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お台場と神泉にて

「人間は死んだらどこへ行くんだろうか?」
先日、古い友人が、友人と言うには失礼なのだが、溜息混じりにそうつぶやきました。
そして
「60才になったとたんに死について考えることが多くなったかなぁ。それまで死は普段は忘れているものだったけれど、なんだか後がないんだなぁと思うようになったような・・・」
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お台場のフジテレビの上からの景色が虚しく思えたとき、そんな会話を想い出しました。
 
左端と右端に見える東京タワーとスカイツリーにみんなが歓声をあげている。
30年前とは風景が全く違っていました。幼い頃にみた未来図の絵本を思い浮かべました。
当時、とても信じられなかった未来空想図が目の前に拡がっていました。
そんな進歩は、キリのないことだけれど、やがて命にキリがやってくる。
 
渋谷の道玄坂を上がって、神泉の近く円山町辺りで見つけたイタリアレストラン。
なかなか日本人向けの味。一品一品が小皿でそれぞれが安い。いろんなものを少しずつ
注文できて楽しい。ワインもなかなかリーズナブル。
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こんなお気に入りの店だが、いつまでも行けるわけではない。
ボトルが空になったところで、なんとなく涙がこぼれてしまった。泣き上戸ではないのだが。
 
 
 
 
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から30分程度電車に乗るとエンポリ駅。
駅の北側に降りて、ヤコポ・カルッチョ通りをまっすぐ歩くこと、そう20分くらいかな、オルメ川を渡ると三叉路になっている。その左手の道がポントルメ通り。
すぐにサン・ミケーレ教会の鐘塔が見えてくる。
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ポントルメ通り
 
この教会に、ポントルモの傑作「福音書ヨハネと大天使ミカエル」があります。
近くには、ポントルモの生家が残っています。近くのバールにはお年寄り達が、ワインをちびりちびりとやりながら、なにやら井戸端会議の最中でした。どこにでもよくあるイタリアの風景です。
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鐘塔
 
この教会の作品に似た作品が、フィレンツェのサン・ミケーレ・ヴィズドーミニ教会にあります。「聖母子と諸聖人」」です。
このなかの聖ヨセフやヨハネは、エンポリのサン・ミケーレ教会の祭壇画にそっくりです。幼児イエスや大天使ミカエルに踏みつけられている小悪魔もそっくりです。
 
 
 

エトナ山

50万年前の地殻変動によって出来たといわれるヨーロッパ最大の火山、エトナ山。
その裾野は海に向かって長くなだらかに続いています。美しい稜線はいつまでも観ていて飽きません。
カステルモーラから遙かな夕暮れのエトナ山。
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カステルモーラから足下のタオルミーナ。
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そして地中海にはイソラ・ベッラが浮かぶ。
世界中からリゾートにやってくるというタオルミーナ。
高級ホテルとレストランがならび、シチリア島の田舎町とは思えないにぎわいに何かしら勘違いしそう。
白ワインとロブスター、街も人も、誰も眠ろうとしません。
 
 

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