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バーボン編の絶望感が凄まじいのは、何より赤井秀一という切り札を失った直後の喪失感と虚脱感の渦中、味方側の戦力が圧倒的に削られた状態で黒ずくめの組織コードネームつきの強敵を迎え撃たねばならないという、いわゆる「無理ゲー」っぷりにありました。
ジンやベルモットも脅威ですが、彼らはあくまでも探られる側にあり、コナンサイドが何もアクションを起こさない限り、積極的に襲ってくることはありませんでした。しかしバーボンに限っては標的をはっきりとシェリーに絞った上で襲撃してきます。加えてコナン側は警戒するにもバーボンの外見特徴含め、肝心の手がかりと呼べるものが何一つありません。分かっているのは「情報収集力・観察力・洞察力に恐ろしく長けた探り屋」という極めてハイスペックであるというキールからの情報のみ。
…が、ちょっと待ってください!
今から思えば赤井って確か潜入時代、バーボンとは行動をともにしてましたよね。ということは少なくともバーボンの外見的特徴だけでもコナンへ伝えてやることで、コナンの負担は随分軽くなったのでは…?!?!
バーボンの子供時代のあだ名が「ゼロ」であるという事がコナンから赤井に正しく伝わっていたことからも、赤井⇔コナン間での情報ラインは生きていたのは明白です。
それにも関わらず赤井は最後までバーボンの外見的特長や組織時代の因縁など伏せていたのは、単なる報連相不足で片付けられるものでしょうか。
本来ならバーボンが毛利小五郎に接近してきた時点で厳戒態勢を敷き、決してその懐に入らせないようにするべきだったにも関わらずみすみすバーボンを泳がせた…その結果、ベルツリー急行ではかなりのリスクを背負うことになったわけですし…
ではなぜ赤井は敢えてバーボンの情報をコナンへ伏せていたのか。
1.コナンが赤井に信頼を寄せているほどには赤井はコナンへ信頼を寄せていなかったため
2.コナンを護るため(知っていることは少ないほうが安全性は保たれる)
3.バーボンを護るため
4.赤井自身が元々、報連相は極力しない主義なため
結論から言うと1〜4すべて当てはまるのではと考えております。
まず1ですが…「赤井はさほどコナンへ信頼を寄せていなかった」という表現では若干の語弊がありますが、要はもし、逆にコナンへ自分の知ってるバーボン情報を全て開示した場合、「果たしてこの坊やはどういう行動を取るか」と赤井なりにシミュレーションしてみた際、どう考えてもあまり良いパフォーマンスは期待できない…下手すれば最悪バーボンによって返り討ちにされるとさえ想定していたのではないでしょうか。
もし赤井がコナンへバーボンの外見的特徴を仔細に伝えていたら…ウェディングイブの回で安室透に扮したバーボンが接近してきた時点で、キールから「探偵のような奴」と事前に聞かされているコナンはその正体に勘づくでしょうね。そうすれば超行動派のコナンのこと。そのままバーボンが毛利探偵事務所に出入りするのを放置するはずもなく、軽率に何らかのアクションを起こしてしまう可能性は極めて高い。特に蘭がバーボンの懐内にいるというだけでさらに冷静な判断はきかなくなってる事でしょうし、もしかしたら安室=バーボンであるという確証を得るために彼の顔写真を写メに収めて赤井に送るくらいのことはしてしまいそうです。そして勿論バーボンがそんなことさせるはずもなく、その時点でコナン⇔赤井の情報ラインも掴まれ、一網打尽にチェックメイト…っていう顛末が目に浮かぶようです。
あるいはコナンが安室=バーボンであるという事を知った上で辛抱強くアクションを起こさず泳がせていたとしても、よほど高度な演技力でなければ恐らく「組織随一洞察力に長けた」バーボンにあっさり見破られ逆にコナン⇔赤井の情報ラインを攻め込まれてしまいそうですよね。
つまり、あの時点で赤井から何も聞かされてなかったからこそコナンは安室と自然に接することができたわけですし、結果的に「2.コナンを護る」という赤井の思惑も当面果たせたわけです。
そして「3.バーボンを護るため」についてですが、もしかしたら赤井はすでに8割方、バーボンの正体について勘付いていたのかもという考えです。
「組織にいたころから(公安の諜報員であることを)疑ってはいたが…」と言ってましたがもはや「疑う」というレベルよりは確信に近かったのかもしれませんね。だとすればそれはいつから?と考えたとき、恐らくですがスコッチ殉職以前と考えるのが自然です。ほぼ確信はしていたが100%ではない、だから自分の身分は明かせなかったけどスコッチの一件はずっと気にかけていたし、あの現場で起きた真相(バーボンの足音をきっかけにスコッチが引き金を引いた事実)を話せないでいた…
バーボンにとって赤井の生存はシナリオに無いこと、だからもし赤井がコナンと情報共有してしまえば、バーボンの計画を邪魔してしまい、結果、その身を危険にさらしてしまう。一方で赤井にとってバーボンは(確証はないが)正義側の人間につき、泳がせておいてもコナンやシェリーが命の危険に晒される可能性は薄い…とまあこうした判断もあったのではないでしょうか。
ただ赤井が果たしてここまで緻密に熟考してコナンにバーボン情報を共有しなかったのかと考えると、これまた微妙なところではあります。
大抵の人の考え方として「自分の知り得る情報は取りあえず、可能な限り関係者へ伝えておくべき」というのがあります。共有できる情報は多ければ多いほど良しとされているのがまあ社会的な一般常識概念ではないでしょうか。
しかし赤井は恐らく経験則からなのか、「共有する情報は最小限に」とする習性が見受けられます。いわゆる「報連相の概念が欠如した奴」とでもいいましょうか。
現にジョディからも、何も知らされてなかったことを詰られてます(結果、計画はスムーズに完墜できたわけですが…)
というわけで「4.赤井自身が元々、報連相は極力しない主義なため」というのもどうやら当てはまりそうな感じです。
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名探偵コナン
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コメント(1)
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もはや考察と言うより妄想殴り書きです!
