大いなるバビロン

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エレミヤ27章・南の王に服することによって滅びを免れる

「バビロンの王ネブカドネザルに仕えようとしない国民や王国,また,バビロンの王のくびきに自分の首をあてようとしないもの,わたしはその国民に剣と飢きんと疫病とをもって注意を向けることになる』と,エホバはお告げになる,『そしてついには,彼の手によってわたしはこれを滅ぼし尽くすであろう』。」(エレミヤ278)

  
  先回「マタイ24章・未曽有の大患難はどこが関係するか」の中で、もし、諸国家が南の王アメリカ合衆国に総攻撃をすることになるなら、未曾有の大患難になり得ることを説明しました。今回は、諸国家は、自らを守るために、今どのように賢明に行動できるのかを説明したいと思います。


 エホバは昔、すべての地を,バビロンの王,わたしの僕,ネブカドネザルの手に与えた」と述べ、周囲の諸国民の王たちに、バビロン自身の「時が来るまで」、バビロンに服するように勧めました。(エレミヤ278)


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エホバはバビロンのネブカドネザルの時にバビロンに服するよう求めた


エホバは古代バビロンをメディア・ペルシャによって倒壊させることを意図しておられ、そのことを予告されました。(イザヤ13:17−19。歴代第二36:20)しかし、その時が来るまでは、エホバはバビロンに服さない国家が、「飢きんと疫病」を経験すること、最後にはその国家をバビロンの「手によって」「滅ぼし尽くす」ということを警告されました。(エレミヤ27:6-9)

そして、西暦前539年メディア・ペルシャによってバビロンは倒れました。それは、バビロンの犯した流血の罪に対するエホバ神の「復しゅう」でした。(エレミヤ50:14,15;51:6-8,11)しかし、その時が来るまでは、どんな国家もバビロンを倒壊させることは不可能でした。それで、当時、諸国家がバビロンに服するのは、エホバのご意志であり、賢明なことでした。

エホバ神は時が来たら、緋色の野獣が大いなるバビロンを滅ぼすことを予告しておられますが、その時までは、南の王である大いなるバビロンの支配の時と言えます。(啓示17:16)聖書は主の日に大いなるバビロンが地の王たちの上に支配権を行使していることを述べています。大いなるバビロンは、「地の王たちの上に王国を持つ大いなる都市」と述べられています。(啓示17:18)

国によっては、南の王によって、国民の命を残虐な仕方で大勢奪われたことを恨みに思って復しゅうをしたいと考える国家があるかもしれません。しかし、聖書はエホバ神が定められた大いなるバビロンに対する復しゅうの時が来なければ決して成功することはありません。(啓示18:21,24;19:2)

時が来ないのに大いなるバビロンの支配に反逆する国家は大いなるバビロンに滅ぼされる危険があるでしょう。実際、今までも、多くの政権が南の王に反逆して、滅ぼされてしまっています。それで、時が来るまで、神への崇拝と神の律法に反さない限り、南の王に諸国家が服するのは、世界平和に貢献し、賢明なことです。(ルカ14:28)


また、聖書は、今までに死んだ数え切れない死者が、将来地上が神の王国の支配下に置かれる時、イエス・キリストによって復活してくることを示しています。イエスは、「このことを驚き怪しんではなりません。記念の墓の中にいる者がみな,彼の声を聞いて出て来る時が来ようとしているのです。」と予告されました。(マタイ5:28) エホバ神による死者の復活は、エホバの時を待つ助けになるのではないでしょうか。


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Graveyard.  byTimothyJ
戦争で死んだ大勢の人は地上の楽園で復活してくる




ホバにとって命は貴重なものなので、エホバは、基本的に殺人をする人の命を、殺された人の命の代償として求められます。(創世記9:5,6。出エジプト20:13。ヨハネ第一3:15)殺人の罪が許されるのは、キリストの贖いに基づいて、個人的に許されるだけです。(コロサイ1:14)

確かに、悔改めを示すことによって、国家の存続が延ばされるということはあります。(ヨナ3:10)しかし、神によって復活してくるからといって、大いなるバビロンの流血は、許されるものではありません。(啓示19:2)しかし、時が来ないのに、アメリカに対する復しゅうをしようとするならば、罪のない市民の命を奪ってしまい、自分も神の前に流血の罪を犯してしまうでしょう。

