山に逃げる

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マタイ24章・誰が山に逃げるべきなのか

 
イエスは、荒廃をもたらす嫌悪すべきものが、聖なる場所に立っているのを見かけるなら、ユダヤにいる者は山に逃げ始めなさいと助言されました。このイエスの助言に注意を払わなければならないのは誰ですか。
 
 
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             初期クリスチャンが逃げた山間部のペラ
 
このイエスの助言は、弟子たちの「イエスの臨在と事物の体制の終結のしるし」を求める質問に答えて与えられたものです。(マタイ24:3)イエスの預言は、まず当時のユダヤ教の事物の体制の終わりに成就しました。(マタイ23:38;24:2)しかし、一世紀には、イエスは王として臨在されることはありませんでした。ですから、この預言的な助言は、イエスが王として臨在される事物の体制の終結の時にも当てはめる必要があります。初期クリスチャンは、山に逃げるというのを文字通りの行動が求められていると判断しました。ですから、事物の体制の終結の時にも、山に逃げるという文字通りの行動が求められていると判断するのが妥当です。
 
イエスが予告された未曾有の大患難は、人類にとって歴史上起こったことがなかったような患難となるはずです。(マタイ24:21)もし、世界が二つに分かれて核兵器、化学兵器、生物兵器などを使った国際戦争が起こるならば、それは未曾有の大患難となるでしょう。また最近開発されたと言われるプラズマ兵器などが使われるならば、人類に与える損害はさらに未曾有のものになるでしょう。イエスが予告された大患難は、人類が経験した二度の世界大戦よりももっと大規模で人類全体に災いをもたらす世界大戦でしょう。
 
ダニエル書には、最終的に北の王が南の王に攻撃することが預言されています。(ダニエル11:40)それは、イエスが予告されたとおり、未曾有の患難となるでしょう。また、啓示の書は、緋色の野獣が大いなるバビロンを攻撃して、火で焼き尽くすことが予告されています。(啓示17:16)それも、諸国家に未曾有の患難をもたらすはずです。
 
ですから、聖書の各書で予告されている患難は、同じこと、イエスの予告された未曾有の大患難でしょう。ですから、一世紀に攻撃されたエルサレムとユダヤは、事物の体制の終結の時の大いなるバビロンつまり南の王を予表していたと言えるでしょう。
 
では、未曾有の大患難が生じる時、山に逃げるべきなのは誰でしょうか。南の王の領域の神の民だけですか。それとも、北の王の領域の神の民も山に逃げる必要がありますか。当然、諸国家は、その戦争の時に用いられる兵器を全部用いることが考えられます。北の王の総攻撃は、南の王の反撃ももたらすでしょう。今、アメリカの大陸間弾道ミサイルは二分間以内に常時発射できる態勢にあると言われています。
イメージ 2
           Model, Missile, Navaho, 1:24 by cliff1066™
アメリカは大陸間弾道ミサイルを常時2分以内に発射できる態勢にあると言われている
 
 
そうした兵器の攻撃から逃れるための安全な場所として考えられるのは、人口の少ない山間部や田舎でしょう。ですから、現実的に考えて山に逃れるべきなのは、南の王の領域の神の民だけでなく、北の王の領域の神の民も含まれるでしょう。
 
私は以前は、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」とは、現在の国連だとみなしていました。しかし、現在の国連は、南の王が設立したものなので、それは現在の国連ではないと思います。「嫌悪すべきもの」とは、将来北の王が設立する新しい国連、もしくは、国連の一つの新しい組織だと思います。
 
おそらく、エホバへの崇拝を継続するためにも、山に逃れることが必要になる時が来るのでしょう。イエスはご自分の弟子たちに、迫害されたら、他の都市に移動するようにと言われました。(マタイ10:23)私たちは、世界のどこに住んでいても、将来山に移動することを念頭において、エホバへの崇拝を断固として続行していきましょう。
 
 
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箴言12章・来るべき食糧不足に備える

 
 
「自分の土地を耕す者は自らパンに満ち足り(る)」(箴言1211
 
 
福音書の記録によると、イエスは未曾有の食糧不足を預言されました。イエスは「その日、妊娠している女と赤子に乳を飲ませている者にとっては災いになります。その土地に非常な窮乏が、そしてこの民に憤りが臨むからです。」と予告しておられます。(ルカ2123)「非常な窮乏」が臨みます。来るべき食糧不足にどのように備えることができるのでしょうか。
 
 
では、まずイエスの予告された食糧不足は、いつ起こるのでしょうか。それは、「荒廃をもたらす嫌悪すべきものが、預言者ダニエルを通して語られたとおり、聖なる場所に立(ち)」「世の初めから今に至るまで起きたことがなく、二度と起きないような大患難がある」時です。(マタイ241521
 
