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霊感商法事件、吉田警視「神力」ランクを取得

 神奈川県警の前警備課長・吉田澄雄警視(51)の関与が疑われている霊感商法事件で、詐欺容疑で捜索を受けた「神(しん)世界」(山梨県)の系列会社「E2(イースクェア)」が経営する「びびっととうきょう・青山サロン」で、吉田警視が「神力(しんりき)」と呼ばれるランクにあったことが25日、分かった。

 会員に手をかざしてパワーを送る「ご霊光」ができる立場で、吉田警視のほかに、同県警の警察官2人もランクを取得していた。

 E2によると、「力」「神力」「大神力」の順に上位となる「ライセンス」が設けられている。吉田警視は数年前、E2の杉本明枝社長(44)から「神力」を取得した。杉本社長は「吉田警視は、ほかの会員へのご霊光をしていなかったが、自分自身に手をかざしていた」と話している。

 また、サロンに出入りしていた巡査長(36)が吉田警視と同じ「神力」を、別の警視(47)が以前にあった3ランクのうち、「ご霊光」のできる「中級」をそれぞれ取得していた。ライセンス取得には「大神力」で105万円、「神力」で52万5000円、「力」で10万5000円がかかるシステム。
(2007年12月26日3時1分 読売新聞)より転載

メタボで市場も肥大、漢方薬や健康測定器…3兆円超規模に

 生活習慣病の原因とされるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、通称メタボ)の予防効果をうたった漢方薬や健康測定器の販売が伸びている。

 来年4月から職場健診などでメタボを診断する「特定健診・特定保健指導」が始まるのも追い風だ。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、2005年に2兆円だったメタボ関連市場が2010年に3・6兆円に拡大すると予想する。これは、国内のビール類(約3兆円)や菓子(約3・2兆円)をしのぐ規模だ。

 ただ、メタボの診断基準は専門家の間でも意見が分かれており、落ち着いた対応が必要だ。

 厚生労働省の推計では、特定健診の対象となる40〜74歳の約5700万人のうちメタボの該当者や予備群は約1900万人。メタボへの関心が高まり、販売が伸びているのが肥満症や便秘などへの効果をうたった漢方薬だ。

 ロート製薬の「防風(ぼうふう)通聖散(つうしょうさん)錠」を含む「和漢箋」シリーズは、06年11月からの1年間で30億円を超えるヒットになっている。

 小林製薬の漢方内服薬「ナイシトール85」も06年3月の発売から1年間で売上高が35億円を超えた。07年4〜9月は前年同期比62・5%増の勢いで、2年目は50億円を見込む。

 漢方薬はキキョウやシャクヤクなどの生薬を組み合わせて製造する。厚労省が認める210通りの組み合わせ方に沿っていれば、1〜2年で製造・販売の承認が得られるため、新製品を投入しやすい。

 健康機器では、データの計測だけでなく、医療サービスと組み合わせた工夫をメーカーが始めている。

 日立製作所は、腰に装着したセンサーで一日の運動量と消費カロリーを正確に測り、専用の携帯端末に無線通信で送信するシステムを開発した。携帯端末をかかりつけの医師が持てば、メタボの予防に効果的な指導ができるというわけだ。

 健康測定器メーカーのタニタも、体脂肪量などの測定器で測ったデータを送信してもらい、専用データベースで記録を管理し、健康面のアドバイスを提供するサービスを3月に始めた。09年度までに45万人の会員獲得を目指している。

 メタボ予防機器の先駆けと言える松下電器産業の乗馬型健康機器「ジョーバ」は5世代目に進化し、00年の発売から累計の販売台数は30万台を突破している。
(2007年12月26日13時4分 読売新聞)より転載

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