月夜の出来事

音楽が大好きな色鉛筆画家の日々の泡

SOUL ESSAY

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以前から、マーヴィン・ゲイの”What's going on"以前のアルバムをすべて聴いてみたいと思っていたのですが、僕は高校の頃ですから、1970年頃には彼のアルバム、(レコード、そういえばその頃にはまだCDが登場していなかったのです。)は彼のヒット曲のオムニバスとデュエットのもの、それにナット・キング・コールに捧げたものしか在りませんでした。それに”What's going on ”の素晴らしさに比べるとそれ以前のアルバムはとても古くさく当時の僕にとってはあまり魅力的には思えませんでした。あれから50年近く音楽をずーっと聴いてくると、今では彼の昔の音楽がもとても魅力的に聴こえるのです。そして彼の音楽と共に彼の時代の空気もとても気持よく聴こえるのです。勿論その頃と言うのはアメリカでは公民権運動が勃発する前の時代ですから、当然人種差別なども当たり前の様にあった時代ですから、素晴らしい時代とは言えないものの現在のイスラム国やテロの時代に比べると何となくゆっくりと時間が流れ、人が自由な気がします。このアルバムはジャケットの写真で想像がつく様にバラード集です。ロマンチックな雰囲気があって彼が煙草を吸っています。こういうジャケットはいい男の特権です。シナトラのキャピトル盤にもこういうジャケットが在りましたね。この手のジャケットを不細工な歌手が作るとお笑いになってしまいます。この頃の彼は幾つぐらいでしょうね・相当若いはずですが、その歌は実に堂々としたもので信じられないぐらいです。バックはジャズのフルバンドにストリングスが加わったものでそのサウンドは素晴らしく、メンバーのクレジットはないものの恐らく有名なミュージシャンが沢山入っていると思われます。これらの収録曲はソウルと言うよりは、まさにジャズの形態でビリー・ホリディのラストレコーディングのオーケストラションに近いと思います。ビリー・ホリディの名唄で知られる”You've changed"も採上げていますが、これが恐らくですが20代の青年の歌唱とはとても思えないぐらいの巧さなのです。しかも自然に歌っているのですから、驚きです。

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僕が黒人の音楽に始めて接したのはもう50年以上も前の事,僕が小学生で11歳頃の事で,当時,来日したスティビー・ワンダーをテレビで見た時だと思います。当時の彼はキーボードは演奏しておらず,ハーモニカと歌で天才少年と言われていたのです。その彼はおそらく12歳ぐらいだったと思うのですから、彼はボクとほぼ同じぐらいの年なのです。僕は凄いと思ったものでした。あれからもう50年以上も黒人の音楽をジャズをふくめて聴いてきました。僕に取って、高校時代から聴いているマイルスは、最も進んだ音楽の一つでした。僕は他にも、クラシックやポップスやいろんな音楽を聴いてきましたが、それらの音楽でいつも気になっていたジャンルはマーヴィン・ゲイやアレサ・フランクリンやこのベビー・フェイスなどが活躍する、ソウル・ミュージックやブラック・コンテンポラリーとでも言うジャンルです。その中にはプリンスもいるのですが、彼は尖っていて、クリエターで、ベビー・フェイスなどとはちょっと違うのです。彼の音楽はいい意味で商業主義的で、心地よさを追求しているのです。それには彼の並外れた音楽的な素養とともに抜群のセンスの良さが必要となります。僕は音楽的なセンスの良さでは黒人音楽が最高だと思っています。なんで彼らはあんなに、格好のいい音楽ができるのでしょうね、そのジャンルでもマーヴィン・ゲイ亡き後、僕はベビー・フェイスを気に入っています。勿論その音楽的スケールではマーヴィン・ゲイには全くかないませんが、そのハーモニーのセンスや編曲、プロデュースの才能では群を抜いていると思います。かつて、ラップと言われる音楽が登場してきた頃、僕もその音楽の新しさに驚いて聴いたものでした。凄く格好のいいラップの曲もありました。しかし、その曲の歌詞を聴いてみると、I like girls,I like girlsと連呼しているだけでした。それはクーリオでしたが、さすがに60過ぎの爺さんが女性がすきだすきだなどと言ってラップは聴いていられません。それに比べるとベビー・フェイスはあまり前に出ないで一歩下がっているような日本人の美徳と言ったようなものも感じられるところもまた、僕に取っては魅力なのです。

Hit run/Prince (SOUL ESSAY)

