離婚その悲惨な結果(5)−結婚生活を守ってください先回、「離婚その悲惨な結果(1)−離婚を勧める風潮」「離婚その悲惨な結果(2)−道徳的経済的な影響」「離婚その悲惨な結果(3)−健康に対する悪影響」「離婚その悲惨な結果(3)−健康と子供に対する悪影響」をアップしました。今回は結婚生活を守ることをお勧めしたいと思います。
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あなたの結婚生活を守ってください
離婚1年後の人々を対象にしたある調査の結果、夫/父親の81%、妻/母親の97%が、離婚は間違いだったかもしれないとか、結婚生活がうまくゆくようにもっと努力すべきだったなどと答えています。“専門家”の間でも、かつて自分たちが信奉していた消極的な結婚観を必死になって遠ざけようとする人が増えています。ロサンゼルス・タイムズ紙は、「25年余りその結果を見てきたため、以前よりも結婚を継続させる方向で努力するようになった……相談員は少なくない」と報じました。
もちろん“専門家”にとって、態度を改めるのはいとも簡単なことです。要するに、「あっ,ごめんなさい」と言って別のことを言い始めればそれですむかもしれません。しかし、“専門家”たちのアドバイスに従った何千何万という人々は、取り返しがつかない事態になってしまいました。
離婚の犠牲者たちは、その苦い経験から大切な教訓を学ぶことができます。一例を挙げれば、詩編 146編3,5節に短くまとめられている教訓があります。「高貴な者にも、地の人の子にも信頼を置いてはならない。彼らに救いはない。・・・ヤコブの神を自分の助けとする者は幸いだ、彼の望みはその神エホバにある。」
神のみ言葉に調和しない助言を与える人がどんなに賢そうに見えても、その助言に従うならば、最終的には私たちを失望させることになります。友人も相談員も弁護士もマスメディア関係者も、不完全な人間にすぎません。では、結婚に関するアドバイスが必要な時、どうしてそういう人間だけに頼るのでしょうか。まず、結婚の創始者であられるエホバ神に頼るのが:賢明ではないでしょうか。
エホバ神の原則は、“専門家”の意見が変わっても変化しません。その原則の正しさは数千年間変わっていません。それは今でも効果があるのです。それで、結婚に関して問題を抱えたならば、まず聖書の助言に目を向けましょう。また、そのことについてエホバに祈ってみましょう。
アンドルーとアンは、離婚後しばらくしてそのことを悟るようになりました。離婚したのは大変な間違いだったことに気づいたのです。意外にも、二人にとってそれは手遅れではありませんでした。二人はよりを戻し、もう一度結婚しました。そして考えを変え始めました。
アンドルーはこう述懐します。「私は道徳観念が欠けていることに気づきました。助けが必要でした。何年かぶりで、そのことについて祈りました。正しいことをしたいと思いました。そのためには、今していることをやめて、この世で身につけた価値観をすべて捨てなければなりませんでした。もうそういうものを欲しいとも思いませんでした」。
アンもこう言います。「あんな忌まわしい過去があっても、今こうして一緒にいられるのは、私たちが二人共エホバのみ前に正しいことをしたいと強く願ったからです。それに、結婚生活がうまくゆくことを心から願ったからでもあります」。とは言っても、それ以来何事もなく順調にいったわけではありません。「私たちは今、自分たちの関係を常に見守っています。ちょうど番犬のようにです。そしてどちらか一方が危ういと思えば、話し合うようにしています」。
アンドルーとアンは今、かわいい子供を二人育てています。アンドルーのほうは、エホバの証人の会衆で奉仕の僕として仕えています。もちろん、万事が完全にうまくいっているわけではありません。この古い世で、二人の不完全な人間が結び付く時に、完全な結婚はあり得ないからです。聖書は、罪が世に入って以来、結婚は多かれ少なかれ「肉身に患難」を招くと警告しているのです。(コリント第一 7:28)
ですから、結婚は軽々しくするものではありません。結婚を考えている人はだれでも、十分時間をかけて相手のことを知るようにすべきです。そして、いったん結婚すれば、結婚生活を維持するための努力が必要です。なおざりにされた結婚は必ず、その輝きを失います。
離婚は軽々しく考えるべきものでないことは明らかです。聖書的根拠があり、離婚が必要に思えたりする場合であれば、確かに神は、離婚の後に続くかもしれないつらい時期を耐えるのに必要な助けを与えることがおできになります。
