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漫画感想レビュー・考察など…黒バス・コナン・テニプリ・めだかボックス・Helck etc…

書庫めだかボックス

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今回は、いわゆる「勝者であることを決め付けられた主人公体質」のまさにパーフェクトヒロインなめだかちゃんから、「サブキャラ体質の凡人」人吉善吉が、みごと主人公の座を奪取し得るまでのほろ苦くも熱い「下克上展開」について軽く語ってみたいと思います。
 
そもそもの発端は、めだかちゃんがオリエーテーションのあと、凡人らしい見苦しき失態を晒した善吉をも「観察対象」とし切り捨てたところから始まります。
 
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そのときの善吉を見るめだかちゃんはさながら「解いた問題を検算しているときのような目」をしており、そばにいた喜界島さんを驚かせます。

これまでめだかちゃんにとって善吉とは唯一無二の幼馴染であると同時に、生きる道を標してくれた恩人でもあり、いわば「特別な存在」であったはずなのに…その善吉をも平然と「観察対象」としてしまうめだかちゃんの対応には、いち読者としても戦慄の走る展開でした。
 
そしてそんな2人の様子を悠然と屋上から眺める安心院さん。

 
「はいできあがり」
「これがきみ達の言うところの」
「絆の壊しかたって奴さ」

 
――つまり、「フラスコ計画実現」の野望はあれど、「勝ちを約束された主人公体質」であるめだかちゃんへ勝負を挑むことを放棄した安心院さん、善吉にターゲットを絞ることで計画の遂行を謀ることにしたわけですね。

めだかちゃんに見限られ茫然自失の善吉に早速巧言令色たらしこむ安心院さん。
 
「君たちの破局は避けられなかったと思うがね」
「だってめだかちゃんに君が必要だったことなんて一度もない」

 
「完璧なめだかちゃん」にとっては「希少価値」でしかなかった「凡人・人吉善吉」の価値が、このたびの安心院さんの策略によって雲散霧消してしまった今、それに代わる新たな「価値」を獲得しなければならない。
 
「そうすることできみは初めて」
「そしてようやく」
「めだかちゃんにとっての特別になれる」
 
そうなるためには

「黒神めだかに勝てばいい」
「人吉くん」「きみがめだかちゃんを倒すんだ」
「僕はきみに」「主人公になって欲しいんだ」

 

▼そうそうたる歴代WJ主人公を次々と並べ立てていく安心院さん 

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「そんな主人公に」「きみもなってみないか」



安心院さんの言葉に心揺れる善吉。

つまりこれこそが彼女の「フラスコ計画」本来の目的だったわけです。

善吉としてはたとえめだかちゃんが自分を取るに足らない存在として扱おうとも、めだかちゃんの「敵」となって寝返るつもりは毛頭ないし、そんなことでめだかちゃんを好きな気持ちやめだかちゃんのそばにいたいっていう想いは、覆るはずもない。

しかしながらその気持ちの一方で、雲仙、都城、球磨川のような、ある意味善吉などよりずっと次元の深いところでめだかちゃんとつながっていた「好敵手」を羨ましく思う気持ちがこれまでなかったわけではない――
 
悩んだ末、善吉は、めだかちゃんのそばに居続けるため、決意します。

めだかちゃんと敵対し、そしてめだかちゃんを倒す奴になると…!!!

 
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善吉、あまりにも無謀な「下克上への道」がこうして幕を開けるわけです。
 
でも私はこーいう、いわゆる少年漫画の「下克上展開」に弱いんですよね。

バトル漫画の場合、「闘う理由」というのはいろいろあって、それは例えば「正義のため」だったり「誰かを護るため」だったり、「復讐のため」だったり…

そんな中、これまで憧れの感情を寄せてきた格上の存在を超えるために挑む闘いは、痛快さと、ほんの少しのほろ苦さも相成ったりして、「闘う理由」としてはなかなかグっとくる動機だと思うのです。
 
なお、少年ジャンプ作品でのこうした「圧倒的勝者である主人公への下克上展開」で思いつくのは『ろくでなしBLUES』の主人公・前田太尊VSヒロトのタイマン勝負だったりするのですが(古くてスミマセン)
 
ヒロトは中学時代、ある事件をきっかけに前田太尊に傾倒することとなり、舎弟に下るべく同じ高校に入学し、行動を共にするようになります。しかしながら、太尊への憧れの念は同時に依存につながるものでもあることに気づき、いつしか太尊の威を借りる存在でしかなくなっていた現状を打破すべく、最終的には太尊にタイマンを挑みます。

個人的にこれはちょっと衝撃の展開でした。

ヒロトといえば太尊を「殿」と慕い、さながら忠犬のごとく懐いており、たとえほかの誰が太尊と敵対しようとも、ヒロトだけはどんなことがあっても太尊に付き従う存在だと思っておりました。

しかしそんなヒロトだったからこそ……舎弟の中でも人一倍、太尊への尊敬と信頼の念が強かった彼だからこそ、その存在を乗り越えようとすることでしか、ヒロト自身の存在価値を取り戻すことはできなかったのだとも思います。
 

▼ろくでなしBLUESより。あの太尊にヘッドロックかけられながらも立ち上がるヒロトのシーン

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人間だれしも「上に行きたい」という向上心というものを持ち合わせている一方で、手放しに傾倒でき、平伏し、見上げることができる「越えられない存在」というものを求めてやまない生き物です。

