言しています。(ダニエル11:41,45)そして、エゼキエルの幻の神殿の預言もエホバの崇拝が新しく始められることを預言しています。(エゼキエル43:26,27;45:18-20)
啓示の書の預言は、大患難が始まる前に、神の民の数が誰も数えつくすことのできない大群衆になることを預言しています。神の民は大患難を生き残ります。(啓示7:9,14)このように、聖書の預言は、この終わりの時に、神への崇拝の途絶と再興と世界的な発展があることを預言しています。
エホバの崇拝は再び、国際的で大規模なものになることがゼカリヤ書の中でも預言されています。「多くの民また強大な国民がまさにやって来て、エルサレムで万軍のエホバを求め」ること、また「諸国のあらゆる言語から来た十人の者が、ユダヤ人である一人の者のすそをとらえ」、「わたしたちはあなた方と共に行きます。神があなた方と共におられることを聞いたからです。」ということが預言されています。(ゼカリヤ8:22,23)
私たちは、何よりも、聖書の研究を続ける必要があります。この終わりの時に、聖書が預言しているのは、何なのかを正確に見極め、その解釈が聖書によって裏付けられているかどうかを検討し続ける必要があります。これからも、是非、私のブログを助けにして、聖書の預言の研究を続けられるようにお勧めしたいと思います。
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アモス7章・預言者のとりなしで滅びが延期される「わたしは言った。『主権者なる主エホバよ、どうかとどめてください。ヤコブのだれが立ち上がれるでしょうか。彼は小さな者なのです。』エホバはこれに関して悔やまれた。『それもまた起きない』と、主権者なる主エホバは言われた。」(アモス7:2,3)
アモスは、北のイスラエルで、「イスラエルは、必ず自分の土地を追われて流刑にされる」と預言していました。(アモス7:11)アモスは、ユダのテコアの出身でしたが、エホバはアモスを北のイスラエルに遣わし、北のイスラエルが災いを被るという預言をさせました。(アモス1:1)エホバはたびたびアモスのとりなしによって、ご自分が宣告した災いの預言を撤回されたようです。
預言者アモスはイスラエルのためにとりなしをしたが出て行くようにと脅された アモス7章によると、エホバは、いなごの大群が地の草木を食い尽くすという幻をアモスに見させたようです。(アモス7:1)アモスは、それがある程度実際に起きた後に、エホバにイスラエルのためにとりなしをしました。アモスは、イスラエル人が小さな民族であり、その災いに耐えられないと言ってイスラエルが滅ぼしつくされないようにエホバの憐れみを懇願しました。(アモス7:2)エホバは、アモスのとりなしを聞かれ、その災いを撤回され、その災いによってイスラエルが滅びることのないようにされたようです。(アモス7:3)
また、エホバは火によって、イスラエルが荒廃するという幻をアモスに見せられました。これは火事によって、あるいは火のような戦争によってイスラエルを荒廃させるという預言だったのでしょう。(アモス7:4)この度も、アモスはイスラエル人のために、その災いをとどめてくださるようにとエホバに懇願しました。エホバ神は、アモスのとりなしに耳を傾けられました。「それもまた起きない」とアモスに確証されました。(アモス7:5)
しかし、最終的にイスラエルの荒廃は、西暦前740年にアッシリアによってもたらされ、アモスの預言は確かに成就しました。(アモス7:11,17)それでもアモスがエホバにとりなしをしたので、北のイスラエルの滅びの時は、遅くなりました。
ですから、預言者がある国家について災いを予告する場合、多くの人はそれを聞いてその預言者を不快に思いますが、実際は預言者は、エホバにとりなしをしたり、その民族が悪いことを悔改めるように働きかけたりして、その災いが遅くなるようにしています。
また、啓示の書も天的希望を持つ者たちが大患難が生じないように努力していると述べられているようです。啓示7章1節では、「四人のみ使い」が「地の四方の風をしっかり押さえて」吹かないようにしていました。ここで、み使いと訳されているギリシャ語アンゲロスは、人間の使者を意味することがあります。(ヤコブ2:25)ですから、ここで四人のみ使いと訳されている言葉は、実際には、神の怒りが現されて大患難が到来することのないように尽力している天的希望を持つ者たちを表していると思います。(マタイ24:22)
アモスは、昔北のイスラエルに災いが臨まないようにエホバにとりなしをしました。その結果、北のイスラエルの滅びの時は遅くなりました。ですから、この終わりの時も、天的希望を持つクリスチャンは人々がエホバと良い関係を持つように助けて、大患難の時ができるだけ遅くなり、またその災いが最小限になるように尽力しています。
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エゼキエル47章・エゼキエルの神殿から流れる川
聖書の中では、「水のあるところに」来て、エホバの言われることを「一心に聴(く)」よう勧められています。それで、エホバの教えが比ゆ的に水に例えられています。(イザヤ55:1-3)
ルカ9章・神との感情的な一体感は神がともにおられる証拠ですか
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エゼキエル13章・エホバに敵対する偽りの預言「『あなた方が不真実を語り、偽りを幻で見たので、それゆえに、いまわたしはあなた方に敵対する』と、主権者なる主エホバはお告げになる。・・・『エルサレムに向かって預言し、平安がないのに、彼女のために平安の幻を見ているイスラエルの預言者たちは』と、主権者なる主エホバはお告げになる。」(エゼキエル13:8,16)
エゼキエル13章では、エルサレムに関して、平安な将来があるという偽りの将来を預言したイスラエル人の預言者たちがいたことが述べられています。しかし、エホバの言葉に調和しない偽りを預言する者たちに対して、エホバは「敵対する」と言われました。