しかし、もしわたしたちがこの世の風潮に倣って、結婚という厳粛な制度を軽んじる見方を受け入れるならば、私たちは、離婚によって言わば大怪我をしてしまうでしょう。聖書は夫は妻に堅く付き、結婚した夫婦はもはや二つではなく、一体であると述べています。(マタイ19:5,6)このことは、聖書的根拠の無い離婚をする時、一体であるふたりを裂いてしまう結果になることを示しています。ですから、離婚はいわば体を裂く大手術をするような悪影響を及ぼし得るのです。離婚の悲惨な結果については、このシリーズでアップしてきました。
ですから、結婚生活を守ってください。うまくゆかないとすぐに投げ出そうとするのではなく、解決策に目を向けてください。結婚生活で起きる問題に対する実際的な答えを神の言葉に求めてください。解決策はそこにあります。そしてそれには効果があるのです。
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結婚生活と離婚
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離婚その悲惨な結果(4)−子供に対する悪影響先回、「離婚その悲惨な結果(1)−離婚を勧める風潮」「離婚その悲惨な結果(2)−道徳的経済的な影響」「離婚その悲惨な結果(3)−健康に対する悪影響」をアップしました。今回は子供に対する悪影響について取り上げたいと思います。
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子供に対する心理的な悪影響
かつて、離婚は子供に何の影響も与えないと考えられていました。しかし、離婚が子供に悪影響を及ぼすことについて、多くの国で大規模な追跡調査が行われ、悪影響が実際に存在することが確認されました。
アメリカの心理学者ジュディス・ウォーラースタインは、親が離婚した子供を長期に追跡調査して、子供達は大きな精神的な打撃を受けていることを見出しました。子供達は、両方の親から見捨てられる不安を持ち、学業成績が悪く、成人してからの社会的地位も低く、自分の結婚も失敗に終わりやすいなどの影響がありました。
また、親が離婚した子供は、精神的トラブルを抱えることを示す他の研究もあります。バージニア大学のヘザーリントン教授は、研究を行って次のように述べました。「両親がそろっている子どものうち、精神的に問題が無い子どもは90%であり、治療を要するような精神的なトラブルを抱えている子どもは10%であるのに対して、両親が離婚した子どもでは、それぞれ75%と25%である。」(1993年)
またペンシルベニア州立大学ポール・アマト教授によれば、安定的な結婚を1980年の水準まで上昇させれば、停学になる子供を50万人、非行・暴力行為に走る子供を20万人、喫煙する子供を25万人、心理療法を受ける子供を25万人、自殺志向の子供を8万人、自殺未遂の子供を2万5千人、それぞれ減らせるとしています。
そのほか昨今の日本の研究では、離婚によって親との接触時間が極端に少なくなる、環境の変化によるストレスや集中力低下のため成績が下がる、情緒不安定を引き起こす、さらに、ひきこもりや不登校、深刻な抑うつ状態などの非社会的な不適応行為、金品持ち出し、無断外泊、不純異性交遊などの反社会的な不適応行為などに陥るケースも指摘されているようです。
子供の将来に対する長期的な悪影響とその原因他の研究は、親が離婚した子供が未婚の母になったり、犯罪者になる確率が高いことを示しています。米国価値研究所の調査結果によると、離婚と事実婚についての主な代償として(1)離婚や未婚、再婚した家族で育った娘が未婚の母になる率は3倍に達します。また、(2)親が離婚した子供は両親がそろった家庭に育った子供と比べて社会人になったとき、失業率や経済的な困窮が増加しています。また、(3)母子または父子家庭で育った子供は、結婚している実の両親の家庭に育った子供に比べて2倍の確率で30代初めまでに実刑を受けています。
ケンブリッジ大のラム教授は、離婚が子どもの成育にマイナスの影響を及ぼす要因として、次の5つを挙げています。(1)非同居親と子どもとの親子関係が薄れること、(2)子どもの経済状況が悪化すること、(3)母親の労働時間が増えること、(4)両親の間で争いが続くこと、(5)単独の養育にストレスがかかることです。
子どもの健全な発育には、父親の果たす役割も大きいのです。父親と過ごす時間の多い子供たちの社会的発達が良好であることを示す調査結果もあります。子供に良い影響を及ぼす父親との接触が限られるようになるので、離婚は子供にマイナスになる場合があることが予測できるでしょう。