また、多くの国家は、軍備のためにお金を費やす余裕はありません。聖書は、「自分の土地を耕している人はパンに満ちたり(る)」と述べています。(箴言2819)ですから、軍備の増強などの「無価値なもの」を追い求めるのではなく、資金面で農業に力を入れるなら、食糧問題を解決できます。

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             North Korea ― Pyongyang by (stephan)
軍備の増強を追い求めるのではなく農業に力を入れることにより人々を守れる

ですから、どの点から考えてみても、アメリカに反抗して、戦争をしようとするのではなく、和平を講じて平和な生活を送るのが賢明なことだと言えます。

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ナホム3章・エホバは流血のゆえにニネベに敵対される

「この流血の都市は災いだ。彼女はただ欺きと強奪で満ちている。・・・『見よ。わたしはあなたを攻める』と、万軍のエホバはお告げになる。」(ナホム3:1, 5)

エホバは、昔その流血のゆえにニネベを攻めることを予告されました。(ナホム3:5)ニネベとは、アッシリアという残虐な国家の首都でした。ですから、エホバが国家の流血や強奪という行動を見逃されないということが分かります。このことは、もし大いなるバビロンがその流血の行為を続けるならば、エホバが敵対されることを確証しています。


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Vietnam War by expertinfantry
ベトナム戦争の犠牲者は合わせて766万人以上に上りました


預言者ナホムは、「ニネベに対する預言的な宣告」を書き記しました。(ナホム1:1)ナホムの預言は成就し、予告されたニネベの滅びは西暦前632年に臨みました。

アッシリアは大変宗教的な国家でした。アッシリア人は三つ組みの神アシュルや他の多くの神々を崇拝していました。アッシリアの王はアシュルの大祭司を務めました。聖書も、ニネベについて「あなたの神々の家からわたしは彫刻像や鋳物の像をたち滅ぼす」と述べ、アッシリアが多くの偶像の神々を崇拝していたことを述べています。(ナホム1:14)

ナホムは、アッシリアをライオンに例え、彼らは「自分の穴を獲物で、その隠れ場を、かき裂いた動物で常に満たしていた」と述べました。そのようにして、ナホムはアッシリア人が戦争によって他の民族から大量に強奪していたことを述べています。(ナホム2:12;3:1)

アッシリアでは、宗教と戦争が結びついていました。W・B・ライトの著書、「古代都市」はアッシリアについてこう述べています。「戦いは国家の事業であり、祭司たちは絶えず戦争を扇動した。彼らの生活は主として征服を行なって得た分捕り物で支えられており、分捕り物は他の人々に分けられる前に、決まって一定の割合で祭司たちに分配された。」

また、アッシリア人は大量の血を流しました。ナホムは、「打ち殺された多数の者、大量の死がい、死体は果てしなく続く。」と述べて、アッシリアの犠牲者の数が多かったことを述べました。(ナホム3:3)アッシリアの王セナケリブは周囲の多くの諸国家への攻撃に成功したと豪語しました。(列王第二18:33,34)それで、エホバは「流血の都市」ニネベに対して「燃えるみ怒り」を「注ぎ出され」、ニネベを滅ぼされました。(ナホム1:6;3:1)

エホバが大いなるバビロンに敵対されるのも、諸国民の血を流しているためでもあります。大いなるバビロンが非とされる理由について、聖書は「彼女の中には、・・・地上でほふられたすべての者の血が見いだされた」と述べています。(啓示18:24)

例えば、アメリカは、朝鮮戦争では、国連軍の主戦力として戦いました。その時、南北朝鮮の兵士、民間人合わせた犠牲者は520万人、中国軍は約90万人の犠牲者を出しました。ベトナム戦争では、戦争の死傷者は民間人440万人以上、北ベトナム軍と解放戦線では230万人以上、南ベトナム政府軍では60万人以上と記録されています。ですから、大いなるバビロンはすでに大量の血を流すという罪を犯しています。


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Korean War by San Diego Air & Space Museum Archives