そのいわゆる「崇拝感情」はしかし時として見識を狭め、依存体質に陥らせ、本人の成長を妨げる要因にもなりうる場合もあるのです。
 
「憧れは理解から最も遠い感情だよ」

とは、かのBLEACHの愛染隊長も言ってました。
 
本当にその相手と良好な関係を続けたいのならば、もしかしたらどこかの時点で「憧れ」との決別を果たすべきなのかもしれない。

たとえその結果、敵対し、憧れの存在に刃を向けねばならない時がこようとも。

仰ぎ見るのをやめ、相手と真っ直ぐに対峙し、切磋琢磨することで初めていろいろと見えてくることもあるのかもしれないのです。

奇しくも、善吉がめだかちゃんへの下克上を決意した同日、遡ること数時間前、同じように「憧れからの脱却」を試みることでひと皮向けた人物がおります。

それが、あの阿久根に憧れて箱庭学園にやってきた鰐塚ちゃんです。

彼女もまた、盲目なまでの阿久根信者であり、それゆえに、彼女の本来の自主性であったり向上心であったりが、阿久根を前にすると、見事に失われておりました。

が、それに気がついた阿久根が自身のめだかちゃんへの態度と重ね合わせることでその失態に気づき、あえて突き放したことで、鰐塚ちゃんもまた阿久根への憧れを捨て、真っ向から勝負を挑むこととなります。
 
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――「私を助けてくれたあの人に」「私はもう会えないんだ」「…そしてそれでいい」「私はもうそんな幼稚な憧れからは卒業しなければならない」
 
その結果、勝負では阿久根にいま一歩及ばなかったものの、ひとまわりもふたまわりも成長し、阿久根と対等に握手を交わす鰐塚ちゃんがそこにはありました。

そしてまた、そんな鰐塚ちゃんとのやりとりに影響を受けた阿久根もまた、めだかちゃんへの「依存心」からの脱却を果たし、めだかちゃんから名前呼びされる「特権」を手にするのです。
 
こうしたいわゆる「主人公信者キャラ」からの「主人公」への「下克上展開」は実は少年漫画においては珍しくない定番展開なのかもしれないですが、しかし私が知る限り、挑戦者はいずれも今一歩のところで届かず、下克上は実現されないことがほとんどです。

なぜなら、本当に下克上を実現させちゃったら、それはすなわち「勝つことが宿命づけられた存在=主人公」という不文律が崩壊しかねないからです。

しかしながら、善吉はこれまでWJが守ってきたその究極の不文律を破り、主人公の座をめだかちゃんから本当に奪取してしまいます。
 
そしてここに、『めだかボックス』が主人公交代という異業を成し得てまで訴えたかった作品テーマへの強いこだわりが感じられてならなかったりするのです
(それについての見解はまたいずれ機会があれば紹介していきたいと思います)
 
――さて決戦の舞台は、第百代生徒会選挙。

そこで、生徒会長の椅子をめぐり、善吉とめだかちゃん、そして中学生候補生5人と対立するわけなのですが…

善吉との闘いを楽しんでいたとはいえ、まさか自分が負けるとは露ほどにも思っていなかっためだかちゃん。

「いい勝負だったな、またやろう」
「私はいつでも受けて立つぞ」

と早くも善吉に自信満々の勝利宣言です。

しかし、その結果は…なんと、めだかちゃん惨敗。
 
めだかちゃんが惨敗した背景には、善吉のスピーチによって、これまでめだかちゃんに頼りきっていた罪深さに気づかされた箱庭学園の生徒たちからの「めだかちゃんを解放してあげよう」という「愛情」からくる結果があったりするのですが、めだかちゃんにそんな機微が伝わるはずもなく、ただただその投票結果を目の当たりにして「自分が拒絶された」と感じ打ちひしがれるめだかちゃんの姿がそこにはありました。 
 
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ちなみにこのコマの、いつも凛とした彼女からは想像できないほど打ちひしがれ動揺しまくってるめだかちゃんにちょっとトキめいてしまったりする私がいました(スミマセン)
 
2歳の時から数々の偉人たちの偉業を観察のみで模倣・上位互換することを成し得、常に人の上に立ってきた向かうところ敵なしのめだかちゃんにとっての、これがおそらく生まれて初めての敗北であり、しかもその相手は、ずっと自分の側にいた、自分を倒すことなどできるはずもない、いたって普通で普通の幼馴染・人吉善吉とあらば、その動揺もまたひとしおなのかもしれません。

 
「見知らぬ人の役に立つために生まれてきた」めだかちゃんが、いみじくも「人」から投票という形で「拒絶」された―そのことで「生きる意味」をまたしても見失ってしまっためだかちゃん。

善吉に再度、十三年前同様、教えを請おうとします。

そしてまさにこの瞬間、善吉はあれほど求めていた「めだかちゃんにとって特別」の「唯一無二の存在」である地位を再び手中にできる絶好の機会をたぐり寄せることができたわけです。

ここで「誰のためでもなんのためでもなくなっためだかちゃん」に手を差し伸べ、心のこもった言葉をかけさえすれば、今の弱り切っためだかちゃんなら自分1人のものになってくれるかもしれない。

それこそが「めだかちゃんを倒す」と決意した時に最終目標として掲げていた「めだかちゃんに自分を惚れさせること」であり、つまりはそれが実現してこその「善吉の勝利」でもあるのです。

……が、しかし善吉はそのせっかく掴みかけたチャンスをふいにしかねない言動をとるのです!

 
「…めだかちゃん」「何のために生まれてきたかを教えてくれる奴なんかいない」「お前の生きる目的なんて俺が知るか!」「きっと観察じゃあ足りないんだ」「目的なんてもんは見て聞いて触って」「生きて体験しなきゃ見つからねーんだよ!」「見知らぬ他人の役に立つために生まれてきたとか」「そんな寂しいことは二度と言うな」「ここにいる人間は誰一人、もうお前を他人だなんて思ってないんだから」

そんな善吉の愛ゆえの恫喝は、真っ直ぐに、めだかちゃんの心に響きます。
そしてついにめだかちゃんは凛と自分の完敗を認めるのです。

完全なる下剋上、主人公交代の実現です!

