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すっかり忘れていましたが、春の青春18きっぷの時期となりました。
青春18きっぷとは、期間中JR全線の普通列車1日乗り放題が延べ5日分1枚になって\11500の企画乗車券のことです。ご存知ない方はJR各社HPをご覧いただくか、HowTo本やサイトも沢山ありますので、お探しになってみてください。1982年春期の登場から体裁や価格の変化を経て、現在まで続く人気商品です。
このきっぷの性格上、夜行列車に乗れば宿代も時間も節約でき定額でより遠くへ行くことができます。しかし現在、定期夜行普通列車は今や東京〜大垣の『ムーンライトながら』と新宿〜新潟の『ムーンライトえちご』の2系統のみ、他に季節運転もありますが全車指定席のことが多くどの列車も人気があり、青春18シーズンには指定券の確保は困難を極めます。特に人気の高い下り『ムーンライトながら』は小田原以西の終電と中京地区の初電を兼ねるため、東京始発時は全車指定席なのが小田原から編成3分の2が自由席となります。青春18シーズンに深夜の小田原駅で何が起こるかというと・・・
東京方面に比べどうしても客も列車の本数も少ない下り熱海方面ホーム、なのに0時を過ぎてだんだんと人影が増えてきます。それは老若男女さまざま、『ムーンライトながら』に乗りたいが指定席が入手できなかった人たちです。1時1分、東京からの小田原止まりが到着するとホーム上の人の数はピークに達し(小田原駅が最もにぎわう時間?)、少しでも短い行列を求めて全速力でホームを走る人もいて殺気立った空気の中、1時4分に『ムーンライトながら』が到着。もともと満席なので座席にありつける人はごくわずか、デッキに立客が集中しやっとのことでドアを閉め発車していきます。これが青春18シーズン中毎日繰り返されるのです。熱海や沼津で多少は降りるのでしょうが、あの状態が豊橋や名古屋まで続くのかな・・・早朝に初電として利用せざるをえない通勤客や学生は乗れるのかなあ・・・と余計な心配をしてしまいます。
文章を書いているだけで光景を思い出し、疲れてしまいました。歳のせいか座席夜行列車に乗ると眠れないし翌日が辛く、また最近は安上がりであっても同じ志の方々を押しのけてまでどこかに行こうという気がおきません。『ムーンライトながら』については話は終わりですが、青春18きっぷについてはその2に続くとさせていただきます。なお文章中列車時刻は時刻表2005年12月号に拠りました。それではまた。
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