子供にとっては、家庭は、その子供の世界そのものです。子供は大人のように両親以外の社会とのつながりを十分持っていない場合が多いのです。そのため、親が離婚すると、子供は自分の世界が崩壊したように感じるでしょう。その影響は、離婚の当事者の親と同じか、それ以上かもしれません。子供は、親に対する信頼と敬意を失い、精神的トラブルを抱え、親に対してひいては社会に対して反抗的になるかもしれません。
また、離婚による子どもへの現実の影響としては、片親だけの収入になり、子育てや教育への出費が困難になる可能性があります。そのため、子供は、成長して、社会的経済的に自立するのが難しくなるかもしれません。その影響は何十年にも及ぶかもしれません。
夫婦は、自分たちの問題にばかり目が行って、子供に及ぶ悪影響まで、考えが及ばないかもしれません。しかし、離婚の子供に対するこうした悪影響は、親が離婚を再考すべき理由になるのではないでしょうか。
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次回は、「離婚その悲惨な結果(4)−結婚生活を守ってください」をアップしたいと思います
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離婚その悲惨な結果(3)−健康に対する悪影響先回、「離婚その悲惨な結果(1)−離婚を勧める風潮」「離婚その悲惨な結果(2)−道徳的経済的な影響」をアップしました。今回は健康に対する悪影響について取り上げたいと思います。
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感情的身体的健康に対する悪影響
様々な調査は、離婚が感情的身体的に長期的な悪影響を及ぼすことを示しているようです。「結婚と家族ジャーナル」誌に掲載された調査によれば,離婚は暗い気持ちやうつ状態と関連があるようです。離婚した人はうつ状態になりやすく,2回以上離婚した人はそれだけうつ状態になる割合が高いという結果でした。社会学者のレノール・バイツマンは自著「離婚革命」の中で,離婚した人や別居した人は,精神病院に入る割合が最も高く、病気や早死にや自殺の割合も高いと述べています。
約200人を対象にして調査を行なったメドベドは,離婚した男女が感情的な苦しみを味わうのは平均7年間であること,中には何十年も苦しむ人がいることなどを知りました。その調査によると,離婚の影響を受けなかったのは,夫婦を離婚に陥れたそもそもの原因である不健全な行動パターンだけでした。ですから,最初の結婚よりも2度目の結婚のほうがむしろ失敗に終わりやすいのも不思議ではありません。
また、別の調査によると、やはり離婚した人は、結婚を継続している人に比べて、寿命が短くなるということです。一方、結婚している男性は、より健康で、精神的に安定し、より長生きするということです。例えば、40歳の時点で離婚している者は、結婚している者に比べて、男性で約10歳、女性で約5歳、寿命が短くなるそうです。ですから、離婚は、健康に長期的に有害な影響を与えるようです。
そして、新しい研究結果によると、離婚後、再婚をしても離婚の健康に対する悪影響を完全に修復できるわけではないことを、示唆しています。
米国のシカゴ大学の社会学の教授のリンダ・ウェイト氏が、Journal of Health and Social Behavior誌9月号に結婚と離婚と健康の関係について発表しました。この研究は、1992 年の米国の国家調査から 51〜61 歳の 8,652 人のデータを分析したものでした。55パーセントが結婚を継続していて、4パーセントが全く結婚をしていない独身者で、残りは1度以上の離婚を経験していました。
研究によると、離婚した人々は、結婚を継続している人々や、全く結婚したことのない独身者より、糖尿病やガンなどの慢性病にかかっている割合が 20パーセントも多いことが明らかになりました。さらに、再婚をした人々でも、まだ 12パーセント多いということです。
また、離婚をしたか"やもめ"の人々は、結婚を継続している人々より、身体の運動制限が 23パーセント多く、再婚をしても 19パーセント多いままでした。
結婚をして、それを継続している人々は、全く結婚をしなかった独身者よりも、総合的に良好な健康状態を享受しています。しかし、結婚をしても離婚をすると、健康状態は全くの独身者よりも低下します。そして、再婚をしてもその悪影響は継続します。
