オランダ

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                       アムステルダム、無窮の流れ

運河の無窮の流れも、やがては海に辿り着きます。

いかなる僻陬の小さな流れも必ず海に迎えられます。

そして混沌としてかき混ぜられて、再び天に舞い上がります。

流れに身を任せていれば静かに天に召されるのです。

そしてまたこの地上に舞い降りて流れを形作るのです。

生けとし生けるものすべてがこの摂理から逃れることは出来ません。

形あるものは必ずその形を失います。

過去にも未来にもとらわれず、「今」を燃えていればその摂理の不安に

とらわれることはないのではないでしょうか。

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                       アムステルダムの運河の彼方



浮いたり 沈んだり

泣いたり 笑ったり


 歌の文句じゃないけれど 人間と人間の歴史は繰り返し

 本当に飽くことのない繰り返し。


 だから今が最悪と思っても、またいい時がくる

 絶好調ならやがてくる凋落の予感をもてばいい

そうはいっても、苦しいときは確かに辛い。でも残念なことに、歴史は人間全員を救った

ことを証明できていません。社会主義だって、資本主義だって、どんな政治でも

全員を満足させることは出来ませんでした。


 アムステルダムの無数の橋をかいくぐりながら、その橋の下の蔭に

人生の辛さを思いました。

 果てしなく続く辛さ、しかし運河はどこかで明るく広い海に繋がっている。

 そう思うことが希望を生む気がしました。希望さえ持っていればチャンスはある。

 アメリカの繁栄とその覇権意識が崩れつつある今、世界の秩序が組み替えられて

 いきつつあるに違いありません。それは浮いていたものが沈むだけのことで、あたりま

えの必衰。新しい秩序の模索は、新しい海への航海に似ていて希望を孕んでいます。

 大きなパラダイムの切り替えには、わくわくするようなチャンスと新鮮な

 呼吸にまだ見ぬ感性の解放の期待があります。
 
 ちょっと調子に乗りすぎて他を見下げるしかしなくなったアメリかを乗り越えて、再び

新しい新大陸の発見に至って欲しいものです。

 新しい年が、「希望」の海に乗り出せることを希望しています。

 だって、人間なんてしょせん祈るしかないんですもの。

 浮いたり沈んだり、ですよ。




 

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 写真上から

旧市街の市庁舎

旧市街をとりまく運河

町の裏通りを行く筆者

お祭りの広場

アルクマール駅


 北海に面した町、デンヘルダーからフェリーに乗ってテクセル島に行っての帰りでし

た。アルクマールという駅名に興味をそそられ下車しました。

 旅をしていますと、日本人があまり行ったことがないだろうと思われるようなところ

に行ってみたいと思ってしまうものです。

 このごろは、ちょっとした観光地は必ず日本人の団体さんでごった返しています。

べつに通ぶって言うのではありませんが、旅する目的がある種「空」なるものを

求めているとするなら、日常を思い起こさせる日本語や日本人は妨げとなるような

気がします。毎日の惰性から解放されて「空」になるところに何かある気がしています。

 毎日、決められた仕事に飽き飽きしている人にとって、またパソコンの前に座って

楽しくもないキーボードを義務的に叩いている人にとって、口をついて出てくるのは愚痴

や文句ばかりの日々にあって、そんな惰性に流されしかしその惰性から抜けきることの勇

気のない人にとって、「空」なる時間を求めることは何かをもたらしてくれると思いま

す。とはいっても、僻陬の地にあって突然日本人に出くわすと、思わず声を

かけてしまいます。勝手と言えばかってなのです。でも「空」と現実の行き来

の中にこそ、自分の「存在」を感じるのではないでしょうか。



 で、テクセル島にはそうそう日本人も行かないだろうと思って行ったわけです。

北海の波打ち際で貝殻を拾って、冷たい空気に酔いしれて、自己満足と共に

帰りの列車に揺られていました。

 「アルクマール ALKMAAR 」という名の駅に着きました。歩き回るという日本語の響きに

似ていてひとり可笑しくなってしまいました。

 適当に見当をつけて歩いていくと、15分もするとうまく旧市街に出くわしました。

 中世そのものといいますか、おとぎ話の国のようだといいますか、新しい町には

絶対にない古い歴史に裏打ちされた綺麗な町が現れたのには驚きました。

なにか大発見をしたような気持ちになりました。
 
 たまたま広場ではお祭りの催しが行われていました。

 東洋の顔をした迷い込んだ男はラッキーな珍客となりました。

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 写真上から    フェルメール「デルフト眺望」
         
          現在の「眺望」景色

          新教会

          新教会の塔の上からの旧教会と街の風景

          新教会前のマルクト広場のカフエと市庁舎




 旅に出るにはちょっとした衝動が必要です。

 そういう意味では、ただ漫然と連なっていく団体旅行は苦手です。

 衝動とは、取るに足らないことで十分です。

 小説を読んでいてその場面が見たくなったとか、テレビを見ていて同じものを食べたくなったとか、

うまいビールの銘柄を見つけたとか、座って本を読んでみたいカフェだとか、そんな些細な衝動で

立派な口実になります。

 デルフトに行こうと思い立ったのは、フェルメールが「デルフト眺望」を描いた場所に立ってみたい

と思ったからと、小説「失われた時を求めて」の「小さな黄色い壁」に心を動かされたからです。

 街中を歩き回ってその場所を探し当てたときの満足感、そんな意味のないことが私にとっては

旅の大きな目的なのです。

 新教会の塔だけが17世紀の名残をとどめていました。

 はるか17世紀に想いを馳せるには十分な景色でした。

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 写真上から 
      向こうの正面のスヘルトゲンボッシュ駅へ向かう筆者

      ケーキが並ぶ

      ヤン・デ・グロートの看板がかかる店

      ボシュ・ボーレとコーヒー

      店内ではみんなボシュ・ボーレを食べていた



 アムステルダム中央駅から適当に電車に乗ってみました。
 
 30分でユトレヒト。途中下車してユトレヒトの町を探検。

 ユトレヒトからまた30分乗るとスヘルトゲンボッシュ(s-Hertogenbosch)という駅に着きました。

 何気なく降りてみました。

 駅前広場には大きなモニュメントがありました。さてどちらへ行こうかなと、駅前広場をまっすぐに

 歩いていきました。

 と、すぐにおしゃれなカフェテリアがありました。

 ヤン・デ・グロート(Yan de Groot)という看板がかかっています。

 コーヒーで一服かなと思い中へ入りました。

 おいしそうなケーキが並んでいました。

 テーブルのお客さんたちがみんな同じものを食べています。

 それを真似て注文しました。

 そのケーキはこの店の名物のようで、聞いてみると「ボッシュ・ボーレ」(Bossche Bollen)

というのだそうです。

 どうやら、この町の名前に由来しているようです。

 シュークリームのまわりをチョコレートで覆ってある感じです。

 とてもいい甘みです。何とも言えない満足感が充ちてきました。

 オランダへ来たらまた是非来たいと思いました。

 店を出て、行き当たりばったりの街中を歩きました。枯れ葉が舞いあがり、赤い煉瓦の建物

 が冷たさを増し、中世の静けさの中でなぜ自分が存在しているのかを考え続けました。

 ドイツの哲人ハイデガーの考えたこと・・・。

 サルトルが、人間の実存は本質に先だつというが、それはやはり過去の形而上学の命題の

 援用でしかなく、根本的な存在論ではないとハイデガーは考えました。

 確かにそうに違いない・・・・、そうなのだ。

 いま「ある」とは形而上学のカテゴリーではないと。


 

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