         朝鮮戦争死傷者は民間人440万人以上と記録されています


アメリカは、自国は神の側にいるというアメリカ至上主義を抱いており、自国に反対する国を神の敵の側にあるとみなします。ですから、アメリカの行うことは神のみ名に大いに影響します。ですから、エホバ神も大いなるバビロンの流血に対して「憤りを抱いておられる」ことでしょう。(ナホム12)

しかしながら、エホバ神は、ニネベがその悪を悔い改めた時に、その裁きを容赦されたことがありました。その結果、ニネベの滅びの時は、延ばされました。(ヨナ3810)-それで、エホバの怒りが注ぎ出されないように、大いなるバビロンがその流血の行為を慎むように勧めたいと思います。
 
(参考文献)
朝鮮戦争―原因・過程・休戦・影響 キム・ハクジュン 2006年 論創社
未来の平和のため過去を見直す―戦争が世界に残したもの― 長澤順治著    2006年 ()講談社出版サービスセンター
スパッとわかる現代史 米田均 村山良忠監修 2000年 ナツメ社
 
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マタイ24章・どこを攻撃すると未曽有の大患難となるか

 
その時,世の初めから今に至るまで起きたことがなく,いいえ,二度と起きないような大患難があるからです。実際,その日が短くされないとすれば,肉なる者はだれも救われないでしょう。しかし,選ばれた者たちのゆえに,その日は短くされるのです。」(マタイ24:21,22)
 
イエスは、未曽有の大患難、世の初めから今まで起きたことがないほどの大患難を予告されました。エホバの証人は、大患難の時、国連が諸宗教の組織を攻撃することになると解釈しています。そして、それが今の事物の体制の終わりにつながると解釈しています。私は、大患難の時に、国連と諸政府は、アメリカを攻撃することになると解釈しています。では、国連が、諸宗教の組織、あるいは、アメリカ、そのどちらを攻撃するなら未曽有の大患難が起きるでしょうか。
 
その大患難は、イエスの言葉によると、「肉なる者はだれも救われない」危険があります。(マタイ24:22)ですから、その大患難は、もし長引くならば、生きている人すべての命が危険にさらされる苦難の時です。ですから、大患難は、この事物の体制を終わらせるイエスによる裁きの時ではないでしょう。この事物の体制に裁きが執行される時は、その裁きは選択的なものである筈です。裁きの期間が短くても、長くても神の民は、保護されるはずですし、神の民が滅びる危険はないはずです。(テサロニケ第二1:6,7)ですから、イエスが予告された大患難は、神の民と一般人類の命が等しく危険にさらされる、国際的な戦争の時だと思います。
 
エホバの証人の解釈しているように、仮に国連と諸政府によって諸宗教の組織が攻撃されることになったら、それは果たして未曾有の大患難になるでしょうか。確かに一部の過激な宗教団体は、武装しています。しかし、そのような宗教グループは、宗教組織全体ではありません。キリスト教、イスラム教、仏教にしても、多くの宗教は殺人を非としており、大半の宗教グループは、武装していません。仮に国連と諸政府が諸宗教の組織を攻撃することがあったとしても、それは未曾有の大患難とはならないのではないでしょうか。
 
一方、国連と諸政府が、アメリカを攻撃するとしたら、それは世界を二分する国際戦争となり、歴史上今まで起きたことがないような苦難の時になります。なぜなら、アメリカの軍事力は、世界全体の軍事力の半分近くあるからです。
 
ストックホルム国際平和研究所サイトが、2009年時点における上位15カ国の軍事費と世界の総軍事費に占める割合を抜粋した資料があります。The 15 countries with the highest military expenditure in 2009それによると、アメリカの軍事費の世界の総軍事費に占める割合は、43.2%です。一方、軍事費の2位から15位までの軍事費の合計が、総軍事費に占める割合は、38.7%です。
ですから、もし、アメリカと、アメリカ以外の諸政府の間で戦争が起こるならば、確かに、世界を二分する未曽有の大患難になるでしょう。ですから、大患難は、国連が諸宗教の組織を攻撃する時ではなく、アメリカに総攻撃をしかける時に起きると言えます。
 
 
 
 
 
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A close-in weapons system is tested aboard USS Curtis Wilbur
by Official U.S. Navy Imagery
アメリカの軍事費は世界の43%以上
 
