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正しい栄養知識Q&Aで冊子発行
テレビ番組などの健康情報に惑わされる消費者が増えている実態を受け、正しい栄養知識を身につけてもらう冊子「これならわかるQ&A あなたの栄養知識 それ、ほんと?読本」がベターホーム協会(東京)から発行された。
日本女子大教授の丸山千寿子さん(栄養学)と、同大講師の高橋京子さん(食品学)が監修。食物繊維や赤ワインなど21のテーマについてQ&A方式で説明、消費者の誤解を解き、正しい知識が自然と身につく内容となっている。
例えば「『脳によい・頭をよくする食品』はある?」の項目では、チョコレートや発芽玄米に含まれているアミノ酸「GABA」についての質問に、「人間の脳内神経伝達物質のひとつです。でも、食べものからとっても、脳に直接入るわけではありません。特別な効果があるかどうかは、まだ研究の途中ですね」などと回答されている。
同協会では、今回の冊子作成に先立ち、フジテレビ系の情報番組「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題を受けたアンケート調査を実施。回答した20〜60歳代の女性408人のうち、「体によい」とテレビで報道された食品を購入して食べたことがある人は54・4%に上ることがわかった。
捏造問題の対象になった「納豆を食べるとやせる」という情報について、「信じた」人は13・2%しかいなかったが、「どちらとも言えない」と答えた人も51・2%おり、判断の根拠となる知識を持たないまま、健康情報に惑わされている実態もわかった。「健康情報をうのみにして行動する視聴者にも問題がある」と指摘した人も49%いたという。
同協会企画広報部長の三輪みどりさんは「バランスの良い食生活をしていれば、必要な栄養素は過不足なくとれるということが納得できるはずです」と話している。
冊子はA5判、48ページ。入手希望者は、300円分(送料込み)の切手を同封し、〒150・8363 東京都渋谷区渋谷1の15の12 ベターホーム協会 栄養知識係へ。
(2007年7月11日 読売新聞)より転載
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