 
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しかし、この善吉VSめだかちゃんの下克上展開、恋愛要素が絡むだけに、「下克上展開」特有の痛快さやほろ苦さに加え、ちょっとしたヤンデレ要素も加味されたりして、そーいう意味でもなかなか見どころがあったりしたのでした。





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私はめだかボックスの物語の中でもじつはとりわけ、めだかちゃんと善吉が敵対する「悪平等編」のくだりが大好きなのですが、今回は、「勝者であることを決め付けられた主人公体質の人間」であるめだかちゃんから、「サブキャラ(パートナー)体質」の善吉が主人公の座を奪取し得るまでの物語を振り返るとともに、「負け戦なら百戦錬磨」の球磨川率いる第三勢力「裸エプロン同盟」とは何だったのかについて、考察(妄想)を繰り広げていきたいと思います。
 

めだかちゃんの異常「完成(ジエンド)」を攻略した善吉の能力

まず、めだかちゃんの「完成(ジエンド)」の能力(異常)について、軽く説明させていただきます。
 
これは、地下十三階で発現した能力で、他人のスキルを本来の持ち主より使いこなし完成された状態で体現・会得できるという、いわゆる「上位互換コピー能力」にあたります。
 
観察もしくは又聞きのイメージだけで能力をそっくり模倣(コピー)し、のみならず、オリジナルの相手よりも完成されたカタチで自分のものにしてしまう、なんとも恐るべき向かうところ敵なしの、しかしながらなんというか、いけ好かない能力なのです。
 
その能力のチートさから、どちらかというと敵側能力者っぽいなっていう印象もなきにしもあらず、しかしながら一方で、もっともめだかちゃんらしい、めだかちゃんであるがゆえの能力だなあとも思いました。
 
そもそもめだかちゃんはまだスキルが発現してなかった2歳にして、偉人たちの血と汗の結晶である偉業を、観察しただけでいとも簡単に模倣してのけることで、いろんな人たちの人生を「終わらせてきた」経歴があります。
 
なお、似たような能力者で「理不尽な重税」(相手の能力を「徴収する」能力)の使い手である都城王土というキャラがいましたが、一見、模倣(コピー)能力よりも殺傷能力はありそうな気はするのですが、「奪う」という点で、唾棄すべき能力であるがゆえに、そこにはダーティな要素が加わり、ありていにいえば、能力バトルではいわゆる「かませ」ポジに陥りやすい。
 
しかし、めだかちゃんの「完成(ジエンド)」の根源は、ただただ純粋な「好奇心」による観察の産物であり、それはおそらく「人間が好き」である、人間離れしためだかちゃんの「人間」への興味や憧れからくる、いわば、プラスのモチベーションから発現した能力であるがため、非の打ち所というものがないというところがやっかいなのです。
 
凡人発想ならば、もしめだかちゃんのような「非の打ちどころのない正しさ」を持つ人間と相対すれば、一段下から崇拝するか、もしくは自分の人生とはできる限り関わらないように避けてしまうか、まあそういった対応をするでしょうね。
 
容姿端麗、清廉潔白、人の上に立つ素養、そして清濁併せ飲む度量。
 
これほどの完璧超人にして、さらに「上位互換コピー能力」などという、可愛げのないこの能力!
 
このままめだかちゃんが「完成(ジエンド)」を極めて行けば、いずれは誰もがめだかちゃんから一歩距離を置くようになり、彼女とは「勝負」そのものが成り立たなくなってしまうことは必至です。
 
ですが、善吉は違いました。
 
綱引きのとき、最後まで手を離さなかったように、圧倒的な力の差を見せつけられてもめげず、あきらめず、一貫してめだかちゃんを倒すため、めだかちゃんと肩を並べて向き合える好敵手になれるために、ひたすら「努力」を重ねます。
 
なお、善吉が敵対したことで、勢力図ができあがり、結果、一人ぼっちになってしまっためだかちゃん。
 
そんなめだかちゃんに、ダークヒーローポジとして現れた鶴喰くんは、
 
「この子」
「仲間いない方が強いみたい」
 
と言います。
 
正喰私も、連載当初こそは、可愛くて凛としていて、いつだって正しくって、まさに非の打ち所のないパーフェクトヒロインのめだかちゃんに憧れたりもしました。
 
しかし、めだかちゃんが「完成(ジエンド)」を体現させ、ほかのキャラがあれほど攻略に苦戦した能力を、観察や推理だけでいとも簡単にコピって使いこなしたり、挙句の果てには、唯一無二の幼馴染である善吉までもを「観察対象」としてしまった頃には、もはや憧れよりも、畏怖や嫌悪感の方が大きくなってしまいました。
 
だからこそ、善吉にはなんとしてもめだかちゃんを倒して欲しかった。
そして、めだかちゃんに「まいった」と言って欲しい。
 
「人間は正しすぎたらダメなんだ」と善吉はめだかちゃんに宣戦布告しますが、まさにその通りだと思いました。
 
そして、安心院さんとの修行の末、善吉が出した結論。
 
安心院さんからは
 
「きみは誰かとチームを組んで戦うのがとてもうまいよ」「だが悲しいかな」「それはきみが生粋のパートナー気質であることを意味する」

「人をサポートするのはうまくとも自分が主役となって戦うのは苦手なのさ」

「メインを貼ることのできない生粋のサブキャラクターって感じかな」
 
 
とキツイ指摘を受けながらも、最終的にはその「パートナー気質」をむしろ活かした上でめだかちゃんに挑む道を選択するのです。
 
 
「作戦?作戦なんてねえよ古賀ちゃん」
「人吉とかいう大馬鹿野郎にあるのは!」
「いつだって努力だけだ!!!」
 
 
安心院さん曰く、ハーモニカとは期限をたどれば調律のための楽器だそうです。

そしてそれは人吉善吉のようなパートナー体質の持ち主が使うとまったく違う意味を持つ。
 
 
イメージ 1

「人吉くんの演奏はその音色で」
「仲間のバラメーターをチューニングする」
「いうなればそれは指揮効果」
「仲間のパワーを200パーセント引き出すプレイ」
 
 
本来は安心院さんがその「パートナー体質」いわゆる「サブキャラしか張れない」宿命を持つ体質を治す方向で考えていたみたいですが、善吉の方から、むしろその「持ち味」を強化してくれと頼んだようです。

