月夜の出来事

音楽が大好きな色鉛筆画家の日々の泡

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LINEのスタンプが出来ました。
アマンダ&ポールのハッピーライフスタンプ。
みんなのトークが楽しくなる様に願い作りました。
良かったら使ってみて下さい。


こちらからダウンロード頂けます。
https://store.line.me/stickershop/product/6476552/ja

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このアルバムは売れなかったアルバムとして、とても有名です。なぜでしょう、僕はその第一の理由がこのアルバムジャケットに有ると思うのです。確かに素晴らしい、ポールとリンダのポートレイトだと思います。女王陛下の写真や数々のスターの写真を撮った著名な写真家の写真です。きっと,リンダのリクエストかもしれません。まぁ、小野洋子の様に強引ではなかったでしょうが・・・・。そして出来上がった素晴らしい写真では有るのですがその空気はどこか戦前のハリウッド・スターのポートレイトのようで写真の空気感とアルバムがリリースされた時代の空気感が乖離していた事に有ると思います。僕としてはもうちょっとポールの前髪がいつもの様に下がっていて欲しいところだったのです。この髪型だとどうしてもロカビリーの時代を彷彿してしまうのだとおもいます。それはここでの音楽ともちがうのです。
 そしてアルバムジャケットによるセールスの低下の原因はこのジャケットでのポールとリンダの仲のよさです。多くの人々がジョンとヨーコをイメージしてしまったからかもしれません。ですからこのアルバムを買ったら、ポール、リンダ、ポール、リンダと名前を呼び合っているかもしれないし奇妙な声もはいっているかもしれないと思ってアルバムに手が伸びなかったという説です。この説は一部のポールのファンの説です。
 そして、ポールのプレスが売れなかった本当の理由は僕が思うに、曲はすべていいのだが、職人が力を込めて作り上げてしまったので、ブートレグで生まれたばかりの素朴な原曲を聴くとその美しさにドキッと来る事がある。これも事実だと思うのですが,もっとも大きな理由はその時の時代がそこまでの音を欲していなかったという事です。晩年のモーツアルトがウィーンでコンサートを開催しようとしてもその時代、ウィーンでは踊るための音楽ばかり、人気を集め、高度なモーツアルトの音楽は求められなかったのです、彼らはそこまでの音楽を欲していなかったのです。Only love remainsなどは聴かずにアホなポップばかり聴いていたのです。

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アルバート・マンゲルスドルフが亡くなったという事を風の便りに聴きました。何だか段々寂しくなります。アルバート・マンゲルスドルフの事を始めて知ったのはもう40年、いや、50年位前の大阪万博の時でした。僕は大学1年生位でヨーロピアン・ジャズ・グループとして来日していた彼らを聴いたのでした。その演奏があまりにも凄くて大きなショックを受けたものでした。それはアメリカのジャズとは違い、緻密な構成がなされていて、それでいて精神がとても自由であるという事を感じさせてくれたのです.こんな事もしていいんだと言う。これまでの解釈が広がる演奏でした。その時のメンバーはイギリスのジョン・サーマンとトランペットはマンフレッド・ショーフ(だと思います。)それにアルバート・マンゲルスドルフのトロンボーン、ベースがオーステッド・ペデルセンでなんとうまいベースだと感激したものでした。それにドラムスはダニエル・ユメール、でした。このグループの中で一番凄い、と思ったのがマンゲルスドルフのトロンボーンでした。それかというものは彼が参加いている作品は聴いていました。新宿のDUGのライブ盤やMPSの諸作品は遊びが有って、とても興味深いものでした。ソロの作品やデュエットの作品などではまるでトロンボーンが彼の体の様に思える瞬間がたくさん有りました。ドン・チェリーとのデュエットなんてまるでこどもがふたりでニコニコしながら楽器で遊んでいるようでした。かと思えばグループの作品に老いては彼の存在感というものがとてつもなく大きくて、空気がぴーんと張っている様に思えたものでした。スティーブ・レイシーやマンゲルスドルフがなくなり、、そう言えばドン・チェリーなどは随分と前に亡くなっていました。僕などはドン・チェリーなどはオーガニックしか口にしない様に思え、きっと長生きすると思っていたらその早すぎる死には驚かされたものです。オーネット・コールマンも今はなく、フリージャズの精神的支柱が音を立てて崩れつつ有ります。寂しいものですね。

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 10巻からなる20世紀最高の作品、”失われて時を求めて”を去年、何年かがかりで読み終えてから,何だか気がぬけてしまって、最初の内は高校時代に読んだ,モリエール全集を再読したりしていました。するとかつて呼んだときとは比べ物にならない位面白くて感激してしまいました。それならと、昔読んだ、バルザックの作品なら最初読んだときとはまったくちがった印象を受けるのでは、と思って読み始めましたらやはり、その作品の深さがまったく解っていなかった事に驚くとともに、こりゃまた大変な事になったと思ったのでした。僕は何冊か読んだ後に、”ツールの司祭"を読み返しました。前回読んだのは東京創元社のバルザック全集のものでした。そして今回、再読したのは1993年にリクエスト復刊された岩波文庫の水野亮氏訳の旧仮名遣いのものです。僕は古い作品を旧仮名遣いで読むのがとても好きですしその方がずっと内容が深く感じられるのです。また、この復刻版には味わい深い当時の挿絵も載っているのです。
 さて、ツールの司祭ですが彼はバルザック全集の”セザール・ビロトー”という作品に登場する主人公なのですがそのお兄さんがツールの司祭の主人公ビロトー師なのです。彼は誠実な人で、望みと言ってもまったく小市民的な望みだったのですがそれが彼を好ましく思わない人物、昔の事を根に持つ田舎の世界などによってかれは不幸のどん底に陥れられてしまうのですがそこで暗躍するのが老嬢と言う、バルザック作品の中で従妹ベットもそうですがそう言う人種がいるのです。老嬢とは老いたお嬢さんとでも言いましょうか、結婚しないで年を取ってしまった女性の事ですが現代はそう言う人種はいない様な気がします。バルザックは作品の中で彼女達の描写に老いてここまで言うか、というほどの描写をしています。ひょっとするとバルザック自身よほど老嬢にひどい目にあっていたのかもしれません。とにかくこの作品を64歳になった自分が再読してみるとこの作品は最初読んだときと比べると比べようがないほどに生き生きと迫ってくるのです。まるで作品が呼吸しているようです。ここまで解る様になって,年を取る事もまんざら悪くもないなぁと思える様になりました。もうそろそろ寝ようと思いますが何だか今日は老嬢が夢に出てきそうです。もうちょっと若い人にしてください・・・・・。

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