 
確かに、人類の中で無宗教の人は、増えていますし、ある政府は反宗教的になっています。それでも依然として、人類の中で、宗教を持つ人の方が多数派です。しかし、国連は、宗教を持つ持たないに関わらず、貧困に苦しむ発展途上国の人を含めてできるだけ多くの人を助ける活動に携わっています。ですから、国連が宗教を統制するようになることはあったとしても、宗教を持つ人全体を滅ぼすことを企てることは考えにくいです。
 
しかし、国連と諸政府がアメリカを攻撃するということは、将来的に起こりうることです。なぜなら、現在でも、世界的に反米感情は大変強いものがあります。アメリカが、全地で他の諸国家との戦争を行い続けるならば、将来反米感情が世界的に、高まっていくことは考えられることです。
 
こうして考えてみても、大患難の時、緋色の野獣が攻撃する大娼婦大いなるバビロンは、諸宗教の組織ではなく、アメリカであることが分かるでしょう。
 
もし、そうであれば、大いなるバビロンに住んでいる人は、大患難が始まる前に、大いなるバビロンから、避難しなければならないと言えます。(啓示184)また、イエスは、大患難を生き残るために、山に逃れるようにと助言されました。(マタイ241516)ですから、今から少しずつ山での生活に準備をしていく方が賢明でしょう。
 
でも、何よりも聖書と聖書の神エホバに対する信仰を培い、聖書に基づく真の聖書の預言の解釈を見分けて、それに基づいて行動できるように、聖書についての知識を取り入れ、聖書に精通していくことが必要でしょう。(テモテ第一24)
 
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エゼキエル37章・比ゆ的に生き返りイスラエルの土地に住む

 
「『わたしの民よ、いまわたしはあなた方の埋葬所を開き、あなた方をその埋葬所から連れ出し、イスラエルの土地に導き入れる。・・・また、わたしはあなた方のうちにわたしの霊を置くので、あなた方は必ず生き返り、わたしはあなた方をあなた方の土地の上に住まわせる、あなた方はわたしが、エホバが語り、それを行なったことを知らなければならなくなる』と、エホバはお告げになる。」(エゼキエル37:12,14)
 
エゼキエル37章には、バビロンに捕らわれになっていたイスラエル人が比ゆ的に生き返り、再びイスラエルの土地に住むようになるという預言がありました。その預言は、過去にどのように成就し、また現代にどのように成就するでしょうか。
 
この預言は、過去にバビロンの捕らわれから開放され、故国に戻ったイスラエル人に成就しました。しかし、その預言は、今日にも成就します。なぜなら、その預言によると、「わたしはその地で、イスラエルの山々で、彼らを実際に一つの国民とし、彼らはみな一人の王を王として持つことになる。」と預言されていたからです。(エゼキエル37:22)
 
イスラエル人がバビロンから故国に帰って後、イスラエルの土地でダビデの王統の王が支配することはありませんでした。ですから、この預言は、古代のイスラエルに成就しただけでなく、イエスが天で王権を与えられ、神の民にとって一人の王となる終わりの時にも成就するでしょう。では、古代においてこの預言はどのように成就したのでしょうか。
 
西暦前607年にエルサレムはバビロンによって倒され、多くのイスラエル人は、バビロンに流刑にされ、バビロンでの捕らわれの身となりました。彼らは、バビロンで「わたしたちの骨は乾いてしまい、わたしたちの望みは滅びうせた。」と言っていました。(エゼキエル37:11)なぜなら、バビロンは、捕らわれた人々を堅く捕らえ、故国に帰さなかったからです。(イザヤ14:17)ですから、イスラエル人は、異教のバビロンの地にあって、故国に戻ったり、自由にエホバの崇拝を行なう希望はありませんでした。イスラエル人は比ゆ的に言って、埋葬所の中にいて、乾いた骨のように霊的に死んでいました。
 
しかし、エホバはエゼキエルを用いて、バビロンに捕らわれていたイスラエル人に、故国に戻って再びそこに住み、エホバの崇拝を復興するという希望があることを知らせました。(エゼキエル36:10,11,35)その預言によってイスラエル人は、霊的に生き返るような影響を受けたでしょう。(エゼキエル37::5)
 