なお、それには、
 
 
「仲間をゾーンに入れる指揮効果」
「それは今後」
「自分に最も必要なスキルになるだろう」
 
という善吉なりの目論見があったようです。
 
なお、安心院さんはめだかちゃんに、それでも「完成(ジエンド)」を使えば、そんな善吉の「指揮効果」すら手中にできるのではないのかと問いかけます。
 
しかしめだかちゃんは美しく涙を流しながらこう言います。
 
イメージ 2

「そうだな。できそうな気もするが」
「しかし観察が少し難しいかな」
「現象が結果しか見えないからな…」
 
 
――本当に善吉が「勝ち」を得るのはもう少しあとのシーンではあるのですが…
 
このコマこそ、まさに、めだかちゃんの、全知全能、完全無欠ともいえる能力「完成(ジエンド)」が攻略された瞬間でもあるのです!
 
能力バトルでいうところの、いわゆる「上位互換コピー能力」を打開する術としては「相手にコピーさせない」ことが肝であることは自明です。
 
この瞬間から、少なくとも能力バトルのステージにおいては、善吉はめだかちゃんにとって、あれほど羨望していた得た「攻略困難な唯一無二の好敵手」のポジションを奪取したのです!
 
この『めだかボックス』悪平等編、「勝ちとは何か」「愚行権の行使」など、いろいろな哲学が入り組んでいるため、一見困難な物語展開のように思えますが、なんのことはない、「完全無欠の超人能力」を「パートナー体質の凡人能力」が努力だけで攻略するという、まことに少年漫画の能力バトルらしい、痛快な定番ルートに乗っかった物語だったというわけです。
 

裸エプロン同盟の立ち位置

はい、すごく前置きが長くなってごめんなさい。

でも、標題のテーマを語るにおいて、上記の内容はどうしても外せなかったので…
 
裸エプロン同盟の話題に移ります。
 
そもそも裸エプロン同盟は、めだかちゃんと善吉との決裂が勃発した日、どっちつかずの立場になってしまった喜界島さんに肩入れした球磨川先輩が発足した「第三勢力」であり、一応活動内容としては、
 
『ふたりの争いに割り込み』
『どちらにも属さない第三勢力として横車を押して割り込んで』
『しっちゃかめっちゃかにかきまわす』
『そうすることで高尚な聖戦を』
『ただの茶番にしちゃうんだぜ』
 
といったものでした。
 
が、その後、紆余曲折あり、エリート軍団に吸収されたりなどして、結局、これといった戦績も上げないまま、若干フィエドアウト気味な感じで収束してしまいました。

そういった意味では、この聖戦の中ではとくにあってもなくてもさほど戦況に影響を及ぼす脅威勢力というわけでもなかったようですが、この「悪平等編」の物語においては、なかなか重要な役割を果たす存在だったのです。
 
話は戻りますが、めだかちゃんと善吉の聖戦、これはいわばバトル漫画で言うところの、「完全無欠の超人能力」を「パートナー体質の凡人能力」が努力だけで攻略するという物語です。
 
人間は正しすぎる1人の力よりも、時には凡人のパートナー体質の努力が打ち勝つこともある。
 
「きっと観察じゃあ足りないんだ」
「見知らぬ他人の役に立つために生まれてきたとか」
「そんな寂しいことは二度と言うな」
「ここにいる人間は誰一人、もうお前を他人だなんて思ってないんだから」
 
たとえどんなに強くったって能力があったって、一人の力なんて、たかが知れている。
 
一人でなんでもやってしまえる完璧なめだかちゃんだからこそ欠けていたもの。
 
それは力を合わせることで、一人では成し得ないことも実現させるということ。

頼り頼られ足りない部分は補い合って、そうやって人は生きる実感というものを得るものなのです。
 
…なのですが…

それはよくわかっちゃいるんですが……

私はぶっちゃけ「いち読者」として、この「全知全能超人VS努力型パートナー体質凡人」の聖戦にいまいち入っていけなかったりしました。
 
いや、最初は全面的に凡人・善吉に感情移入しまくってましたよ。

ですがそもそも私自身、パートナー体質でもないし、努力だってできない人間です。

だからなんていうか、善吉が努力とパートナー体質を活かして勝機を得ていく展開に感動しつつも心のどこかで置いてきぼり感をくらってました。
 
自分はもちろんめだかちゃんのような完璧超人になんてなれっこないし、だけど善吉みたいに「指揮効果」で仲間の力を引き出すなんて、それすらもまた、団体行動苦手なコミュ症の私にとっては特に想像を絶するほどの高度なスキルだと感じてしまうのです。
 
というわけで、球磨川率いる「裸エプロン同盟」は、そんなどっちつかずの凡人以下な「いち読者」の心の拠り所として、やはりなくてはならない重要な存在だったといえるのかなって、そんな風に思いました。
 
 
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こんばんわ
yukuです。
 
『めだかボックス』の、この先回収される見込み薄な感じですが、実は密かに気になっている「疑問」について、軽めの考察記事を書いてみたいと思います第二弾。
 
※ちなみに第一弾記事(謎1と謎2)はコチラ
 

謎3:「歴女」名瀬さんがリスペクトする歴史上の人物って?!