 
福音書の中でイエスが予告された未曾有の大患難は、聖書の主な預言書であるダニエル書でも啓示の書でも言及されているはずです。聖書は、おひとりの真の神の啓示ですから、一貫しているはずだからです。イエスが予告された大患難について、ダニエル書や啓示の書で無視しているとは考えられません。
 
 
ダニエル11章には、北の王が南の王に最終的な総攻撃をしかけ、南の王が滅びることが預言されています。(ダニエル114042)そして、その時、「国民が生じて以来その時まで臨んだことのない苦難の時が必ず臨む」と予告されています。(ダニエル121)ダニエル書11章の中では、変遷する北の王と南の王の抗争が預言されています。最終的な北の王と南の王の決戦は、それまで臨んだことのない苦難の時になるに違いありません。ですから、未曾有の大患難の時とは、北の王が南の王に最終的な総攻撃をかける時を意味しているに違いありません。
 
 
エホバの証人は、神の民を除いた人類の残りの部分に対する神の裁きも大患難を意味していると解釈しています。しかし、最終的な神の裁きは神の民にとって苦難の時ではなく、救いの時、「安らぎ」の時になるのではないかと思います。(テサロニケ第二17
 
 
また、予型となっているユダヤ教の体制での大患難は、ローマ軍によるユダとエルサレムの滅びを意味していました。ですから、主の日における大患難も政治諸国家間の抗争を意味しているのではないでしょうか。
 
 
啓示の書の1718章では、緋色の野獣が大いなるバビロンに総攻撃をかけることが予告されています。(啓示1716)これも、未曾有の大患難を意味するに違いありません。緋色の野獣とは、国際連合、大いなるバビロンとは、アメリカ合衆国を表しています。(そのことに詳しくは、ブログテーマの「大いなるバビロン」と「野獣の像」を参照されてください。)
 
 
イエスの福音書の預言によると、その時、非常な食糧不足が全世界に臨みます。アメリカ合衆国と諸国家は戦争で食糧を生産できなくなるのですから、食糧不足になるのは、目に見えています。
 
 
どうすれば、未曾有の食糧不足を生き残ることができるでしょうか。冒頭の箴言の助言によると、農業をする必要があります。自分の農地を耕して食物を生産するならば、少なくとも自分は飢えないですみます。
 
 
この箴言1211節の言葉と同じ考えが、箴言2819節でも繰り返されており、「自分の土地を耕している人はパンに満ちたり(る)」と述べられています。自給自足の大切さが強調されています。
 
 
農業をしても、あまりお金をもうけることはできないのではないでょうか。その通りです。しかし、箴言の言葉は次のようにも述べています。「資力の乏しい者たちの耕地は多くの食物を産する。」(箴言1323)資力は乏しいかもしれませんが、食物に関しては事欠くことはないでしょう。大患難の時には、戦争のために農地が荒廃し農業が行なわれなくなります。また諸国家の戦争のために、輸出入は途絶することでしょう。とりわけ国民の食物を輸入に頼っている国家は、世界的な食糧不足の時、悲惨なことになるでしょう。食物を食べられるか食べられないかが命を左右する時、自分の生産した食物は非常に価値あるものになるのではないでしょうか。
 
 
イエスは、国際連合がエホバの民を初めとした諸宗教を統制するのを見たなら、山に逃げるようにと助言しておられるようです。(マタイ2415)それは、大患難が始まる前兆です。その時、イエスの助言によると、クリスチャンは山に逃げなければなりません。山に逃げた人たちはどうすればいいのでしょうか。
 
 
箴言はこう答えています。「怠惰な者は欲しがってはいるが、その魂は何も得ない。しかし、勤勉な者たちの魂は肥える。」(箴言134)ですから、救援を待つのではなく、勤勉に農業をすることができます。
 
 
箴言はまたこのようにも助言しています。「ありには司令官も、つかさも、支配者もいないが、夏の間に、その食物を供え、収穫の時にその食料を集めた。」(箴言6783025)ですから、もし大患難が起こる前に、余裕をもって早めに山に逃れた人々は、大患難に備えて食料を生産し、蓄えておくことができるでしょう。そうすれば大患難が勃発した時に、窮乏している人々に分け与えることもできるでしょう。
 
 
便利な生活に慣れた現代人にとって、農業をすることはおっくうに感じられるかもしれませんが、箴言の助言は、将来農業をすることによって私たちの命をつなぐことになることを示しています。私たちは箴言の知恵の言葉に従うならば自らの命を救うことができるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