そして、エゼキエルが預言した通り、西暦前537年には、エホバはメディア・ペルシャを動かして、バビロンに捕らわれていたイスラエル人に対して、故国に戻りエホバの神殿を再建するようにという命令を出しました。(エゼキエル37:12,13)バビロンに住んでいたイスラエル人は、その命令に答え応じ、故国に戻ってエホバの崇拝を回復しました。それは、比ゆ的に言って、骨の上に肉と皮膚をかぶせて人体となり、命を持つようになり、大いなる軍勢が自分の足で立ち上がったような状況だったでしょう。(エゼキエル37:10)
 
では、この預言は、現代にどのように成就するでしょうか。それは、対型的なダビデであるイエスが王として支配する時にも成就するでしょう。(エゼキエル37:24,25)西暦1914年に、エホバの証人がアメリカ政府による迫害から立ち上がり、エホバへの崇拝を復興したことは、そのひとつの成就でしょう。
 
またこれから将来、もうひとつのエゼキエル37章の成就もあるでしょう。大いなるバビロンに住む神の民が、大いなるバビロンの実体を見極め、大いなるバビロンから出て、山に拠点を移すことは、神の民が霊的に生き返る経験となることでしょう。(啓示18:4。ダニエル11:41,45)大いなるバビロンに住む大勢の神の民は、預言の真の解釈を見極め、大いなるバビロンから出て、外国の山間部でコミュニティを作り、エホバの崇拝を続行することでしょう。(マタイ24:15,16)それは、彼らが霊的に生き返り、自分の足で立つことを意味しているでしょう。
 
「彼らはもはや、その糞像や嫌悪すべきものによって、そのあらゆる違反によって身を汚すことはない。」でしょう。(エゼキエル37:23)彼らは、再び国家の崇拝という偶像崇拝によって霊的に汚されることなく、専心エホバの崇拝を行なうことになるでしょう。
 
昔、イスラエルの山々に戻ったイスラエル人が大いなる軍勢であったように、大いなるバビロンから出なさいという預言的命令に答え応じる神の民の数は「大いなる軍勢」と言える程、多くなるのでしょう。(エゼキエル37:10。啓示7:9,14)
 
しかし、そのような行動ができるまで、この聖書の預言に確信を持つためには、綿密な聖書の預言の研究が求められます。聖書全体の知識と理解が必要です。私は、聖書全体の中での聖書の預言に対する理解を深めるために、毎日鋭意研究を続けています。そして、その結果をこのブログで公開しています。大いなるバビロンに住む聖書に信仰を持つ人々は、是非、引き続き、このブログを読み続けて、何が正しい預言なのか確認し続けられるよう、お勧めしたいと思います。
 
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エゼキエル23章・比ゆ的な売春−偶像崇拝と諸国民との同盟

「あなたが売春婦のようになって諸国民について行くからである。あなたが彼らの糞像で身を汚したからである。」(エゼキエル23:30)
 
エゼキエル23章では、国家が売春をすると述べられています。そこでは、北のイスラエル十部族王国と、南のユダ二部族王国がオホラとオホリバという二人の姉妹に例えられています。オホラは、「サマリヤ」つまり、北のイスラエル、オホリバは「エルサレム」、つまり南のユダを表しています。(エゼキエル23:4)ふたりは夫に背き売春をしています。彼女たちの売春は何を表していたでしょうか。この理解は啓示の書に登場する大娼婦の淫行についての理解を深めます。
 
年上のオホラは、エホバに「従属する身でありながら、売春を行なうようになり」ます。(エゼキエル23:5)イスラエル人は、西暦1513年に、シナイの荒野で、神からモーセの律法を与えられ、「エホバの話されたすべてのことをわたしたちは喜んで行います」という約束をしました。(出エジプト19:8)ですから、イスラエルは国家としてエホバに従う義務を負っていました。
 
では、オホラの売春とは何だったのでしょうか。オホラは「アッシリア人に欲情を燃やしつづけた。・・・彼女は自分が欲情を燃やした者たちすべてによって−彼らの糞像によって−身を汚した。」と述べられています。(エゼキエル23:5,8)また、オホラは、「エジプトから携えてきた売春を捨てなかった」と述べられています。(エゼキエル23:8)それで、オホラが、周囲の諸国民の神を偶像崇拝することは、エホバの目に売春でした。また、周囲の諸国民に頼ることも、売春でした。
 