「それでもいいよー」って方、どうぞゆっくり読んでいってやってください
![]() 脇田の人物像及び関係者の動向について考察・脇田は降谷零同様、黒田管理官の指示で動く公安からの密偵。
・目的は組織とのダブルフェイスで動く降谷を二重で監視するため。いわゆる降谷が潜入捜査の過程で組織側に寝返った際のリスクヘッジ
・黒田の「バーボン」呼びは降谷が潜入捜査で得た情報を秘匿したりしないよう牽制するため(降谷はIotテロ時の爆発物持ち出しの時もそうだったように、有事の際には独断で非合法措置を取る権限を持ち得る立場にあり、その権限を間違った方へ使用しないか黒田は常に裏理事官として目を光らせている)
・しかし実際に組織と内通していたのは降谷ではなく脇田
・降谷が黒田に工藤邸での一連のやり取りを伏せた理由については、黒田から脇田にその詳細が流れるのを防ぐため
・つまり降谷は何らかのきっかけで脇田が黒田によって派遣された密偵であることを掴んでいる
・それならばなぜ降谷は黒田に対し脇田の存在を言及しないのか…それは脇田を泳がせることで黒田に対しても自分がイニシアチブを取り続けたいという彼なりの思惑があるため
なお、黒田による密偵の派遣は部下である降谷を長期の潜入捜査要員として泳がせる以上、もし寝返りがあった際に公安側の情報が筒抜けになってしまっては目も当てられない…つまりリスクヘッジとしての二重監視は当然の処置であるという考え方です。 今回のラム編はいわゆる「ヨツバキラ編」にあたるのではという考察「デスノート世代」なのでどうしてもね…このラム編の展開にデスノの展開を重ねてしまう部分もあったり…
ヨツバキラとは、真正キラである夜神月が警察や探偵(L)の追及から逃れ欺くため、やむなく一時的にキラの能力などを手放し、その期間のみキラの権限と役割を与えられた人物を指します。とはいえあくまでキラ代行なので、時期が来れば夜神月にその権限は戻るように画策されます。そして当の夜神月はヨツバキラの活動期間中、何食わぬ顔で警察やLと協力関係を結び、共にヨツバキラを追う捜査員としての立場に身を置くのです。
つまり、もし「隻眼のラム=ヨツバキラ」ならば、ラムの正体を暴くこと自体に関してはさほど重要ではなく、むしろラムバレ後、それまで味方側として潜伏し共に捜査にあたっていた黒幕X(エックス)がいかに周りの目を欺き次期ラムポジに収まるかが「見どころ」になってくるのではないでしょうか。
隻眼のラムという「撒き餌」で探偵たちを総動員させ、組織中枢を解体後、警察と組織の両方を黒幕X(エックス)が牛耳る新章が幕を開ける…という展開が待っているのであれば、確かに今のラム候補3名がポっと出キャラであることも頷けます。
いわゆる「警察等も自由に動かせる立場にあり裏ではラム……最強だな」ってやつです(デスノ未読の方すみませんんん)
さて次期ラムの座を狙う「黒幕X」は、今はコナンたちと協力関係にあり、組織・警察双方の情報や動向もある程度は把握できる立場にある人物。
私の中では若干1名、心当たりのある人物が浮かび上がってるのですが…
ずばり結論を申し上げると、夜神月(黒幕)=降谷零ではないかという考えです。
(あひぃ前回記事に引き続きまたもや降谷さん黒幕というオチに…
飽きもせずすみません)だとすれば次期ラムの座を狙う降谷にとっては目障りな銀の弾丸(コナン・赤井秀一)&ジンがラム共々刺し違えてくれるのを今は手ぐすね引いて待ってる状態でしょうか。
いやいや降谷零といえば「僕の恋人は日本」と言い切り命がけでテロの脅威から国を守ろうとしていたほどの正義感と使命感の持ち主…そんな彼が黒の組織No.2の座を狙う黒幕であるはずがない、という理屈もわかります。が、もし降谷にとっての「正義」が、組織の中枢にのし上がることでしか成しえないものであったなら…? キラ=夜神月がデスノートを使用する理由も私利私欲のためではなく、純粋な正義感からでした。
今年の劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』が「正義vs正義」のぶつかり合いだったことを思えば、それが来たるラム編最終決戦のテーマであることを示唆していたという可能性なきにしもあらずです。
もし『名探偵コナン』がジャンプ作品なら結構な高確率で黒幕=降谷零って展開来るはずなんですが、あいにく少年サンデーですからね…ジャンプっ子としてはいまいちサンデーの出方は読めないでいます。
断言しちゃいますが、コレが少年ジャンプなら次期ラム=降谷零で決まりです(だから『名探偵コナン』は少年サンデーだって何度言えば…
)▼関連記事▼
※ちなみに目下休載中の『名探偵コナン』ですが、連載開始は40号からとのことですので、ラムの正体が暴かれるのもそれ以降ってことになりますね。40号はざっくり8月の終盤に発売予定らしいです。つまり夏休みいっぱいはせいぜいラムの正体&黒幕妄想にドップリ思いを馳せたい所存です。
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RUM(ラム)候補は3人に絞られた▼コナンに関する情報源も直属の部下である降谷からである事は容易に推測できるしかしもし黒田管理官が実は組織に潜伏する公安側の人間(あるいは逆に公安を欺く組織の人間)であるとすれば、純黒ではキュラソーにNOCリストを出させたあの一連の行動は一体なんだったのかということになりますよね。
黒田兵衛は公安の顔とRUMの2つの顔を持ち、事故の際の脳への後遺症で互いの記憶はうまくリンクしない(いわゆる「ヤヌスの鏡」状態)…それならばあの支離滅裂な行動も何とか説明つくのか?!とも考えましたが、それはさすがに設定盛りすぎで個人的に気に食わないので却下で…!
