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サンタナの19枚組、しかもすべてがライブ録音のこのCDセットは実に聞き応えのあるものです。それは僕に昔のビル・エヴァンス・cdセットを思わせるものでした。エヴァンスのものは14枚組でしたからサンタナのセットには及びませんがエヴァンスのものはボックスが鉄で出来ていてそのボックスは今では見るのも恐ろしい位さびてしまっています。しかもとても高価だったのです。サンタナの19枚組はそれに比べると価格で5分の1以下ですから随分とcdの価値が下がったというのでしょうか・・・・・?
僕はこれらのアルバムを何の苦もなく何度も聴いています。最初は全部を聴くのは大変だと思ったものですが、なんと言う事もなく楽しく聴いています。そして最近のアイズレー・ブラザーズとの競演盤の素晴らしい事、今、サンタナは最高のレヴェルにあると思える位です。
このセットの中でもよく聴いているのは1990年8月録音のこの18枚目のアルバムです。なぜ好きかと言うと"Spirits dancing in the flesh"がはいっているからです。僕はこの曲にはサンタナのすべての要素がはいっている様な気がするのです。それは生命の讃歌だと思うのです。ここでのspiritsは地球上のすべての生物に与えられた生命とそのものの核の様なものだと思います。僕はこの曲を聴くたびに美しい自然に降り注ぐ光り輝く雨を連想します。その時はジャングルを思っている事が多いのです。その雨はすべての生命体に注がれ、生命の源となるのです。僕はこの曲を聴きながらD.H.ロレンスの事をいつも考えてしまいます。彼の言いたかった事を音楽にするとサンタナになる様な気がします。SPIRITSがすべての動物に降り注ぎ、猿などは実にきびきびと生きているのです。今日の僕のブログはやけに無駄に力が入っている様な気がします。SPIRITSがすべての動物に降り注ぎ生命力が・・・と考えていたら、急に怠け者を想い出しました。そうです。そう言えばちっとも動かない大きな鳥もいましたね。SPIRITSが届いても何にも反応しないものもいたのでした。
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