箴言1章・エホバの助言をおろそかにして災難にあう

 
 
「あなた方はわたしの助言をすべておろそかにし、わたしの戒めを受け入れなかった。だから、わたしとしてもあなた方の災難を笑う。」(箴言12526
 
 
箴言1章には、エホバの助言に聞き従う者と、エホバの助言を退ける者の受ける異なる将来の結果が対比されています。エホバの助言に聞き従う者は平安を享受します。(箴言133)一方、エホバの助言を退ける者は災難にあうことになりますが、その時エホバの助けを呼び求めても、エホバから答えていただけません。(箴言128)
 
 
箴言1章によると、エホバに聞き従う者は「安らかに住み、災いの怖れによってかき乱されることは」ありません。(箴言133)しかし、エホバが手を差し伸べたのに、「拒みつづけ」、注意を払わないならどうなりますか。(箴言124)エホバが予告していた「苦難と困難の時期が・・・臨む」ことになります。(箴言127)「その時、彼らはわたし(エホバ)を呼び続けるが、わたしは答えない。彼らはわたしを捜し求めるが、わたしを見出すことはない。」という結果になります。(箴言128
 
 
このことに関連して、一世紀にはどのようなことが起こったでしょうか。イエスの死と復活の後、初期クリスチャンは精力的に良いたよりを宣べ伝えました。(使徒18)初期クリスチャンは、ユダヤ人たちに対して、悔い改め、神の基準に従って生活し、イエスの権威を認めるように勧めました。神の基準に従うためには、淫行、偶像礼拝、心霊術などの神の目に悪い振る舞いを振り捨てなければなりませんでした。(使徒238。ガラテア51921)
 
 
初期クリスチャンが宣べ伝えた音信の中には、イエスが警告されていたユダヤ教の体制の終わりに関する警告が含まれていました。イエスは、エルサレムがエホバから見捨てられることを予告しました。(マタイ233738)エルサレムが神から見捨てられることは、定めの時に、エルサレムが敵に攻撃され徹底的に破壊されることを意味しました。(ルカ194344
 
 
イエスは、エルサレムの滅びを逃れるためには、エルサレムが野営を張った軍隊に囲まれるのを見たなら、山に逃げなければならないと助言していました。(ルカ212021
 
 
初期クリスチャンが宣べ伝えた音信に、一部のユダヤ人は以前の悪行を悔い改めクリスチャンになることによって答え応じました。しかし、大多数のユダヤ人は、生活を神の基準に合わせることもせず、クリスチャンの宣べ伝えた音信に無関心で平常通りの生活をし続けました。
 
 
箴言1章で警告されていたように、大多数のユダヤ人は、エホバが手を差し伸べたのに注意を払うことはありませんでした。(箴言124)そして、エホバの助言をおろそかにし、エホバの戒めを受け入れませんでした。(箴言125)そして、淫行、偶像崇拝、心霊術などの神の目に悪い事柄を行ない続けました。
 
 
西暦66年、ケスティウス・ガルス将軍の率いるローマの軍勢がエルサレムに侵攻して市の周囲に野営しました。ところが,突然,何ら明白な理由もないのに,ケスティウス・ガルスの率いるローマ軍は撤退しました。
 
 
そのため,クリスチャンは,「その時,ユダヤにいる者は山に逃げはじめなさい。[エルサレム]の中にいる者はそこを出なさい。」というイエスの指示を実行に移すことができました。(ルカ 21:20〜22)エウセビオスは自著「教会史」の中で,クリスチャンがエルサレムとユダヤの全地を去って,ペラと呼ばれていた山地の都市へ逃れたことを述べています。しかし、大多数のユダヤ人は、エルサレムとユダヤにとどまり、イエスを通して与えられたエホバの助言に注意を払いませんでした。
 
 
やがて西暦70年には、ティツス将軍の率いるローマの軍勢が戻って来て、今度は過ぎ越しを祝う人々で混雑していたエルサレムを攻囲しました。歴史家ヨセフスによれば、エルサレム内で飢きんが容易ならぬものとなり、人々は干し草の束や革を食べ、果ては我が子をさえ食べるほどになりました。エルサレム内に集まっていたユダヤ人は、エホバの過ぎ越しの祭りのために集まっていた人々だったので、エホバに救いを呼び求めたことでしょう。しかし、その時は遅すぎました。エホバは彼らの祈りと叫びに答えることはありませんでした。
 
 
やがてローマ軍は、エルサレムの城壁を破り、市内に侵攻し、破壊しました。ヨセフスは死者の数を110万人としており、9万7,000人が捕虜となりました。その多くはエジプトへ奴隷として送られたり、ローマ属州の劇場で剣や野獣によって殺されたりしました。彼らは、エホバの助言をおろそかにして、災いにあうことになりました。
 