とはいえ黒田ラム説を推し進めるにあたって純黒はまずクリアすべき大きな障害ではあるんですよねー
![]() では黒田(RUM)と降谷(バーボン)は「純黒以降」に繋がったという可能性があるとすればどうか…もっと言えば降谷と黒田の繋がりは降谷主導によるものであり、黒田を裏の理事官へ手引きしたのが降谷自身…つまり関係のイニシアチブは黒田ではなく降谷が握ってるって構図(つまり緋色で降谷が部下の人に仄めかしてた上司の存在は黒田ではない?)
普通に裏の理事官とRUMのダブルフェイスを使い分ける黒田に降谷が踊らされているというのもアリですが、降谷の性格やこれまでの行動パターンを分析するに、黒田(RUM)とは「実は全てを知った上で何らかの協定を結んでいる」という気がします。
えっじゃあ降谷は公安の人間でありながら組織のNo.2とも結託してる二重スパイってコトになる?!?!
いやいや降谷零といえば「僕の恋人は日本」と言い切り命がけでテロの脅威から国を守ろうとしていたほどの正義感と使命感の持ち主…悪の組織の二重スパイっていうのはさすがに考え難いよー…とも思われるでしょうが、むしろ恋人(日本)を守るという大儀のもとであれば公安を組織が乗っ取ることぐらい平気でやりそうな気もします。
幼少期よりエレーナ先生という、組織と深くかかわりを持つ人物との交流…そして20代前半の多感な時期より、バーボンというコードネームを与えられ組織に潜入捜査入りしていたという事もあり、組織側の正義に染まらないとも限りません。いや100%染まらずとも「日本を守る」という大儀を果たすに置いて、日本警察に欠けていて組織にあるものをもし見出していたとすれば、組織のNo.2であるRUMを懐柔し、最終的には組織の機能そのものを牛耳るという野心を降谷が抱いているとすればどうでしょう。極端な話、正義を執行する手段を何も公安警察に限定する必要はないわけですからね。
『留守番電話にしていたからといって必ずしも留守だとは限らない。ガムテで目張りされていたからといって必ずしも扉が開かないとは限らない。阿笠博士が美味しそうに飲み干したからと言って必ずしも紅茶であるとは限らない。黒田と降谷は”正義側”だがその「正義」が必ずしも警察庁にあるとは限らない…』
つまりはそういうことなのかな。
降谷零という人物像に迫る事で黒田(RUM)との関係性を紐解くところで黒田ラムと降谷が降谷主導の蜜月関係にあるとして、果たして降谷はどうやって黒田ラムに取り入ったのでしょうか。それを紐解くにはまず降谷零という人物像をプロファイリングしていく必要があるかと思います。
まあ彼も大概に謎の人物ではありますが、その性格は意外とわかりやすかったりします。まず特徴的なところとして、絶対にいかなる場合においても自身を優位な立場でいようとする自尊心の高さが挙げられます。
たとえばベルモットとのこちらの会話シーン…
もともと降谷(バーボン)とベルモットは、小五郎や蘭たちの懐に入り込むことに成功した降谷(バーボン)が決して彼らに危害を加えないというベルモットとの協定のもと、協力関係を築き上げてきた仲です。「これからも力を貸してくださいね」と念を押すためにわざわざ「なにしろ僕はあなたの秘密を握ってる」といった脅し文句を吐く必然性はあまりないように感じます。
それこそ「赤井は生きてる」などという妄言に付き合いこれまでひと肌もふた肌も脱いでくれたベルモットに対し、ここは少し下手(したて)に出てでも「そんなコトいわずにこれからもお願いしますよー^^」くらいの態度を取るくらいでもよかったのでは?と凡人の私などは思ってしまうのですが…このシーンからも降谷の、常に相手の優位に立とうとするマウンティングゴリラっぷりが垣間見れます。
ところでこうしたマウントポジション取りたがりな輩には得てして「権威(ステータス)」を振りかざすタイプが多くみられます。
が降谷の場合、そうしたものには一切のこだわりはないように見受けられます。
もし降谷が「自分を優位に立たせるための権威(ステータス)」に固執するタイプであれば、到底トリプルフェイスなどは務まらないからです。
では何をもって優位に立とうとするのか…それは「心理的優位」に他なりません。
つまり心理的にさえ優位に立っていれば立ち位置が「公安のキャリア」でも「私立探偵の弟子(フリーター)」でも一向に拘りません。ある意味、ステータスに頼るマウンティングゴリラより厄介なゴリラといえます。
さてそんな降谷が、裏の理事官だからといって黒田へ手放しに忠誠を誓うものでしょうか。恐らくは忠実に指示をこなしつつも常に自分が優位に立つカードを探ってそうな気はします。これは降谷がゼロという立場から身近な人は常に警戒し…というのではなく性格的な習性によるものだと思ってます。そして黒田のとんでもない秘密を知ってしまう…
黒田管理官の秘密…それを語る前置きとして、降谷零の「探偵としての洞察力」として極めて特殊かつ突き抜けて秀でた能力について語りたいと思います。
降谷零の特殊能力RUMのNo.2キュラソーが特殊な「記憶能力」を持ち得たように降谷もまた一種の「特殊能力」を持つキャラであることがこれまで彼が安室透として立ち会った事件解決の案件から見えてきます。
そもそも毛利小五郎の懐に入るきっかけとなった最初の事件がすでに降谷の特殊能力を最大限に活かせる内容のものでした。
降谷零の特殊能力…
それは「他人の血縁関係を瞬時に見抜く能力」
あの事件での真相を解くカギは、容疑にかけられた男と被害者が「実は双子だった」という事実にありました。今から思えば降谷(安室)が自分のシナリオを進めるうえでうってつけの得意分野な案件だったのでしょうね。
ちなみに、ミストレでは初対面の灰原哀に対し「さすがヘルエンジェルの娘さんだ。よく似てらっしゃる」と言葉をかけてます。えと、私は個人的にココ、すごーく違和感があったんですよね。「えっ…エレーナさんと哀ちゃんそんな似てるか?!」っていうね…
纏う雰囲気もさほど似てるように見えないのですが…これは思いがけず言葉にしてしまった降谷(バーボン)の失言だったように私は思います。彼の特殊能力の片りんを匂わせてしまったという意味では…
なお降谷の特殊能力が「血縁関係を瞬時に見抜く」ものであるとすれば、降谷が握るベルモットの秘密=「ボスとベルモットは何らかの血縁関係がある」という解が見えてきます。
うんうん、成る程こうやって降谷零という男は自分の特殊能力を存分に活用し、それをネタに相手の懐へ入りこみ、自分の心理的優位にコトを運んで行ったんでしょうね。それが彼の常套手口なのかもしれません。
黒田管理官の「秘密」に関して黒田管理官もまた、「重要人物の誰かさん」と血縁関係にあったとすれば…その秘密を血縁サーチ能力者・降谷にかぎつかれ、何らかの協定関係を結んでいる可能性はありますね。ベルモットとの協定関係を結んだ時のように…
▼黒田の正体として、巷でもっぱらの候補に挙げられている人物としては赤井の父(務武さん)
遺体は上がってない事や、赤井務武が消息不明となった時期と黒田が意識不明となった時期が被ることなどからも、夢は膨らみます。
ちょっとその背景についての考察は割愛させていただきます!