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PRINCEの新譜は幾ら彼が調子がこのところよくないとは言え,やはリ,聴かないわけにはいかないのです。どうも彼はマイテと結婚して,こどもが生まれたまではよかったのですが、そのこどもを亡くしてからどうも音楽に生気がかけて来た様に思えるのは僕だけだったのでしょうか、RAINBOW CHILDRENなどはあんなに頑張っているし,素晴らしい演奏,特にギターなどは今までに無いジャズのアプローチが新鮮ではあったのですが何か物足りないのです。GOLDの頃はやっていることが単純でもパワーがあったのです。それ以降は彼の新作と言うといつそれから脱出するかと思って聴いています。彼の才能はどの楽器でも本当に自由にこなせるし,色んなアイデアに富んでいて、凄いのですが,最近ではその才能が在りすぎて収拾がつかないのではと思われるときがあります。こういう天才型のミュージシャン、ポール・マッカートニーなどもそうですが、それはそれで大変なのでしょうね,何しろ人に訊く訳にはいかないのですから・・・,かつてPRINCEがのっていたとき、BATMANのなかの何曲かをつないで,メドレーにした作品があまりのアレンジの凄さに本当に天才だと思ったものでした。彼の場合は却って主題歌などと言う様に制限がついた方がいい作品が出来そうな気がします。
 さてこの作品は元気いっぱいで始まるのですがそれは多いに女性達のヴォーカルの力づよさによるものでしたが,6曲目にはまるで1980年頃のサウンドを感じさせるディスコ調の曲になっていてプリンスが楽しそうに聴こえます。クリスタル・ボールではなんとスタイリスティックスのカヴァーを本気でやっていたプリンスですから,とても自然に聴こえます。まだ2、3回しかこのCDは聴いていませんが,何となく,人間臭くて今までの作品よりずっと親近感を覚えます,何回か聴いていくうちにきっともっと好きになっていくかも知れません。それは、PRINCEのなかに時代の最先端を行っていると言う様な感覚があまりないからかも知れません。

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残雪を見ながら,この音楽を聴くと心がとても落ち着きます。モータウンの副社長で今も第一線の歌手、スモーキー・ロビンソンのデビュー50周年に制作された,彼の大傑作です。このアルバムに選ばれた楽曲は昔から,多くの歌手に歌い継がれてきている,名曲ばかりです。スタンダードと言われる有名曲ばかりですが,以前ポールが歌った,スタンダードとはアプローチが違っていて,ポールはスタンダードを正統派の歌い方で歌っているのに対し,スモーキー・ロビンソンは,編曲を随分加え,その編曲も彼と他の2人で行っています。そしてある時は4ビートを加えたりしてどきっとするぐらい粋な編曲をしてはっとさせられます。“You go to my head"から始まり,2曲目の“I'm in the mood for love"では最初はロマンチックに始まり,途中から4ビートのイン・テンポになるとその、リズムに乗ってアドリブで歌う彼のセンスの素晴らしい事!それは,黒人ならではのビートに対する特別な感性が感じられ、凄いの一言です。そして何よりも素晴らしいのは彼の若々しい声です。彼の年齢を考えると信じられない若さと美しさです。しかもその歌は彼のこれまでの経験や,彼の彼の驚くべきデリケートな感受性画素の美しさに加わって,この世にただ一つの素晴らしい高みに達しています。僕が持っている,彼の昔のアルバムの中の”ヴィタミンU"の頃と比べたら,雲泥の差で歌に,とても深いものを感じられるのです。この事は彼が長年にわたって特別な努力を払ってきたからに他ならないのですが,それと,彼がここまでセンスが磨かれたと言うのは,素晴らしいものに囲まれていたからだと思います。そして7曲目の“More than you know"を聴くとき,このスロー・バラードはまさに彼らしく,彼の今を感じ、9曲めのあのスタンダード”Time after time"では、後半に、なんとかつて,マイルスがカヴァーした,シンディ・ローパーの同名異曲の”Time after time"が歌われます。そして11曲目には彼の作曲になる、”I love your face"がしみじみと情感をこめて歌われます。このアルバム,何とも味わい深い,素晴らしいアルバムです。こんな風に彼の人生が全て込められているアルバムなんてそんなにあるものではありません。彼の最高傑作に間違いありません。お勧めします。

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少し前に買った、CD,2枚組のポール・マッカートニーへのトリビュート作品集”The art of McCartney"はボブ.ディランの"明日への誓い”のカヴァーと、なんといってもポールがスモーキー・ロビンソンの為に書き下ろしたのでは?と思えるぐらいに自分のものとして歌っている、"So bad"の、彼の凄さに本当にびっくりしてしまったのです。それはビートルズが彼の楽曲”You really got a hold on me"をまるでビートルズのオリジナルの様に歌っていたことを思い出させます。しかし、なんという歌の巧さ!、それに一体彼は幾つになるのでしょう、それなのになんという声の若さ!少なくてもポールよりは上だと思いますから、もう75歳ぐらいではないでしょうか・・・若いです。かつて、ジョージ・ハリスンが”神様、スモーキー・ロビンソンを生んでくれてありがとう!”と言ったと言うことが理解出来るのです。本当に、こんな人はいないのです。それで僕もそのアルバムに感動して、この”Smokey Robinson & friends"というアルバムを買ってみました。その期待は裏切られることも無く、矢張り思った通りのいいアルバムでした。このアルバムはデュエットで歌われる曲ばかり収録されています。そのデュエットの相手は1曲目がエルトン・ジョンでシェリル・クロウたジェームス・テーラー、スティーブン・テイラーなど若手とベテランが巧く配置されています。そして演奏される曲目に関しても、彼のキャリヤーのなかでヒットした作品が中心となっていて、それらの作品が若い人達の魅力でより違った魅力が出たり、またベテランの味が加わったりと、本当に好ましいアルバムに仕上がっています。曲も”You really got a hold on me"や,大ヒットした、"Being with you"" The tears of a clown""Get ready"など名曲ぞろいです。彼は今も、多分、モータウンの副社長だと思いますが、こんなヴェテランが現役でこんな若々しいアルバムを作っているのですからソウル音楽の世界もすごく奥が深いですね。

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