【内容情報】(「BOOK」データベースより) ときどき、こんな人がいるのです。 山に入ったまま、帰って来られなく なってしまった人がー。 仕事も家族も失い、絶望のうちに山を彷徨う男が見た恐ろしい幻影。 少女の頃に恋した少年を山で失った女の、凄絶な復讐。 山で見たおぞましい光景が狂わせた、幼なじみ三人の運命。 死者の姿が見える男女の、不思議な出会い。闇と光、生と死、恐怖と陶酔が 混じり合う、四つの幻想的な物語。 「山」を神秘的で畏敬な存在と捉えた4話の怪綺談。不思議な怖さ、です。 1つめの話はすべてを失って山へ入っていった男が、人でない何者かに変化 していく話。 同じ描写が繰り返され、自分は贄を食う方なのか食われる方なのか・・・ 繰り返される踊りのフレーズが印象的でした。 「左手がひょい 横に流れて 斜めに下がる 右手を翳して」 これだけで不気味な感じ。 ひゃあー ほかの3編は最後にちょっとしたどんでん返しがあるお話ですが、割と ありがちな話・・・な感じもしました。 4つめの話は哀しい話なのに、結末に心が温まりました。 死者を山に還す責を負っていた久美子さん、良かったです。 .
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