(正直なところ、黒田の血縁関係や空白の17年に関してはそこまできっちり理解できてなくともRUMの正体考察にさほどの影響はないと考えております)
つまり重要なのは黒田が赤井務武だとして、たまたま彼の出した正義執行の解が「RUMとなって組織の中枢に食い込むこと」、そして彼の「正義」が降谷の「正義」と利害関係が一致し結託に至ったのではないかということ。恐らく彼らの正義のため公安という組織を利用するのにこれほどうってつけのコンビはないでしょう。
黒田の血縁がもし赤井家なのであれば、自分の志を追って組織に相反するFBIに所属する息子の赤井秀一には自分がRUMであることを知られたくはないでしょうし、前述した「常に相手の懐内で優位に立っていたい」という降谷の性格からして、その「秘密」を掌握することは大いに優位性を保てるものではないでしょうか。
※この際、降谷の赤井への私怨と、赤井父(仮)との蜜月関係を結ぶことについての心理的葛藤は敢えて無視します。
江戸川コナン(工藤新一)の「宿敵(ラスボス)」についての考察さてここで話は大きく飛びますが、コナンにとっての「宿敵」となりうるのはどのような存在なのでしょうか。
犯人の犯沢さん?コナンに薬を飲ませた張本人であるジン?それとも組織のボスの烏丸蓮耶?いつも決着がつかない怪盗キッド?
まあいずれも強敵ではありますが、「真実を暴く」ことこそがコナンにとっての命題なのであれば、「真実への到達を阻む存在」こそがその宿敵といえるのではないでしょうか。あるいは「真実を覆い隠す」「真実を捻じ曲げる存在」というべきか…
▼そういう視点で言えば冤罪逮捕ばかりで捜査をかき乱し真実から遠ざける山村警部のようなタイプが宿敵といえる??それなら小五郎のおっちゃんだってどちらかといえばそのタイプなのではとも思われますが、山村警部の場合、相手を逮捕・拘束できるという権限を持つ刑事という身分です。一般人が見当外れな犯人を指し示すのとは少しワケが違います。まあただ、へっぽこ過ぎてすぐに論破・懐柔されてしまうという点でコナンの敵ではないので「宿敵」というには役不足かな。
ただし方向性としてはそんな感じです。将来、ラスボス戦でコナンに立ちふさがる「宿敵」となりうる存在がもし現れるならそれは、事件現場では圧倒的な権限を有しながら、真実を覆い隠し、事件を迷宮入り(冤罪含む)にしてしまう力を持つ「警察関係者」なのではないかと思います。
そういう意味では、公安警察の公権力をフル活用しおっちゃんを冤罪の憂き目に遭わせた降谷零というかつてない強敵が立ちふさがった『ゼロの執行人』という映画は、今後の「コナンvs真実を阻むもの」との最終決戦に向けての布石だったように感じます。
えと何が言いたいかと言うと、裏の管理官(警察)でありRUM(組織)である黒田兵衛こそがコナン最終決戦の「宿敵(ラスボス)」として立ち塞がるならば、これ以上のキャスティングはないのではと思います。メタ的考察入りますが、そんな感じで、黒田=裏の理事官(警察関係者)=黒の組織の幹部…という線を推していきたいと思います。
若狭留美の正体を灰原哀の言動から考察件の、若狭=RUMの存在を示唆するアナグラムに関しての推理は、ココでは割愛させていただきますね。
結論から言うと若狭留美はRUMではない。その正体はボディガードの浅香。そしてRUM容疑と羽田浩司殺害容疑のダブル容疑をかけられた人物である。
というのがこちらの記事での見解です(まあ順当なところで…)
であれば、黒田(RUM)とのキャンプでの一触即発ムードな応酬も理解できます。
▼互いに一歩も引かない(仲悪そう…)
あらゆる状況が、見る人が見れば彼女を「RUMである」という嫌疑がかかるよう仕組まれている。そしてそのことを彼女自身も気づいている…
とはいえ、警察関係者にすべてをぶちまけて身の潔白を証明する術を彼女は持ち得ません。なぜならRUM=警察関係者だから…
守るべき人たち(羽田・アマンダ)を守りきれず、さらには「裏切り者(RUM)」として嫌疑をかけられ、存在が知られれば組織からも追われる身…
灰原さんがいつの時点で若狭留美の「本当の正体」について気づいたのかは不明ですが、あの警戒心の強い灰原さんが若狭のことを「好き」と表現するにはよほどの背景があるはずです。
▼そのヒントとなるのがこのシーン「所詮裏切り者には」
