月夜の出来事

音楽が大好きな色鉛筆画家の日々の泡

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ボブ・ディランが登場した頃,僕はビートルズが僕の目の前に現れた時と同じ様に,それはニュースの映像からだった。真っ暗いステージと聴衆達.スポットを浴びていたボブ・ディランがそこにいた。以来,僕は”風に吹かれて”の入ったコンパクト盤(4曲入りの18センチEP)を買ったのですが、僕はどうしてもフォーク・ソングと言う形態がどうも体に合わない様に思えました。しかし,次に買った,”ライク・ア・ローリング・ストーン”のEP,"雨の日の女”のEPと聴いていくにつれ、これは大変だと思う様になっていったのです。こんな凄いミュージシャンは滅多にいるものではないと当時中学生だった僕は思ったものです.しかし、あんなに凄いと思っていたわりには、アルバムを持っていないのがとても不思議な感じがしますが、そういえば、当時,あれだけ頻繁にレコード屋さんに通っていたのに、ボブ・ディランのアルバムを見た記憶が無いのです。恐らく、当時、ボブ・ディランはフォーク・ソングの神様等と言われていましたから、きっとフォーク・ソングとして分類されていたのだと思います.きっと僕はフォーク・ソングが好きではありませんでしたから、そこは見る事が無かったのかもしれません。最も、いくら彼がフォークの神様と言われていたにせよ所詮、一般的な人気にはほど遠いものでした。それにしても、彼の最初の頃のアルバムって、発売されていたのでしょうか?と思えるほど売れていなかったと思われます。
 そういえば、彼の話題と言えば、最初の頃は彼の曲の素晴らしさばかりが話題に上っていた様な気がします。マンフレッド・マンの”ジャスト・ライク・ア・ウーマン”ボー・ブルーメルズの”ワン・トゥ・メニー・モーニング”ウォーカー・ブラザースの”ラブ・マイナス・ゼロ”バーズの”ミスター・タンブリンマン”それから、ジャズの方でも、キース・ジャレットの”サムウェァ・ビフォー”ゲイリー・バートンの”アイ・ウォント・ユー”等と言う様に、彼自身の演奏ではなく他のミュージシャンの演奏で知られていたのです。ひょっとすると、彼の演奏は、いや、歌は、声ががら声だったので、当時は受け入れられなかったのかもしれません。当時の人たちの耳にはきっと,トム・ウェイツに聴こえたのかもしれません。
 このアルバムは僕が買った,初めてのボブ・ディランのアルバムです。その後もずっと,時折,彼のアルバムを買いますが,聴く時はいつもこのアルバムになってしまいます。何だか,冬の日だまりの様なアルバムなのです。寒い日に窓辺でぽけっと、猫でも眺めてる様なアルバムなのです。僕に取って・・・・。


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