 
イメージ 1

生徒会戦挙勃発時、それにより夏休みが潰れそうなことに難色を示した名瀬さんは言いました。
 
「おいおい勘弁してくれよ」
「俺は夏休みには仙台に旅行に行く予定になってんだよ」
「ほら俺、歴女だからよー」
 
…なぜ歴女だと仙台なのか。
 
この先、特にそれについて言及するシーンもなく、もしかしたら、仙台は歴女にとってはわざわざ説明するまでもないほど定番の「聖地」なのかもしれないのですが、いまいち歴史に疎いyukuには、仙台に行く=歴女がどうしてもピンと来ず…

知恵袋コミックカテにて質問してみました☆彡
 
すると、とある親切な方からこのような回答を頂きました。
 
▼回答(回答者:nakomorさん)
名瀬さんが言った「仙台」は「伊達政宗が仙台藩主」に就いた土地で、「伊達政宗の像」があるからだと思います(・▽・)ノ
「伊達政宗」は多くの偉人の中でも人気の高い、「坂本竜馬」にも負けない知名度ですので、「歴史好きの女性=歴女」であれば、是非ともチェックしておきたい名所なのだと思います(´▽`)
 
↓引用(知恵袋コミックカテより)
 
 
…なるほどです。

伊達政宗といえば、独眼竜政宗。

あっだから、名瀬さんも独眼竜コス…!
 
そういえばやたら高貴くんも名瀬さんの右目の上のナイフを気にしていましたが、その謎についても明かされたような気がします^^

そっかあ、あの右目の秘密は独眼竜政宗をリスペクトしてのことだったのですね!(注:あくまで推測の域に過ぎません)
 

謎4:類似する「ウサギ」のぬいぐるみ

地下13階での勝負に敗れた13組の13人。

その中核をなしていた二名、都城王土と行橋未造は、その後潔く退学し、海外へ。

そのとき行橋先輩のキャリーバックについていたウサギ(?)のぬいぐるみホルダーがテラカワユス。
 
イメージ 3
 
……で。
 
この、一見なんのへんてつもないウサギのぬいぐるみデザイン。

どこかで似たようなのを見たことあるなと、ふとした既視感に襲われ、ほどなくして思い出しました!
 
イメージ 2

かつて同じ病院に通院していためだかちゃんと球磨川。

そこで2人は運命的な出会いを果たすわけですが、その当時、球磨川が肌身離さず持っていた不気味なウサギ。

行橋先輩のウサギと、似てませんか?!
 
まあ、こちらは行橋先輩のウサギにくらべると、幾分か満身創痍ないでたちではありますが…

ながく垂れ下がった耳や、白抜きのまんまるな目。そして、黒い紳士用ハット。
 
行橋先輩のものは、ぬいぐるみホルダーという性質上、残念なことに顔のみのものですが、もしかしたら球磨川のもっていたウサギのぬいぐるみと、同一のキャラクターシリーズである可能性も否定できません。
 
それとも、めだかボックスに登場する「ぬいぐるみ」はすべて、このウサギで統一されているのか?

…いやいや、たしか、研修生の希望ヶ丘さんもぬいぐるみを持ってましたが、ウサギじゃありませんでした。

まあ、目が白抜きだったという共通点はあるので、おんなじメーカーのシリーズなのかもしれないですが…
 
ちなみに、球磨川と行橋先輩は、学年が同じです。
(行橋:3年13組 球磨川:3年マイナス13組)

だからひょっとしたら、サンリオのキティちゃんのように、球磨川&行橋世代に流行っていたキャラクターなのかも?
 
まあ、球磨川は、幼少期にぬいぐるみを卒業したようですが、行橋先輩は、OLさんがキティちゃんのストラップをつけているような感覚で、いまだにそのウサギをぬいぐるみフォルダーにしてつけているみたいです。

行橋先輩=ウサギ好き=ラビットラビリンス…
 
って、この件については別に何かの伏線というわけでもなんでもないでしょうし、謎がとけたところで特に今後の物語展開になんら影響を及ぼすものではないかとは思いますが…気になったので一応、取り上げてみました
 

謎5:めだかちゃんの行く末

今、本誌ではちょうど、不知火の里でのまさに最終決戦的な局面にさしかかり、そろそろ『めだかボックス』の物語も収束に向かいつつあるかのように見えますが…

この戦いが無事終わったら、やがてはめだかちゃん、両思いになれた善吉とのラヴラヴハッピーエンドが待っているのでしょうか。

そうあって欲しい、いや必ずそうなるでしょう、と確信する一方で、どうも、嫌な予感が頭の隅から離れないのです。
 
それは、ところどころに散りばめられた、バットエンドを連想させるようなコマ。
 
イメージ 4

悪平等編のクライマックス近く、学園祭で、めだかちゃんに想いを伝えたくて、全校生徒大喝采の中、仲間たちとステージ上でハーモニカを演奏する善吉の独白。
 
 
――来年でもいつでもいいから今度はめだかちゃんも一緒に演奏できればいいなと俺は思った。
――結局俺達はその後、一度もステージに立つことはなかったけれど、確かに俺はそう思ったんだ
 
 
まあ、もしかしたらそれほど深い意味はなく、ただ、そんな機会が訪れないまま、第99回生徒会執行部は解散してしまったという、ただそれだけのことを言いたかっただけの意味にも取れますが、ひょっとするとそうではなく、もうめだかちゃん自身が永遠にステージに一緒に上がる機会を失ってしまう何かが起こってしまうということを示唆するものなのかもしれないという考えがどうしてもちらつきます。
 