「居場所なんてないんだから」
灰原さんが比護選手のファンになるきっかけとなった、比護選手の境遇について語られるシーン。灰原さんというコはどうやら自分と境遇が似ている相手に親しみを覚えるタイプであるということがわかります。
つまり組織からも羽田浩司の関係者からも疎まれ居場所のない若狭留美(浅香)に親近感を覚え、「好き」になった可能性は大いにあります。
というわけで、若狭留美は「RUM」嫌疑をかけられた浅香でありコナンサイドの味方である…と推察されます。
☆まとめ(妄想です)☆
・RUM=黒田兵衛
・浅香=若狭留美
・若狭留美は四面楚歌
・黒田兵衛(RUM)と降谷零は蜜月関係
・黒田が降谷を「バーボン」と呼ぶのは「RUMだから」
・黒田はRUMだが「正義」の人
・黒田(RUM)と降谷の「正義」は一致している
・黒田と降谷には公安と組織の両方を牛耳るという野望がある
・降谷は黒田の「血縁上の秘密」を握っている
・黒田と降谷はいわゆる二重スパイだが、「正義」のためなら公安や黒の組織といった「所属(手段)」に固執しない(つまりどちらの組織を裏切る可能性もある)
・降谷が黒田への報告(工藤新一に関して)を黙秘したのは工藤新一の幼児化から灰原の生存も数珠繋ぎに発覚し、初恋の人の娘を再び危険に晒してしまうのを避けるため(恐らく工藤家ですべての秘密を聞き「灰原を護る」という点で赤井と合致したので黒田との電話中、真っ先に赤井を思い浮かべたと推測)
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「バーボンは誰だ」…正体の候補は3人の探偵に絞られた!!!えー私の場合、アナグラムやキャラの台詞からヒントを探るとかそういうのにはとことん向かないタイプにつき…(細かい作業は苦手なんですーー)
せっかく3人まで絞ってもらえたんだし、ここはひとつ、これまで語られたバーボンという人物像をあらゆる角度からプロファイリングした上で該当しそうなキャラに迫って行きたいと思います!
まずは3人の属性を二分してみるセンター試験なんかの多肢選択問題でやりませんでした?!3択以上あった場合、類似した内容の肢だけ絞り込んであとの仲間外れな肢は解答候補から除外していくってやつです!
まああくまで正解率を少しでも上げる裏ワザテクに過ぎませんが…今回は選択肢がちょうど3択なので気安め程度ですがそれをやってみようと思います。
沖矢・安室…男性
世良…女性
→世良除外
沖矢・世良…学生
安室…社会人(アルバイト)
→安室除外
世良・安室…私立探偵
沖矢…私立探偵ではない
→沖矢除外
沖矢・安室…成人済
世良…未成年
→世良除外
世良・安室…可愛い系
沖矢…シブい系
→沖矢除外
えー先に結論を申し上げておくと、私は世良さん=バーボンかなって思ってます。
……あっあっ待ってまだ見捨てないで!
もうちょっとだけ聞いてください私の推理を!
いや確かにね、上記で見ると明らかに性別や年齢など、世良さんは最も候補から除外されるべき属性にあると思ってます。選択肢問題じゃ真っ先に切り捨てるべき候補ですよね!うんそれは分かってます!ここで敢えて世良さんに的を絞る愚考さについての批判は甘んじて受け入れたいと思ってます。
しかしぶっちゃけて私は、バーボン=ひょっとして女性なんじゃないかなという考えを持っていたりします。
まあそればこれまでの話の中で語られてきたバーボンという人物像、そしてほかのキャラとの相関関係などを私なりにプロファイルした上で出した答えなのですが…だとすれば必然的に候補は世良さんしかいなくなるわけで…
まず沖矢昴はバーボンではないもう少し言えば、基本的に沖矢=バーボンの線はかなり可能性薄だと考えております(一番怪しいっちゃ怪しい気もしますが…)
というのも沖矢を工藤邸に住まわせるという話になった際、あれほど灰原さんが怯え警戒していたのにもかかわらず、「ホームズファンに悪い人はいないから」という、コナンにしては珍しく「非論理的」な理屈であしらい、沖矢をみすみす自分の懐内に入れてしまいます。もしあれで沖矢=バーボンでしたって話になればシャレにならないですからね。いくら「コナンよりバーボンの方が一枚上手だった」的な展開にするとしてもさすがに主人公のメンツ丸つぶれになるのは必至です。よって沖矢=バーボン説は一旦除外させてもらいます!
