月夜の出来事

音楽が大好きな色鉛筆画家の日々の泡

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クラシックの分野も、ジャズなどと同じ様に、全集もののCD等は、気が抜けるほど安価でCDが売られています。トスカニーニの全集等は、すべての録音でCD85枚で7200円位です。僕がトスカニーニの”ファルスタッフ”を買ったときは、2枚組で4,5000円したと思います。本当にこうなってくると、その全集のなかのたった1曲の重みが無くなってしまう気がします。それで最近の僕は、SPを聴いています。クラシックも何枚か持っているのでじっくり聴こうと思っているのです。SPはジャズではチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーがその音の力強さが楽しめて、のめり込みそうですが、クラシックの場合は、ヴァイオリンが特にいい様に思えます。このレコードは日本コロムビア盤のタンホイザー序曲で、演奏はウィレム・メンゲルベルグとコンセルトゲボウです。僕はワーグナーは高校の頃によく聴いていた覚えがあります。フルトヴェングラーのRAIのリングをアメリカ・エンジェル盤で聴いていたものです。しかしそのご、大学卒業後、シトロエンに乗る様になって、別に意識したのでないものの、だんだんと、ドイツ的なものが生理的にだめになって来てしまったのです。かちっとしたフォルムやドイツ的な工業製品、オペラもイタリアのオペラはいいのですが、ワーグナーはまったくと言っていいほど聴かなくなってしまいました。しかし、このSPは久々に聴いて新鮮に思えたのか、とてもいいと思いました。考えたらワーグナーはSPの方がいい様な気もし出しました。ワーグナーの音楽はまるで最新の3Dのハリウッド映画より、このSPや音の悪いRAIフルトヴェングラーの録音の方がずっといい様な気がします。コンピューター・グラフィックを使いまくった、最近の映画の中で今年、アカデミーを取ったのがサイレント映画だと言うのは凄く解る様な気がするのです。余りに、イマジネーションを押し付けられているので、本当のイマジネーションが必要な時にみんなそれが働かなくなっているのです。SPを聴くには聴き手にイマジネーションがないと聴けないのです。このSPには沢山のすてきなものが入っています。CDにはなぜかそれがかけている様な気がします。


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