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気管挿管は最初の病院ですることになったけど、その時は説明もあったのかもしれないが、あまりよく覚えていない。
とにかく「何これ!イヤだ…元気になるための処置ならサッサとやってよ!」と思っていたからだ。 人工呼吸器はその病院から搬送先の大学病院に移った際着けることになったのだが、そこではかなり細かく説明してくれて、頭にしっかり残った。 その説明の中で、口からの気管挿管は2週間が限度であること。 いつまでもその状態にしていると雑菌が入りやすいし、肺炎にもなりやすい。 その2週間のうちで呼吸器が外せる状態まで回復するのがベストだが、そうならなかった場合、喉の下に穴を開け、そこから管を通す【気管切開】をすることになる、とあった。 自分の体の事だ。 旦那にも、もしも呼吸が戻らなかったら気管切開になることを話した。 私は2週間、祈った。 なんとか呼吸が戻りますように… 麻痺が回復しますように… でも、そんな簡単に祈りは通じないものだ。 呼吸も戻らなければ、肺炎にもなっている。 それに旦那は喉のマヒもあって、タンやツバを飲み込んだり吐き出したり出来なくなっていた。そして、喫煙者だったからか、その量も多くしょっちゅう吸引せねばならなかった。 マヒはしていても、細い管を口や鼻から入れて吸引するのはかなり辛そうだ。 その度に旦那の体はビクッと硬直する。 2週間目が近づくころ、私は医師に呼ばれた。 「他に処置はないんですよね?やっちゃってください」 【気管切開説明書、承諾書】の用紙に躊躇いなく『本人署名できず 妻 ○○』とサインした。 1月20日、肺炎の症状がよくやく落ち着いた旦那の喉の下に無事に穴が開いた。 |

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