「この研究結果は、現在結婚している人々の中でも、離婚経験がある人は、健康状態がすべての面において悪いと示しています。離婚をして再婚しない人々も同様です」とウェイト氏は言います。
そして、成人期の健康は貯蓄のようなものであり、この「健康備蓄」は、結婚の経験によって、保たれるか目減りするか、あるいは増加すると、ウェイト氏は言います。
糖尿病や心臓病などの慢性病は、かなりの期間をかけて、ゆっくり発症して、再婚してさえ、過去の離婚の経験の影響を受けます。これが、離婚によって健康が長期に蝕まれる理由だと、ウェイト氏は語っています。ですから、この調査では、離婚によって人々は、健康状態に長期的に悪影響を受けていました。
「結婚は、一般に、男性の健康的な生活習慣と女性の経済的状況を改良するので、即座に健康に良い効果をもたらす傾向があります」とウェイト氏は語っています。ある日本人男性は結婚して妻と同居して妻に朝ごはんを作ってもらうようになって8キロやせたと述べました。ですから、結婚して男性は、健康的な生活習慣になる場合が多く、それは男性の健康に良い影響を及ぼすのでしょう。
しかし、離婚による精神的感情的ダメージは、離婚して健康的習慣が崩れてしまうことにあいまって、人の健康状態に悪影響を及ぼすようです。また、ウェイト氏は「再婚はすべてを癒さない」と言っています。
このことは、イエスが結婚したふたりが「一体」となっていると述べ、離婚の影響が一体となっているふたりを引き離すという破壊的な影響を及ぼすことを示唆していたことを思い起こさせます。(マタイ19:5,6)
再婚しても、離婚の健康に対する悪影響は続くのですから、こうした事実は、私たちが聖書的根拠の無い離婚を思いとどまる理由になるのではないでしょうか。
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次回は、「離婚その悲惨な結果(4)−子供に対する悪影響」をアップしたいと思います。
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離婚その悲惨な結果(2)−道徳的経済的な影響先回、「離婚その悲惨な結果(1)−離婚を勧める風潮」をアップしました。今回はその道徳的経済的な影響について取り上げたいと思います。
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離婚の代償を払わなければならないのは,弁護士や友人やマスメディアや“専門家”ではありません。最終的にそのつけを払うのは,離婚する夫婦であり,その子供たちです。離婚は,人を解放する経験どころか,仰天するほど高い代償を求める場合があるのです。
アンもその点を認めています。「離婚すれば解放されると思っていました。この結婚からとにかく抜け出すことができれば,あとは大丈夫だと思ったのです。しかし離婚する前は,つらかったけれど,そのつらさによって少なくとも生きている感じがしました。でも離婚した後は,生きている感じさえしないんです。むなしくて,自分の存在が分からなくなりました。本当に悲惨でした。どんなに空虚だったか,説明のしようがありません」。離婚した後,自由や興奮というはかない約束は,毎日生きてゆくだけで精一杯という厳しい現実の中に消えうせてゆきます。
たとえ正当な根拠があって離婚したとしても,その結果が悲痛なものになり,後々まで尾を引く場合があるのは厳然たる事実です。ですから,そのような思い切った行動を考えている人は,『費用を計算しなさい』というイエスの諭しにまず注意を払うのが賢明です。(ルカ 14:28)具体的には,その費用、つまり離婚の悲惨な後遺症の中にどんなことがあるでしょうか。
道徳的影響
離婚すれば行動が改まるどころか,道徳面に極度の悪影響が及ぶことも少なくありません。研究者たちの調べでは,離婚後,ほとんどの男女が第2の思春期のような時期をしばらく過ごします。傷ついた自尊心をいやすため,あるいは寂しさを紛らわすため,次々と新しい恋愛を追い求め,見つけたばかりの自由を満喫します。しかし,その過程で、性の不道徳に陥る危険性もあります。性の不道徳はそれだけで,数々の悲惨な結果を招きます。また,子供が親のそういう行動を見るなら,子供の心は特に深く傷つき害を受けます。
しかし,離婚する夫婦は,自分の必要や関心事を第一にせよという世の宣伝にすでに共鳴している場合が少なくありません。そのため,周りの人々、子供や親の生活がどれほど苦しいものになるかについては考えようともしません。神の規準を無視する時,神も心に痛みをお感じになることを忘れている人もいます。聖書は、神が聖書的根拠の無い「離婚を憎まれ(る)」と述べています。(詩編 78:40,41; マラキ 2:16)