▼問題のシーン他キャラとのバランスから考察バーボンが誰であるにせよ、今後コナンが黒の組織と対立を深めていくうえで重要なキャラとなっていくことは想像に難くありません。つまりベルモット以来の敵側レギュラーってことになるわけですね。
今、コナンにおけるヒロインといえば順当に考えて毛利蘭ちゃんとなるわけですが、一説では、蘭ちゃんはあくまでも新一のヒロインであり、対コナンのヒロインで言えば灰原哀ちゃんなのではないかという声もちらほら聞こえてきます。
まあ相手役云々は抜きにしても、天真爛漫な蘭ちゃんと、ミステリアスな哀ちゃんで人気が二分するのもわかります。紅一点よりもこうした相反する2人のヒロインが存在する方が俄然盛り上がりますしね。その辺うまくバランス取れてると思います。
ですが、敵側(黒の組織側)で見るとどうでしょう。今のところ、ベルモット以外これといってパッとした女性レギュラーっていないんですよね…(キャンティはベルモットと人気を二分するほどのレギュラー枠じゃなさそうですし)
ということは、そろそろ黒の組織側にもベルモットと相反する女性レギュラーがいてもいい頃合いなのではと思います。
なおベルモットといえばどちらかというと大人の魅力たっぷりの「お色気担当」…となれば対となる敵側ヒロイン(バーボン)はベルモットとは相反する可愛らしくてフレッシュなタイプであるべきです。蘭ちゃんと哀ちゃんのバランス関係を鑑みるならば…
そうこの点でも沖矢は除外されるんですよね。なぜなら先程の属性分けでは沖矢のみ「可愛い系」から外れるので。そして安室もどちらかというと「可愛らしい」というタイプ的には若干当てはまりつつも、そもそも男性という属性上、バーボン候補からは外れます。
まあその話抜きにしてもバーボンという人物像自体がどことなく、これまでの組織メンバーより憎めないイメージが拭えないのは、ちょいちょいコマに登場するバーボン銘柄の演出が、マスコット的効果を与えているからなのかなと思います。
▼とりま主張すごすぎィィィィまるで「ウォーリーを探せ」のごとく、正体不明の段階からちょいちょい存在感アピールがすごい……いや忘れてないからね他の事件が起こってもちゃんと常に「バーボンはだれだ?!」って気にかけてるから安心してwww
と思わずなだめたくなる構ってチャンな演出っぷり。
恐ろしく有能だけど、ジンからは疎まれるほど組織人としては未熟で跳ねっかえりなスタンドプレイヤーでベルモットのフォローが絶えないような、ベルモットの妹分的存在としてのバーボン人物像が浮かんできます。というよりベルモット自体がジン始め、他のメンバーを喰ったようなトコありますからね。案外、組織内にあって従順とは程遠い、奔放なバーボンとは気が合うのかもしれません。
☆ちなみにもう1つ言えば味方側にこれ以上武闘派女子は飽和状態かなーーとか…
![]() ベルモットとの関係性からバーボン像を読み解くバーボン考察に欠かせない重要なファクターとしてベルモットの存在は欠かせないと思ってます。
まず1つは先般述べた「敵側ダブルヒロイン」としてのバーボン像考察です。
そしてもう1つは、ベルモットとバーボンの「絆」についてです。
まずベルモットはバーボンがコナンサイドの懐に入るために色々と手助けをしたと言ってます。つまりその過程で、ベルモット側からすれば必然的に、「コナンと蘭に危害を加えたくない」という事情をバーボンに知っておいてもらう必要があります。もしくはバーボンへの協力条件として事前に取引がなされたのかもしれません。
えと要するに何が言いたいかというと、バーボンはこれまで恐らく誰も知り得なかった「コナンと蘭に決して危害を加えない」よう暗躍するベルモットの心の内をはからずも唯一知る存在となるわけです。
たった1人の生き証人…と言っても差し支えはありません。
もし今後ベルモットに不遇が舞い降り、蘭やコナンを庇い立てすることで命を落とすような結果になった時、その死に様を見届け、あるいは蘭とコナンに何らかの形でベルモットの死の真相を届けられるとすれば、それはバーボンしかいないというわけです。
つまり少なくとも「バーボンがベルモットより先に死ぬことはない」ってコトは言えるかもですね。
組織内では非情の女として煙たがられている一匹狼ベルモットでしたが、どうやらバーボンとの絆は他のメンバーとのそれとは違うような感じはします。
なお、ベルツリー急行にて灰原抹殺の命が下った時も、ベルモットはコナンとの「約束」を反故にしてしまう事に多少の気がかりは見せつつ、「でもね…殺るのは私じゃなくバーボン」と、自ら手を下さないならと心の中で折り合いをつけます。
このベルモット独白だけ見てもバーボンへの信頼度は想像に難くありません。
えともしシェリーを殺るのがジンや他のメンツだったら果たしてベルモットはこうもすんなり受け入れたでしょうか…結構微妙だったと思うんですよね。ほかならぬバーボンだから、何とか自分の気持ちに折り合いがつけられたのだとここは分析します。
えー…で、ベルモットとバーボンの「絆」とやらは分かったけど、それがバーボン像と何の関係が??って思われる頃でしょうね。はい、説明します!
ベルモットという女性は、カルバドスの一件からもわかるように、男性から寄せられる自分への好意すらも利用する、いわゆる「男の敵」です。恐らくベルモット自身の男性観がそうなのか、「男は踏み台」としか思ってなさそうな部分もあるんですよね。いやだからと言って女性には心を許すのかというとそれも微妙でしょうが、シェリー抹殺が決まった際にはジン曰く「女同士で妙な仏心が出たか」と案じていたことからもしかしたらベルモット自身にそうした傾向は見受けられたのかもしれません。
ベルモットが「若さと美貌」を維持することに執着しているのもひょっとしたら「若さと美貌」を着飾ることで男性に対し武装しているのかもとふと思ったり…
そんなベルモットの懐に入り協力関係を結べるバーボンの性別は女性である可能性が極めて高いと思われ、また性格的にも心を許した相手には実は情の深いところを見せるベルモットと世良は、見た目のタイプ的には正反対でもどこか通じ合うところのある「姉妹のような関係」なのかもしれません。
ベルバボの跳躍でますます女性不信に拍車のかかる黒の組織の男衆…っていう構図もまた一興かな、なんてまだ確定してないうちから妄想が止まらない次第です。
(補足)安室=バーボンじゃないと思われる理由についてしつこくてすみません!