 
将来、ふたたび、荒廃をもたらす嫌悪すべきものすなわち国際連合が、大いなるバビロンであるアメリカを攻撃する時がきます。イエスの助言によると私たちは、その攻撃の前に山に逃げなければなりません。
 
 
今は、エホバが私たちに手を差し伸べておられる時です。私たちはエホバが猶予されている時を善用し、私たちの生活をエホバの基準に合わせるように努力しましょう。また、世界情勢が進展した時には、山に逃げるようにというイエスの助言に従いましょう。そのようにしてエホバに聞き従う人は、現在また将来、「安らかに住み、災いの怖れによってかき乱されることは」ありません。(箴言133
 
 
 
 
 

マタイ24章・続 飾りの地と飾りの山

 
「それゆえ,荒廃をもたらす嫌悪すべきものが,預言者ダニエルを通して語られたとおり,聖なる場所に立っているのを見かけるなら,(読者は識別力を働かせなさい,)その時,ユダヤにいる者は山に逃げはじめなさい。」(マタイ24:15,16)
 
 
終わりの時に関するダニエル11章の預言の中には、神の民に関して、「飾りの地」と「飾りの山」という二つの呼称があります。これは神の民の中で、イエスの助言に従って、拠点を山に移した神の民と、南の王の領域から逃れることをしなかった神の民がいることを意味しているのではないでしょうか。
 
私は、エホバの証人は、真のキリスト教の特徴を示していると思いますが、現在、エホバの証人は、大いなるバビロンは偽りの宗教組織だと解釈しており、山に逃げることも、比ゆ的な組織の山に逃げることを意味していると解釈しています。例えば、ものみの塔1999年5/1号には、「論理的な結論として,イエスの語られた逃げる行動は地理的な意味においてではない,と言えます。・・・わたしたちは,自分の避難所が今後もエホバとその山のような組織にあることを確信していなければなりません。(サムエル第二 22:2,3。詩編 18:2。ダニエル 2:35,44)わたしたちはそこで保護を受けることになるのです。」と述べています。
 
 
しかしながら、私は、いつかエホバの証人もしくは、その一部が大いなるバビロンの実体を見極め、山に逃げることが文字通りであるという解釈を受け入れるときが来ると思います。なぜなら、エホバはご自分の義の基準を守っている神の民をお見捨てにならず、正しい聖書の解釈を理解するように助けられるはずだからです。
 
 
それで、もし、北の王が「飾りの地にも入(る)」ということが予告されていたとしても、大いなるバビロンの中のエホバの証人が決して組織的な行動をとらずに大いなるバビロンから逃れないということを預言しているわけではないと考えています。
 
 
なぜなら、預言は私たちがそれから警告を受け、益を得るために記されています。たとえエホバの証人の全体もしくは、その一部が大いなるバビロンから出て、山に逃れる組織的な行動を取ろうとしたとしても、どうしても大いなるバビロンに残る部分が出て来るでしょう。それでやはり神の民が、「飾りの地」と「飾りの山」というふたつのグループに分かれる事になるでしょう。つまり、聖書に忠実な解釈につき従うグループと従来の古い解釈にとどまるグループに分かれることになると思います。
 
 
神の民が山に逃げるならば、どのような利点があるでしょうか。大患難の時は、北の王と南の王が正面衝突をする時となるでしょう。その時は世界情勢が緊迫しているためにエホバの民は世界のどこに住んでいても中立の立場を脅かす問題や迫害が起きていることでしょう。しかし、南の王の領域、つまり大いなるバビロンから出て、山に逃れることによってそうした問題を逃れられるでしょう。
 
 
それから世界戦争が起きるならば核兵器を使う国家も出て来るでしょう。山や田舎に逃げていれば、核兵器やミサイルの攻撃による都市の爆発と破壊を避ける助けになり、命を守ることになるでしょう。
 
 
さらに、戦中戦後はどこでも食糧不足になるのが普通なので山や田舎で作物を作るなら、その問題にも対処する助けになるでしょう。山に逃げるならば、できる限り自給自足をすることができるでしょう。
 
 
そして、山や田舎での自給自足の生活は確かに楽園での生活の準備になるでしょう。新しい天と新しい地のもとで人々は基本的に自給自足の生活をすることが預言されていました。こうあります。「彼らは・・・必ずぶどう園を設けてその実を食べる。・・・彼らが植えて,だれかほかの者が食べることはない」(イザヤ65:21,22)新しい体制が始まるならば、自然の豊かな山間部や田舎から楽園を広げて行く事ができるでしょう。
 