また離婚が親権や財産をめぐる法的な争いに堕する場合も特に,非常に有害な感情的道徳的影響を及ぼすことがあります。
経済的な大損害
多くの場合、離婚して女性は経済的な困難に直面します。1985年に レノール・バイツマが『離婚革命』という本を出しました。この本で著者は、離婚後、男性の生活水準は42パーセント上がるのに対して女性の生活水準は73パーセント下がる、という衝撃的な数値を発表しました。
離婚した女性は平均して,食費,住居費,光熱費などの必要経費を半分に切り詰めています。バイツマンは、女性たちが,離婚後に絶望や貧しさを口にしていることを見出しました。社会福祉などに突然頼らざるを得なくなったと言うのです。バイツマンがインタビューした女性の少なくとも70%は,暮らしについての心配が絶えないと言いました。
しかしながら、別の人がバイツマンのデータを分析しなおしたところ、男性の生活水準の上昇は10%、女性の生活水準の低下は27%であることがわかりました。しかしそれでも、格差の大きさはともかく、米国でも、離婚後の生活水準は性別によって40パーセント近い差が出ることになります。韓国においても、離婚した女性とそうでない女性を比べると、離婚した女性の方が貧困率が高いということです。
子供の親権を得るのはほとんどの場合母親ですが,一方、父親のほうは裁判所が命じた子供の養育費を払わないことが多く,仮に払うとしても,その養育費は必要最低限を下回る場合が多いため,離婚後に貧しくなるのは概して女性のほうです。
日本でも、離婚して母子家庭になる場合、父子家庭の場合よりも、経済的困難を抱えます。父子家庭については、平均年収は422万円となっていますが、母子家庭の平均年収は229万円と低い水準にとどまっているのが現状です。
離婚した女性の場合、就業経験が少なかったり、結婚、出産等により就業が中断していたことに加え、求人の際の年齢制限の問題などが重なり、その就職又は再就職には困難が伴うことが多いのです。また、保育所入所待機児童が増加する中で、就業のため子どもを保育所に預けることには困難が伴い、就業しても低賃金や不安定な雇用条件等に直面することが多いのです。また過去と比較しても、臨時・パートタイムの形態での就労の割合が高まっています。さらに、約8割の離婚母子家庭は養育費が支払われていません。
しかし離婚した男性が必ず裕福になるということではありません。「離婚した父たち」という本は,法的な出費だけで,男性の実際の年収の半分がなくなる場合もあることを指摘しています。また、時々面接する以外は子供の生活にかかわれないことで苦悩する男性は少なくありません。
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次回は、「離婚その悲惨な結果(3)−健康に対する悪影響」をアップしたいと思います。
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離婚その悲惨な結果(1)−離婚を勧める風潮「夫婦は誰でも一度は離婚を考えたことがある」といわれますが、もはや離婚は珍しいものではなく、ごく身近な問題になってきました。
しかし、離婚は、悲惨な結果をもたらします。今回、離婚を勧める風潮があり、そのために離婚が増えていることをとりあげます。
例えば、日本の離婚件数の過去最高を記録したのが平成14年の28万9836組です。これは単純に計算すると、約2秒間で1組の夫婦が離婚しているという結果になります。また、毎年の婚姻件数と離婚件数を対比させると、近年は結婚した夫婦の3組に1組が離婚しています。
また、統計によると、最近では、熟年離婚が大幅に増加しているという結果が出ています。 厚生労働省の調査結果によると、同居期間が20年以上の夫婦の離婚件数は年々増加しており、平成19年では4万349件に達しています。 ある夫婦の場合
例えば、ある夫婦の場合の結婚について取り上げたいと思います。彼らは、離婚しました。何に影響されたのでしょうか。アンドルーとアンは似合いの夫婦になりました。彼がいるところではアンの目は輝いていました。また彼がアンに夢中であることは,だれの目にも明らかでした。