上記では怒涛のバーボン=世良推しを吠えまくりましたが、最後の最後に念押しで脇を固めていきたいと思います。
※ここからは大したこと書いてないんで読み飛ばし推奨です
安室はバーボン候補からは外しましたが、やはり魅力的なキャラであることには違いないので、「当て馬」以外の何らかの理由があって登場したキャラであるとは思ってます。
ところでバーボン考察の過程において、安室さんの人物像をプロファイルする上でちょっと心に引っかかったシーンがあるので紹介します。
これは工藤優作の著書の一節ですが、ここに登場する「推理力に自信のある黒縁メガネの若い男」…このときはコナン達の行く末を暗示するキャラとして描かれているように見えましたが、コナンと由希子は最終的にそのフラグを見事回避し、つまりこの「メガネ推理男」には成り得なかったわけです。
しかし個人的にアリだと思ったんですよね。ここに出てくる、コナンとも小五郎とも違う、「有能だけど調子に乗りすぎて危険な目に遭う」タイプの探偵役って…
そういえば高木刑事の教育係だった伊達刑事が、かつての優秀だった同期について、「自分の力を過信して無茶してどこかでおっ死んじまってるかも」と語ってるシーンがありました。その後の墓参りのシーンでその同僚=安室である可能性が濃厚となるのですが…
安室探偵は警察関係者…そして何らかの理由で警察を辞め私立探偵に。経歴的には小五郎のおっちゃんとそっくりなのですが、大きな違いは「激しく有能であること」
そして伊達刑事による性格分析でも「自分の実力を過信し無茶するタイプ」だったことが窺えます。
「眠りの小五郎」に興味本位で近づき弟子面しつつも心の中では常に推理を出し抜くことを考えてそうな感じはします。コナンの周りって大体「無能」か「有能な理解者」だけしかいなくって、コナンの推理を邪魔するタイプといえばたいてい山村警部のような無能側しかいないんで…かつての白鳥警部みたいに「有能だけど犯人のミスリードにまんまと嵌まりがち」なタイプは貴重な存在だなーと思ってたところだったんで…「推理力に自信のある黒縁メガネの若い男」のモチーフが安室探偵であればきっと今後も程よくコナンと推理対決しつつ適度に現場を混乱させるスパイス的な探偵キャラとして(要は山村警部の有能版)、日常推理編のレギュラーに君臨しそう…つまり黒の組織(敵側)のバーボン=安室ではない。となります。
えー…いかがでしょうか。
最後の考察はイマイチとしても、世良さん=バーボンが一番劇的な気がするんですよね。
沖矢→コナン(少年探偵団)、世良→蘭(園子)、安室→小五郎…とそれぞれ「懐」に入ったことを考慮するなら、果たしてだれがバーボンだった場合に一番ショッキングな展開になるかって考えたら世良さんなんですよねー私の中では(心を許した相手に裏切られる事に一番免疫がないのはきっと蘭ちゃんだと思うんで)
こんないい子が黒の組織の探り屋だったら泣きそう…
んんっ……
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今回の安室さんは、公安警察という最高権力側にあって、真実を捻じ曲げてでも「日本を護る」という大義のために、あまねく権限を行使し正義を執行するという、「真実はいつもひとつ」が信条のコナンとは相対する存在として立ちふさがるその展開に血沸き肉踊りましたねー。
何の非もない善良な一般市民である小五郎のおっちゃんが、ある日突然一方的にテロの容疑者に仕立て上げられ起訴に追い込まれる……自分たちの正義を執行するためなら民間人の人生を犠牲にすることも良しとするその傲慢さに怒りを感じずにはいられず…っていうか蘭ちゃんがホント可哀想すぎて…
じゃじゃ馬感満載だった前回(純黒)に比べ、アダルティでダーティな29歳・安室さんに私は鼻息荒く「公権力駆使しまくって民間弱者の人権を踏みにじってくるオトナってヤダ汚ーい
」…とまあ、今回の安室さん(29)はこーいう役どころなのねと、もう本当色々と興奮が抑えきれず…。普通に最初からコナンとのタッグで推理戦に臨むっていうのでも充分ストーリーとして盛り上がる映画になったとは思うのですが、ミステリものとしては勿論のこと、検察vs公安警察の確執、そして各々の正義と私怨が交錯しぶつかり合う描写も見事で、社会派ドラマとしても成り立ってるあたり、コナン映画らしからぬというか、もうコレ完全に大人向けだよねって感は否めず…だからこそ、いつもならコナンの世界観にうまく溶け込んでる阿笠博士のトンデモ発明品の存在が若干浮きぎみでした。
アッでも私は今作、ある意味一番かっこよかったのは阿笠博士だと思ってます!捜査の「合法性」とやらにこだわってた降谷&風見の公安ペアでしたが、阿笠博士with少年探偵団はそんな次元をとっくに突き抜けた、どこ吹く風の非合法捜査オンパレードですからね。まあ民間だからできることなんでしょうけど、変声期とかキック力強化シューズとかもはや反則すぎなんで(笑)
ところでこうした「いくつもの正義」が交錯する構成だと「誰の正義」が一番共感できてしまうか、みたいなことを考えてしまうのですが…公安検察官として登場した日下部さんの「正義観」はリアルだったというかまあ、一番分かりやすく、受け入れやすく、そして最も万人が陥りやすい類のものだった気はします。
自分たち公安検察が公安警察に対し常に忖度を強いられ、正義の執行もままならないという現状、そして自分の協力者でもあった羽場が警察公安の傲慢さにより間接的に「殺された」ということで日下部さんの復讐心は一気に燃え上がります。
倒すべきはあくまでも公安警察であり、たとえ計画の遂行に不自然な点が生じても民間の犠牲は出さないと徹底していたあたりに日下部さんの正義観が垣間見えます。まあ犯人のそうした正義観すらも安室さん側に看破されていたのかどうかは不明ですが、小五郎の無実を証明するために妙なタイミングでIotテロを起こさざるを得ず、それを皮切りに犯人特定までの道筋を与えてしまったのだから、皮肉にも安室さんによる小五郎を犯人に仕立て上げる計画は大きく功を奏したわけです。
余談ですが日下部さんテロは、6年前の2012年に起きた片山容疑者のサイバーテロ事件を連想させられました。アレもたしか動機が捜査機関を出し抜くことで国家権力への怒りを晴らすといった類のものだったのですが、捜査側はまんまと翻弄させられて冤罪逮捕にまで至ります。いみじくも「犯人側の正義」は執行されたわけです。人が人を裁くことの重みを考えさせられる事件でした。
誰しもは一度は抱く「強大な権力」に対しての怒りと不信感。その押さえつけられた閉塞感を打ち破るために自分が出来ることは何か…
サイバーテロこそが、公安警察の権威を失墜させ自分たちの正義を取り戻す執行手段だと信じて疑わなかった日下部氏の動機は、犯行自体は唾棄すべきものであるとはいえ、民間人である私にとって充分に共感し得る正義であり、その一方で、自らを正当化する言葉を一切口の端にも上らせず、結果に対し弁明も釈明もせず、ただひたすら日本を護るべく奔走する、悲しいほど私心に囚われない降谷零の執行する正義はあまりに分かりにく過ぎて、私などは後半の後半までずっと権力の権化である安室さんを憎んでましたからね。まあそれが今回の作品の狙いでもあるのでしょうが、見事にミスリードされてしまってました。
ミスリードといえば橘鏡子弁護士。最初から怪しげな雰囲気を醸し出してましたが、登場シーンのテロップが橘鏡子(29)だったので、エッ29歳?安室さんと同じ歳!!!…てなわけで何か警察学校時代に同期として安室さんとはただならぬ因縁があるのかとずっと勘ぐってましたからね。あれもまさかミスリードの一貫??橘女史の29歳に反応してミスリード食らったのはきっと私だけじゃない…はず…!!!