エホバは、イスラエル人が神の律法にはなはだしく違反したゆえに、エルサレムがバビロンによる滅びをこうむることを予告されていました。預言者イザヤ、エレミヤその他の神の預言者たちによってエホバの真の目的が預言されました。
イザヤは、エホバが「ヤコブの家を捨て去られ」、イスラエルに「エホバの日」が臨むこと、バビロンが、ユダの王たちが蓄えたものを運んでゆくことなどを予告しました。(イザヤ2:6,12;39:6,7)エレミヤは、エホバが「バビロンの王ネブカドレザル」を来させ,ユダとエルサレムを攻めさせることを予告しました。(エレミヤ25:9)預言者ミカもエルサレムが「ただの廃墟の山となることを預言しました。(エレミヤ26:18)
しかし、エルサレムに災いが臨むことがないという偽りの預言をする者たちもいました。エレミヤは、そうした偽りを預言する預言者がいることをエホバに訴え、「預言者たちは,『あなた方は剣を見ない。あなた方に飢きんは起こらない。かえって,わたしは真の平安をこの場であなた方に与えるであろう』と彼らに言っているのです」。と述べました。(エレミヤ14:13;29:8,9) エルサレムに関して偽りを語る預言者は、エルサレムにも、流刑者が連れて行かれたバビロンにもいたようです。
エレミヤによると、偽預言者の中には、「あなた方はバビロンの王に仕えることにはならない」と言っている預言者たちや、「エホバの家の器具は今すぐにもバビロンから持ち帰られる!」と預言している預言者たちもいました。(エレミヤ27:14,16)
バビロンの中でも、エホバが「命じなかった言葉をわたし(エホバ)の名によって偽って語りつづける」預言者たちがいました。その中に、コラヤの子アハブと、マアセヤの子ゼデキヤ、またネヘラムのシェマヤがいました。(エレミヤ29:21,23,31,32)偽りを語る預言者たちは、エホバの真の預言者たちに敵対し、エホバの言葉とは一致しない預言をしていました。エルサレムに関して平安を預言していました。それら偽りを預言する者たちは、バビロンの王によって命を奪われたり、エホバの預言の良い成就にあずかれないという結果になりました。
エホバはそうした偽りを語る預言者に「敵対する」と言われています。偽りを語る預言者たちに関するエホバの言葉から分かることは、エホバの真の預言と一致しない預言を語ることは、重大なことであるということです。それによって、エホバに対して「反逆」しているとみなされかねません。(エレミヤ29:32)
ですから、現代でも聖書の預言に関する異なった解釈がありますが、それがエホバの意図したところと異なっているならば、それはエホバの目にとって重大なことであるということが分かります。聖書の預言の解釈は、善意からなされているかもしれませんが、エホバが意図したことと違っているならば、エホバはその預言の解釈者と敵対される可能性があります。
今日、啓示の書に登場する大娼婦大いなるバビロンに関して、異なった解釈があります。エホバの証人は、大いなるバビロンは、偽りの宗教組織を意味していると解釈しています。そして、国連が偽りの宗教組織を攻撃することになるということを予告しており、その実現を待っています。私を含めた一部の人々は、大いなるバビロンは、アメリカ合衆国を表していると解釈しています。そして、私は、国連を中心とした諸国家が将来アメリカに対して総攻撃を加えるようになると解釈しています。
エホバの証人の解釈からすると、アメリカは将来安泰であることになります。かえってエホバの証人が大いなるバビロンの一部とみなすイスラム教などの宗教グループを攻撃するアメリカは、聖書の預言と一致した行動をしていることになります。しかし、アメリカの将来に関して平安を預言することは、アメリカの行動を是認し、支持することになるのではないでしょうか。
確かに、過去においても現在においても、さまざまな宗教グループも流血行為を行なっています。しかし、現代に全地で最もはなはだしく流血行為を行なっているのはアメリカではないでしょうか。その中の例としては、朝鮮戦争やベトナム戦争があります。また近年の湾岸戦争やイラク戦争など、アメリカによる流血は続いています。911の犠牲者は確かに、多かったとはいえ、アメリカが全地で流してきた犠牲者の血と比べるならば、わずかなものと言えるのではないでしょうか。
しかし、エホバは過去においても、実際に神の律法からなはだしく逸脱して、流血行為を行なった国家であるユダやバビロンに注目されたのではないでしょうか。ですから、終わりの時にも全地ではなはだしく流血を行なう国家に注目されるのではないでしょうか。
そのアメリカに関して将来に平安があることを預言するのは、エホバの預言の精神と調和しているでしょうか。エホバはそうした預言を「不真実な幻」「偽りの占い」とみなされるのではないでしょうか。(エゼキエル13:6,7)
聖書の預言の解釈をする者たちは、善意でそれを行なっています。誰も、エホバの言葉と調和しない預言の解釈をしたいとは考えていません。聖書の神エホバに受け入れられたいと願っているはずですし、エホバを正しく崇拝したいと願っているはずです。しかし、それでも、エホバの預言の言葉に調和しない解釈をすることは多くの神の民を救いをもたらさない偽りに頼らせることになります。それゆえに、エホバに対して敵対する結果になります。
わたしを含めて、エホバの証人の統治体の兄弟たちや、その他の聖書の預言の解釈者たちは、エホバの言葉に真に調和した預言の解釈を行なうように努力を払うべきです。そのために、できるだけ預言の解釈に自分の推測を入れるのではなく、聖書を聖書によって解釈するようにすべきです。そして、毎日自分の聖書の預言の解釈を吟味すべきです。それは、自分と自分の預言の解釈を聞く大勢の人々の将来に影響します。
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