しかしそれから7年がたち,二人の結婚に亀裂が生じ始めました。アンドルーは新しい仕事に就き,それにかなりの時間を取られるようになりました。アンは,夫が仕事に没頭し,夜遅く帰宅することが多いので,次第に憤りを感じてきました。彼女の言葉を借りれば,「その空白を埋める」ために,自分自身も仕事に打ち込むようにしました。
しかし,しばらくするとアンドルーは酒のにおいをさせて帰宅しては,仕事の付き合いだと言って弁解するようになりました。アンドルーの酒癖は悪くなり,ついにアンはアパートを出ました。アンドルーは次第に落ち込んでうつ病になり,二人は数か月後に離婚しました。
珍しくもない話だと多くの人は思うかもしれません。離婚件数は日本のみならず世界中で急増しています。もちろん中には,避けられない離婚や必要な離婚もあります。聖書は,離婚を全面的に禁じているわけではありません。聖書の規準は合理的であり,姦淫を根拠にした離婚を認めます。イエスは、離婚についてこう言われました。「あなた方に言いますが,だれでも,淫行以外の理由で妻を離婚して別の女と結婚する者は,姦淫を犯すのです」(マタイ 19:9)それで、配偶者の淫行すなわち姦淫という理由で離婚することをイエスは認められました。
また聖書の原則は,身体的虐待など,ある種の極端な状況のもとでは別居を認めています。(マタイ 5:32; コリント第一 7:10,11)しかし,アンドルーとアンの離婚の陰にあったのはこれらの原則ではありませんでした。
アンドルーとアンはクリスチャンでしたから,かつては結婚を厳粛なものとして尊んでいました。しかし,この二人も,結婚は使い捨てのものであり,離婚はそれを捨てるための手段であるという全く異質な倫理の影響を受けました。
毎年,非常に多くの夫婦がこの考え方に影響され,明確な聖書的理由もなく離婚しています。そして多くの人は,離婚に対する“今風の”“進んだ”態度に影響されてわなに落ちたことに気づきます。
あなたは,離婚の暗い面については知っているでしょうか。今日の世界が,わたしたちの離婚観を極めて巧妙に形作る場合があることに気づいているでしょうか。
自己達成の誘惑
アンドルーとアンの場合,二人を離婚に陥れたえさの一部は,仕事で成功して自己達成を図るという魅惑的な見込みでした。二人の結婚は,『仕事第一』という考え方の犠牲になりました。アンドルーは,新しい仕事と出世の見込みに魅せられました。さらに尊敬され,さらに受け入れてもらえるように,余分の企画を引き受け,仕事が終わった後も同僚に付き合いました。一方アンのほうも,もっと教育を受けることは仕事で成功する道という考えに目をくらまされていました。
成功の誘惑に引かれて行ったため,アンドルーとアンは互いのための時間が持てなくなりました。アンはこう言います。「わたしたちは,別々の方向に引っ張られてゆきました。前のように,夜の10時に二人で一緒に座って語り合うこともなくなりました。彼もわたしも,翌日の仕事の準備をしていました。対話が消えたのです」。
また、二人は仕事を第一にすることにより,神との関係を背後に押しやってしまいました。二人で協力して聖書の原則を当てはめて、自分たちの結婚問題に取り組む代わりに,二人はあらゆる圧迫からの逃げ道として,離婚のことを考えるようになりました。そうなったのは,決して二人の結婚が最初ではありません。
“専門家”も離婚を勧める
結婚生活で問題にぶつかる時,結婚カウンセラーや指導員に相談したり,その道の権威が書いた本を読んだりする夫婦は少なくありません。しかし『離婚は悪くない。離婚は人を解放する。離婚の一般化は,社会のどこかが間違っている証拠ではなく,結婚という制度のどこかが間違っている証拠だ』。このような見方を教える“専門家”は少なくありません。言い換えれば,不貞も離婚もごく自然なことだというわけです。
“専門家”のほかにも,テレビ,映画,雑誌,恋愛小説などのマスメディアは,離婚を奨励することが少なくありません。時としてこうしたマスメディアは,平凡で退屈な結婚生活の外には限りない興奮と快い刺激と充足があるとか,独身と自由というそのきらめく虹の端には,いま家にいる相手よりもはるかに勝った新しい結婚相手が待っている,といったメッセージを送ります。
では、離婚を勧める大勢の人が,間違っているということがあり得るでしょうか。離婚の後遺症をいくらか調べてみれば,その答えが分かります。
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次回は、「離婚その悲惨な結果(2)−道徳的経済的な影響」をアップしたいと思います。
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