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ザ・ボクサー
byサイモン&ガーファンクル
I am just a poor boy
Though my story's seldom told,
I have squandered my resistance
For a pocketful of mumbles, such are promises
All lies and jest
Still, a man hears what he wants to hear
And disregards the rest
In the clearing stands a boxer,
And a fighter by his trade
And he carries the reminders
Of ev'ry glove that laid him down
Or cut him till he cried out
In his anger and his shame
"I am leaving, I am leaving"
But the fighter still remains
Lie la lie ...
僕はほんとうに哀れな少年なんです。
滅多に身の上話はしませんが。
約束なんてみんな嘘と笑談のようなものです。
それでも人は自分の信じたいことだけを信じて
あとは知らん振りなんですね。
開墾地に立つボクサーはお金目当てのファイター闘士です。
自分をリングに沈めたグローブの一突き一突き
その記憶をたぐり
怒りと恥ずかしさに声を上げ
もうやめるんだ もうやめるんだ
と自分を切り刻んでいくんです。
ライ・ラ・ライ..
先週の木曜日だったか、12チャンネルで「ミリオンダラーベイビー」という映画をやっていた。
女性ボクサーの話だ。
前に観たいと思った記憶があったので、ビデオにとっておいた。で、お昼を食べながら観てみた。
感想。
……切ない、救われない、なんて物悲しい……。
けど、人生ってそんなものか。
あれでも彼女は幸せだったのか。
もっと違う生き方はなかったのか。
……いや、彼女にはああ生きることしかできなかったんだろう。
あの映画にメッセージはあったんだろうか。
メッセージ色の濃い映画や本は鼻白むくせに、作者や監督の意図を探る私がいる。
尊厳死について問いたいのか。それとも……。
ただ、一つの人生を描きたかっただけ?
……私にはわからない。
そして、あの映画を観て思い出したのはサイモン&ガーファンクルの「ボクサー」
(ザはつくんだったかどうだったか)
訳は吉田秋生という漫画家の「カリフォルニア物語」の中に書いてあった訳詩。
この訳が好きで自分の手帳に抜書きし、そらで覚えてしまっていた。(もしかしたら若干違うかも)
願わくば、このボクサーのように生きている人の傍らには誰かが寄り添って一緒に戦ってくれてますように。
決して一人で、たった一人で何者かと戦っていることのありませんように。
たとえ一人で戦っていたとしても、帰ることのできるあったかい故郷がありますように。
どうか、どうか……。
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