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メッシーナの西、ミラッツォの港まで高速道路を駆けました。
ストロンボリ島行きフェリーは思ったより小さく停泊していました。 ここから地中海のまっただ中へ4時間の航海が始まります ミラッツォ港が遠くに見えなくなって四方八方が大海原。
まだまだこれから数時間もある。
船の後方のベンチに陣取って、高速船エンジンがうるさく響く中でビールを飲みながら本を読んだ。僕は何時間でも、30cm四方のスペースがありさえすれば退屈することはない。
その時の本はなぜか「存在と時間」。難解だ。
というより、いつも旅先では難解な本を読むと不思議と視界が開ける。
だから難解な本に限る。
それと、簡単には読み切れないから本は一冊か二冊持って行くだけで十分なのだ。
目先が変わる風景の中では難解なことは要約的に考えようとするからいいのかもしれない。
いつも新しい発見がある。
僕のキャノンMarkⅡを見つけたおじさんが話しかけてきた。
「いいカメラだね。どこから来たんだい?ああ、日本人だろう!」
「イエス!}
で、握手。なにがいいカメラだねだ!その彼も首からMarkⅡを掛けていた。
まあ、知らない土地では、持っているカメラで相手の技量がわかり親しみが生まれることは時々あるけれど。
彼はオーストラリアから来たそうだ。火山の島ストロンボリ島の写真を撮りに来たそうだ。絶海の孤島ストロンボリについてかなりロマンを感じているようだ。
「できれば、噴火があればそれを撮りたいね」
それは僕も同じだ。
でも僕は「存在と時間」の新発見で頭がいっぱいだった。
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