日下部氏が怪しいと気づかせられる最初の分かりやすいヒントとしては恐らく火事未遂のシーンでウォーターサーバーがチラっと映るシーンだと思うのですが(「お水で消火できるじゃーん」っていうね)、あの時ですら私は橘鏡子(29)にこだわって日下部さんのことを疑えなかったですからね。むしろ上層部に過剰な憤りを抱く正義の人として、最終的にはコナンたちと共闘する側の人になるんかなとずっと信じてましたから。私の見る目のなさよ…
![]() ![]() えと…
ところで今回「腐」目線としてはどうだったのか。毎度すみません。
やっぱりね…これはハズせないんですよね。
◆コナン×安室さん安コorコ安どっちでもいいんですけど、個人的にはコ安推しなんですよねー。とはいえ、今回赤井ィィィィが不在につき、若干安室さん総受感は薄かったですかね。
赤井の前では我を失い好戦的になる安室さんも今回ばかりは民間人を護る立場であり部下を統率するする立場でもあり、私心を排除した非の打ちどころのないキャラに仕上がってたんで。いやでもだからこその危うさというか…赤井がいない分、安室さんと対等な立場でサポートができるのはコナンくんだけだからね。赤井の分まで御守よろしく頼むよォ結構ああ見えて彼、向う見ずなところがあるからさァ…てことでのコ安。
ちな目暮警部の前で繰り広げられた「無邪気で好奇心旺盛な小学1年生のコナンくん」vs「警察の仕組みが分からずうっかり差し入れを持ってきた29歳フリーターの安室さん」を演じる茶番劇が可愛すぎてコ安尊い。ホンマ何の茶番や。
◆風見さん×降谷さん降風と思わせての風降派。ていうか風見さん何かとツメが甘いんだよね。で今回は降谷さんにめちゃ叱られる。風見さんションボリ。
や、でも風見さんはね、よくやってるんですよ。どこか得体のしれない上司である降谷さんに畏怖しつつもその私心なき正義の理解者であろうとし、懸命に尽くす姿が健気で…
風見さんはエリートではあるけど奇才ではない。だから日本を護るという自身の責務についてはよく自覚していても「僕の恋人はこの国だ」と断言する降谷さんの「正義」を超越した「愛する者(国)へ尽くす気持ち」までは理解が及ばない。風見さんをひたむきに腹心のパートナーと信じて疑わない降谷さんと、降谷さんに畏敬の念を払いつつもどこか一線を越えられない風見さんっていう風降。いやそれだと降風じゃね?って思われるかもだけど精神面で関係性の主導権を握ってるのが風見さんってことでの風降。
ちょ…コレまた私の語彙力が回復したらまた語りたいんですが今はこれが限界だー!
◆蘭×園子えへへ。実は私がコナン作品の中でイチ押しな組み合わせがこの2人だったり…歴史が長いので語りだすと文字数がアレなんですが、今回も可愛かったーーー。
相変わらず新一への評価は辛辣な園子ちゃんと、健気に新一を信じて待つ蘭ちゃんの掛け合いがね、可愛いんや…
好みとしては蘭園なんですよねー。蘭ちゃんの方が色々と達観してるので。小五郎と英理さんがいい感じになった時の園子ちゃんの反応が面白い。そういえば小五郎が無実の罪を着せられ蘭ちゃんが憔悴しきってる間、ずっと園子ちゃん、蘭ちゃんのそばについててあげてるんだもんね。だからこそ爆発テロにも一緒に巻き込まれちゃうんだけど。
◆コナン×哀ちゃん黒の組織の存在がなかったためか哀ちゃんヒロイン化とはならず、純黒のような情緒不安定に陥ることもなくひたすら頼もしい影の女房役だった感じ。
哀ちゃんがバーボンとしての安室さんに怯えちゃうからか、今回はほぼ哀ちゃんに一連のいきさつについて説明を省いてた様子なのはコナンくんなりの哀ちゃんへの配慮かな。蘭ちゃんに関しては甘えもあるのか結構無神経な対応をしちゃうコナンくんだけど、哀ちゃんにはすごく繊細に気遣いしてあげられてるのは、哀ちゃんがコナンくんにとって男女の仲を超えた大切な協力者(そして秘密の共有者)というのがあるからかな。情にほだされた哀ちゃんがコナンくんにほのかな恋心を抱いても、それは叶わぬ恋なのですよね…
哀ちゃんが懸命にコナンくんを遠隔でサポートしてる時にコナンくんは安室さんとノロケ合いしてるんだもんね(例の「恋人」のくだりね)切ない……コ哀尊い。
えとえとこんな感じでネタバレ感想以上です!
最後まで読んでくれた方、どうもありがとう!!!
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飽きもせずすみません)