そもそも、このあたりの善吉の独白が、まるで遠い過去を思い出しながらのような語り口調なのも気になります。

もしかしたらめだかボックスの、今私たちが見せられているこの物語自体がすでに遠い過去の出来事であり、実際はもはやみんな高校生ではないのかもとか。
 
こうなってくるとなにやら、少女漫画『NANA』の世界観のようですが、そんな風に思ってしまったりもするのです。
 
今回の、不知火の里での戦いでは、めだかちゃんはかなり無理をしています。なんと、一度、死んだりもしています。

しかも、球磨川の『大嘘憑き』のような、「絶命をなかったことにした」わけでもなく、ただ、能力で心臓を動かしてるに過ぎない体(血色のいい死人)となってしまったりしてます。
 
最強・無敵と思われためだかちゃんですが、かつてのジャンプヒーローたちがそうであったように、めだかちゃんもまた、確実にダメージは体に蓄積し、そのうち、心身ともに毒され、やがては朽ちていく運命にあるのかもしれないとも思ってしまいます。
 
人間を守るため、妖魔を倒すべくその血肉を取り込み、やがては自らも魔物化してしまうクレイモアであったり、自らもトロイに感染しつつ、感染者の毒を吸引し治療し、やがてはその身も病魔に侵されてゆくダブルアーツのシスターであったり、挙げればきりがないほどに、自らの命を削って闘うヒーローの悲しきさだめというものを、目の当たりにしているジャンプ読者であるyukuとしては、めだかちゃんの行く末もまた、楽観視できない感じなのです。
 
奇しくも、善吉はかつてめだかちゃんのことを
 
「黒神めだかは勝つべき時は必ず勝つ。ただし相手よりも圧倒的に深い傷を負いながら」
 
と評したことがあります。
 
こちらもまた、「戦いに身を投じればその分だけ、傷は深く蓄積していく」ということの示唆であり、もし、その傷が癒える前に朽ちてしまったとしたら…
 
都城との最終決戦で垣間見せた、めだかちゃんの抱える「黒い闇」。

その答えもまた、めだかちゃんの悲しい末路を導くものになるのだとすれば…
 
「人間が大好き」だから「人間を助ける」ために身を削るめだかちゃんの自己犠牲的な部分に危うさを感じていた善吉たちですが、その心配が的中するカタチのクライマックスにならないことを祈ります。
 
 
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こんにちわんこそば
yukuです
おひさしBLEACHですーー(>∀<)///
 
いきなりですが、yukuの
『めだかボックス』内推しキャラといえば
不知火半袖ちゃん一択であることは
再三、このブログでも吠えてたのですが、
 
実は、こんなyukuでも2回ほど、
推し変を企てたことがあります。。。
 
まず、yukuは『めだかボックス』に関しては
コミックス派なのですが、
 
半袖ちゃんは、1巻ぐらいでは、
善吉のクラスメイトというサブ的ポジションであり、
天真爛漫で、自由奔放な、
可愛らしいキャラだなあってぐらいに思ってたのですが
 
なにやらそれだけではない、腹黒い一面も垣間見えたり
あと、なにげに暗躍キャラだったりで、
 
「これはドストライクなキャラキター(>∀<)」
 
って感じで、yukuの中で半袖ちゃんは、
十三組の十三人編突入あたりでは、すでに、
押しも押されぬ推しキャラとなっておりました。
 
ところが、その後、地下に進むにつれ、
十三組の十三人とのバトルが白熱していき
それに比例して、
yukuの中で半袖ちゃんの存在が薄くなっていきました。。。
 
で、喜界島さんですよ!
 
yuku的に『めだかボックス』内の名バトル5本指に入る
(・・・いや、もしかしたら今までyukuが読んできたジャンプのバトル漫画での一騎打ちの中でも
5本指に入るかも・・・)
喜界島さんと行橋先輩の地下12階バトル。
 
あの一戦でyukuのハートは一気に、
半袖ちゃん⇒喜界島さん
と、矢印動いちゃいました〜(・∀・)///
行橋先輩の移り気を笑えないっすw
 
でも、本当にあの一戦での喜界島さんはアツかったっす!
 
はい、つまり、アブノーマル編が終わるころぐらいには
yukuの心はほぼ「喜界島もがな一択」ですよ(//∀//)
 
 
・・・・・が、
 
その後、地下での死闘が収束し、
皆で仲良く下校すべくエレベーターを上がりきったところで
球磨川の旦那の一連の騒動がありィので、
 
戦いは次の舞台へ・・・
 
。。。ってなったところで、地上でようやく電波が繋がったので
影ながら応戦してくれた親友の半袖ちゃんに
とりあえず電話をかける善吉っちゃん・・・。
 
善吉の「ありがとう」に、嬉しそうにするも
憎まれ口をたたき、
そのまま一方的に通話を切る半袖ちゃん。
 
そしてこともあろうが、その足で、
祖父でもある不知火袴理事長に
 
「あたしもマイナス十三組に入れて頂戴」
「そろそろあたしもストーリーに参加したくなっちゃったよ☆」
 
ときましたよ・・・
 
やーーー、
ぶっちゃけ、あのひとコマにやられちゃいました。
喜界島さんvs行橋先輩バトルの感動も吹き飛ぶインパクト☆
 
そしてyukuはやはり、
半袖ちゃん推しなのだと、喰い改めました。
(いや、まあ喜界島さんもだいすきなのですが)
 
そして、2度目の推し変危機は、
 
悪平等編でのレクリエーションで、
球磨川さんのスタイリッシュな裏切り
 
からの〜
 
 
→1分後にもう負けてるぅーーーww
 
 
・・・で、球磨川さん、
意外といいキャラしてるやん!ってことで
 
うーん、、、しばらく半袖ちゃん出番ないし
球磨川さんでも応援しとくかー・・・
 
って、またまた気持ちが移りそうになってたのですが。。。
 
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
善吉がめだかちゃんに「惚れてもらうため」の作戦に
健気にも協力を惜しまず暗躍奮闘する半袖ちゃんに対し
「ハーレムエンドを作ってやることも可能なんだぜ」
と持ちかける安心院さんへ、
 
半袖ちゃんは一笑に付したあと、
 
 
「正義と違って必ずしも」
「愛は」「勝たなくてもいい」
 
 
ときましたよ!
 