 
大いなるバビロンが偽りの宗教組織ではなく、アメリカ合衆国であり、山に逃げるとは比ゆ的な意味ではなく、実際の行動を意味しているという教義の変更はものすごく大きな教義の変更です。それを受け入れるには、神の言葉に対する忠誠と今までの間違いを認める謙遜さと柔軟性が求められるでしょう。
 
 
しかし、神の言葉に対する忠誠と謙遜さは報われます。それによって大変災から命を守られることになるでしょう。それで、私たちは、何が聖書の正しい解釈かを慎重に検討する必要があります。
 
 
 

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ダニエル11章・飾りの地と飾りの山

 
「彼(北の王)は自分の宮殿のような天幕を,壮大な海と聖なる飾りの山との間に設ける。」(ダニエル1145
 
 
 イエスは、荒廃をもたらす嫌悪すべきもの、すなわち緋色の野獣が総攻撃をかける前に、神の民が山に逃れるように、助言されました。(マタイ2416)神の民が大患難の前にイエスの助言に従って山に逃れることを示唆する預言がダニエル書の預言にも含まれています。それは、ダニエル11章に示されている「飾りの地」と「飾りの山」という表現です。今回は、その表現について調べてみましょう。
 
 
ダニエル11章の南の王と北の王の抗争に関する預言の中には、終わりの時に、北の王が、南の王に対して兵車と騎手と多くの船とをもって総攻撃をかけることが予告されています。(ダニエル1140)その時、北の王は、飾りの地を攻撃することが予告されています。(ダニエル1141
 
 
ダニエル1140節以降の北の王による南の王に対する総攻撃は、啓示の書の緋色の野獣と十本の角による大娼婦に対する総攻撃を意味しているでしょう。なぜなら聖書の預言は、調和している筈であり、啓示の書で、大変災として予告されていることは、ダニエル書でも大変災として言及されている筈だからです。
 
 
私はこの時点の北の王は、緋色の野獣、つまり国際連合だと考えていますが、何らかの国家が国際連合と共に行動するのですから、北の王は何らかの特定の国家を表している可能性もあります。一方、南の王は、大いなるバビロンつまりアメリカ合衆国でしょう。
 
 
 ダニエル1142節の預言では、「エジプトの地は逃れ出るものとはならない。」と予告されています。エジプトの地とは、終わりの時の南の王を意味していると考えられます。そのことは、北の王の総攻撃は北の王の勝利になることを意味しているでしょう。
 
 
 北の王によって攻撃される飾りの地とはどこを表わしているのでしょうか。(ダニエル1141)エゼキエル206節には昔の神の民であったイスラエル人が連れ出された乳と蜜の流れる地が、「すべての地の飾りであった」と述べられています。それで、飾りの地とは終わりの時の神の民のいる領域と言えます。
 
 
ダニエル1141節では、北の王は「飾りの地」に入ることが予告されていますが、北の王の南の王に対する総攻撃の後に、ダニエル11章45節では、「飾りの山」という呼称が登場します。ですから、神の民に関する呼称が変わった時に、神の民は、北の王の攻撃がある前に、イエスの助言に従って山に逃げたことが示唆されていると言えるでしょう。(マタイ24:15,16)それで、神の民の拠点が山に移ったので、「飾りの山」という呼称に変わったのではないでしょうか。
 
 
しかし、北の王が南の王の領域を攻撃して、飾りの地に入るということは、イエスの助言に従わないで逃げなかった神の民がいることを示しているのでしょう。
 
 
そして、冒頭の聖句にあるように、北の王は、壮大な海と飾りの山の間に天幕を設けます。海とは、聖書の中で、動揺してやまない邪悪な人類を表わしています。(イザヤ57:20)ですから、北の王は、山に逃れて拠点を山に移した神の民を認識しており、他の人類とは異なった特別な扱いをするのでしょう。確かに、その時、大患難を逃れて山に逃げた神の民は、無視できない程大勢の民となっているのでしょう。
 
 
啓示の書には、「大患難から出てくる者たち」が、「すべての国民と部族と民と国語の中から来た,だれも数えつくすことのできない大群衆」となることが預言されています。(啓示7:9,14)
 
 
私たちは、ダニエル書の中にも山に関する記述があることを考え、大患難が始まる前に山に逃げるようにというイエスの助言を真剣に受け止めるべきではないでしょうか。(マタイ24:15,16)「続 飾りの地と飾りの山」で、神の民が山に逃れる利点についてさらに検討したいと思います。
 
 
 
 
 
 
 

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