エホバはイスラエル人に,「エジプトの糞像」を投げ捨てるようにと指示なさいましたが,彼らはエジプトの偶像を崇拝し続けました。(エゼキエル 20:7,8; 23:3,4,8)また、北のイスラエルには、「異国の神の祭司たち」がいたことが述べられています。(ホセア10:5)彼らは、おそらく異国の神であるアッシリアの神も崇拝していたのでしょう。
 
実際に、イスラエルは周囲の諸国家に救いを頼りました。イスラエルの王メナヘムはアッシリア王プルに「王国を自分の手のうちに強めるため」銀を支払いました。(列王第一15:19)また、イスラエルの王ホシェアはアッシリアの王シャルマネセルの僕となり、貢を納めていましたが、エジプトの王ソに使者を遣わし、アッシリアの脅威から守ってもらおうとしました。(列王第二17:3,4)本来エホバに頼るべきだった北のイスラエルすなわちオホリバが、救いや保護のために周囲の諸国家に頼ったことも、エホバの目に売春でした。(ホセア5:13;7:10,11;8:9)
 
それで、エホバは北のイスラエル、オホラをアッシリアの手に渡し、み前から除かれました。(エゼキエル23:9。列王第二17:23)
 
では、オホリバ、南のユダ王国はどうだったでしょうか。彼女もアッシリアに対して欲情を燃やし、オホラ以上に売春を行なったと述べられています。(エゼキエル23:11,12)また、ユダは、カルデアに使者を遣わし頼ったと述べられています。(エゼキエル23:16,18)
 
ユダの王アハズは、シリアと北のイスラエルの脅威から逃れるために、アッシリアの王ティグラト・ピレセルに使者を遣わし、「私を救ってください」と言ってわいろを贈りました。(列王第二16:7,8。歴代第二28:16)アハズはまた、シリアの王たちの神々に助けてもらうために、ダマスカスの神々に犠牲をささげました。(歴代第二28:23)
 
また、ユダのヒゼキヤ王は、全領土にある貴重なものをバビロンの王の使者に見せました。(列王第二20:12,13)ヒゼキヤ王は、アッシリアの脅威にさらされていたので、おそらくバビロンに頼る気持ちがあったのでしょう。それで、ユダも異国の神を崇拝し、アッシリアやバビロンに頼り、エホバの目に売春を行ないました。
 
ユダの売春ゆえにエホバはユダつまりオホリバに嫌悪を抱いて遠ざかり、ユダにバビロンを攻め来たらせて裁きを行なわせました。(エゼキエル23:18,22-24)
 
ですから、昔北のイスラエルや南のユダが偶像崇拝したことや、異国に救いを頼ったことはエホバの目に比ゆ的な売春でした。そして、啓示の書に登場する大いなるバビロンも、「大娼婦」と呼ばれており、「地の王たち」と「淫行」を犯します。(啓示17:1,2)つまり、大いなるバビロンも、比ゆ的な売春を行なっています。売春婦として行動した古代のオホラとオホリバは国家だったのですから、売春婦として行動する大いなるバビロンも国家でしょう。
 
ですから、大いなるバビロンの行なう売春も、偶像崇拝であり、周囲の諸国家に救いを頼って同盟を結ぶことを意味するでしょう。アメリカ合衆国は、聖書の神に従うと自称しながら、神ではなく、自らを偶像崇拝しています。また、聖書の神に頼っていると主張しながら、周囲の諸国家と同盟を結んで頼っています。
 
その主なものは2010年に28カ国が加盟している北大西洋条約機構(NATO)です。他にアメリカは日本、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾と同盟を結んでいます。
 
昔の北のイスラエルと南のユダがエホバからの不興を買ったように、大いなるバビロンの比ゆ的な売春もエホバの不興を買うことになります。それで、大いなるバビロンと淫行を行なっていた地の王たちは、彼女を憎むようになり、徹底的な滅びをもたらすことが予告されています。(啓示17:16)
 
私たちは、大いなるバビロンの実体をはっきりと見極める必要があります。エゼキエル23章のふたつの国家についてのたとえ話は、大いなるバビロンの実体を見極める助けになります。大いなるバビロンの実体をしっかりと見極めるなら、私たちは将来の大きな災いから逃れるように備えることができます。(啓示18:4)
 
 
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