うあー・・・(-□-)
 
も。。。
もう一生、ついていきます!!w
 
数々の名言を残した球磨川さんでさえ
一気にかすむほどに
インパクトのあるこのひとコマで
yukuのハートはまたもやググイっと
半袖ちゃんですよ!
(・・・って球磨川さんファンの方スミマセン)
 
なお今、本誌では「不知火知らず編」とやらで
半袖ちゃんにスポットが当たっているようですが
 
うーん。
この半袖ちゃんほど、息の長い伏線キャラは
同作品内で、ほかにおりますでしょうか。
 
このコに関してはだって、なんと、2巻の
「(人吉とは)消しゴム拾ってくれてから友達」
というところからすでに伏線は貼られていたわけですからね。
 
ちょっと油断したら
ふいっといなくなってしまいそうな
そんな危うげで、奔放な不知火半袖ちゃんに
もはや目が離せないのです
 
 
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こんばんわ。
yukuです
 
今回は、『めだかボックス』の、この先回収される見込みは薄い感じですが、実は密かに気になっている「疑問」について、軽めの考察記事を書いてみたいと思います。
 
 

謎1:行橋先輩の性別について

キャラ設定的には男子ということになっているのですがひょっとしたら女子(いわゆる「ボク少女」)かも?と匂わせる所作があったりで、結局、行橋先輩の性別はいまをもって謎のままです。
一体、本当のところどちらなのでしょう。
 
 
▼行橋の性別不詳を示唆する問題のシーン
 
1.善吉とのやりとり
「柔らかい。コイツ女か?!」
イメージ 3

⇒女なのか…?!
 
2.女性(めだか)に女体まで変身できる
⇒女なのか?!
 
3.七巻の内表紙
イメージ 1

こちらは王土と一緒に入浴する行橋ですが、胸の部分はちょうどタオルで隠しているため、このことが逆に、行橋の性別は不詳であるということを示唆するものとなっています。

まあ、男性である王土と入浴している以上、行橋も男性であると考えるのが自然ですが、いやいや、たしか三巻の内表紙では雲仙が呼子さんと入浴してたよなと…

なので、この2人も混浴の可能性は充分にアリということで。
⇒性別不詳…
 
4.喜界島さんとのバトルシーンでのナレーション
喜界島さんのことは「彼女」と表現しているのに対し、行橋の三人称はあくまでも「行橋」(「彼」とも「彼女」とも言っていない)
⇒性別不詳…
 
5.「水着女に誘惑されるな」発言
行橋のアブノーマルのスキルを見破って、なんとかめだかちゃんの奪還を図るべく行橋の心に訴え掛ける喜界島さんに心を動かされた行橋に対しての王土の発言。
⇒やはり男なのか?!
 

◆仮説

 
A.行橋先輩は男子である(女子ではない)と思う理由
さきほど述べた女体に変身する能力が、本当に能力として性別まで変形させてしまうほどの能力だったとする場合、上記にあげた2.めだかちゃんに変身したという問題は即解決です。

さらに、1.善吉とのやりとりで、行橋が柔らかかった理由もこのときだけ、行橋が変身能力を使って体を女体化させていたということで解決です。

ではなぜわざわざ女体化させる必要があったのか。

これには行橋の人を見る洞察能力と、善吉の「女には本気を出せない」性格が関係すると思うのです。

つまり、このシーンでは行橋はどうしても善吉を抑える必要があった―ですが行橋自身、喜界島さんとのバトルを見る限りでもパワーレベルは低いことが伺えます。

サシで力比べして、善吉に叶うはずもなく善吉を抑える力は行橋にはなかった。

でも、もし女性の体ならば、善吉は本気を出せない。

(善吉が女性に本気を出せないというのは、江迎ちゃんとの屋上バトル時で伺えます)

行橋は持ち前の洞察力で瞬時に善吉のそうした性格を見抜き、咄嗟に女体化することで善吉を抑えにかかった…と考えればあのとき行橋が柔らかかった=行橋は女、ということにはならないという仮説が成立します。
 
B.行橋先輩が女子である(ボク少女)と思う理由
これに関しては、ちょっと話が脱線しますが、じつは、善吉・めだかちゃん・王土・そして不知火ちゃんという登場人物がこの仮説に大きく関係してくると思ってます。

まず、めだかちゃん×善吉×不知火ちゃんの関係…

まあ単純に恋愛的矢印で表現すると
 
めだかちゃん⇔善吉←不知火ちゃん
 
という見立てなのですが…
 
不知火ちゃんは、切ない役どころでありながらも、健気にめだかちゃん&善吉を影でサポート(暗躍?)します。
 
イメージ 2

不知火ちゃんといえば、善吉が「親友」と認めるよきパートナーでもあります。

1巻の犬探しでも真っ先に頼ってましたし…

どこか掴みどころがない不知火ちゃんのよきパートナーであり、よき理解者…
 
一方で、王土といえば、めだかちゃんに恐れ多くもプロポーズした人物でした。
 
もしめだかちゃんが王土の求婚を受けるとしたら…
 
めだかちゃん⇔王土←行橋
 
という(まあ大胆な仮説ですが)こんな風な図式もアリになってしまいます。
 
つまりなにがいいたいかといいますと、めだかちゃんをめぐる行橋と王土の関係は、ちょうど、善吉と不知火ちゃんのそれに当てはまる感じになるわけです。
 
共通しているのは、行橋も不知火ちゃんも王土(善吉)のよきパートナーでありながら決して恋は報われず、仮面(ペルソナ)で素顔を覆い隠しながら献身的に陰ながら尽くす…という役割に徹しているという点です。
 
そういえば、行橋=不知火ちゃん?というミスリードもありましたね
 
結局二人は別人だったのですが、もし意図的に「不知火ちゃんポジ=行橋ポジ」という符号がキャラ設定時になされていたのだとすれば、自ずと「ヒロイン(めだかちゃん)の引き立て役」としてあてがわれている行橋は女性であるということになるのではないでしょうか。
 
なお、善吉や王土にとってちょっと目を離したらふっとどこかへいなくなってしまいそうな、そんな掴みどころのない感じが不知火ちゃんにも行橋にもあって(王土なんか、しょっちゅう行橋の「移り気」を心配してますよね)
 
ラブコメのオモテ面(カセットのA面)が「善吉×めだかちゃん×不知火ちゃん」の三角関係ならば、ウラ面(B面)は「王土×めだかちゃん×行橋」なのであって
 
☆善吉(王土)に陰ながら尽くすペルソナキャラ(不知火ちゃん・行橋)
☆掴みどころのない相方(不知火ちゃん・行橋)に翻弄される善吉(王土)
 
みたいな構図に当てはめると、行橋は王土への淡い恋愛感情があることが前提になるので、つまり、行橋=女子という仮説が成り立つと思います。
 

■所感

ここではあえて行橋先輩は女の子であるという仮説を推したいとおもいます。

ゆくゆくは行橋先輩が女子としてカミングアウトして箱庭学園に戻ってきてくれないかなあというのが密かな希望だったりします。
 
 

謎2:瞳さんはなんのために箱庭学園へやってきたのか?

瞳さんといえば、マイナス十三組の出現で息子の善吉を心配し、強引に箱庭学園に転入してきた、いわばモンスターペアレンツということだったのですが、庶務戦での善吉が死にかけたときのやけに冷静な態度などから「本当に息子可愛さにここへやってきたのか」と名瀬さんに疑惑を持たれるなど、瞳さんの真意については謎めいていました。てっきり生徒会戦挙編終了後、その目的が明らかにされるかと思いきや、スルーされたままでしたので、ここはひとつ、瞳さんの本当の思惑とやらをこちらで検証してみたいと思います
 
▼瞳さん箱庭学園来訪の真意に対する疑惑の瞬間
イメージ 3
 

◆仮説

 
「瞳さんはそもそも善吉のために箱庭学園に来たのではない」
 
はい。言葉通りです…。

その仮説を検証するにあたってここでいったん話は脱線しますが、そもそも『めだかボックス』という作品、クセのある、個人主義な集団ばかりのように見えますが、実はジャンプ王道ともいえる、「人との絆」について描いたドラマがそこかしこに伺えます。

とくに「誰かを助けたい」「誰かを助けるために自分の存在がある」という、人間の生き方について考えさせられたりします。

めだかちゃんは、2歳の時の善吉との出会いをきっかけに、歪んだ形であれ「見知らぬ人の役に立つために」生きることを目標としてきました。

そして善吉は「めだかちゃんのために」生徒会に入り、めだかちゃんに尽くします。

このふたりはまあ、「だれを助けたいか」わかりやすいですよね。

そして不知火ちゃんは、影の存在として「めだかちゃん」を助ける使命を持って箱庭学園に存在していました。
 
球磨川は、これはあくまでyukuの仮説なのですが、ひょっとしたらずっと安心院さんを助けるために、安心院さんを倒すスキルを探し続けていたのかなあって、そんなふうに思ってます。

シュミレーティッド・リアリティで、生きることに現実感を感じられなかった安心院さん。

それはひとえに、彼女を倒せる相手がいなかったから。

安心院さんは球磨川のことを取るに足らないように振舞っていましたが、球磨川は、学園生活の半生をかけて、ひたすら安心院さんを倒すために行動を起こしてきていました。

それははじめ、なんのためなのか不明だったのですが、「安心院さんを助けるため」の行動だったとしたら合点がいきます。

このようにめだかボックスという作品は、必ず「だれかを助けたい」というモチベーションで、一人ひとりがアクションを起こしている作品なのかなと考えられます。
 
ということは、瞳さんにも「助けたい誰か」はいるはずなのです。

それは、息子である善吉なのか?もしくは「見知らぬ人の役に立ちたい」と突っ走るめだかちゃんなのか?

いえ、私は瞳さんの助けたい相手こそが、球磨川だったんじゃないかって思ってます。

13年前のあの日、究極の選択を迫られた瞳さんは自分の息子を守るため、球磨川を救うことができなかった。

その後悔をずっとひきずっていて、だからこそ、「息子をサポートする」という名目で実は、敵側だった球磨川を救う機会をずっと伺っていたのかなって、そんなふうに思うのです。
 

■所感

結局、瞳さんは目的を果たせたのか。

「ちゃんと負けられたね」のような台詞からも伺えるように、瞳さんとしては、「球磨川にとっての救い=ちゃんと闘ってちゃんと負けること」それを見届けることが目標だったのかなって思いました。

その証拠に球磨川は、自分がめだかちゃんに負けたことを「なかったこと」にはしませんでした。

不都合なことはすべて「なかったこと」にしてきた球磨川の心の闇は、めだかちゃんとの一戦で、少しだけ祓われたのかなっていうふうに感じました。
 
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