研修講師 『期待される管理者となるために』

『部下をパートナーとして職場目標を達成しよう!』

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 こんにちは。

 ときおり「警察官募集」のポスターを目にするが、警察官に採用された後の警視庁警察学校(中野区→府中市?)での訓練は、退官を余儀なくされる者が出るほど厳しいようで警官になるのも大変な時代です。
 これから紹介させていただく話は、真偽の程は分かりません。ですが、「人の行動を促す話し方」の参考にしていただければと考えます。 

 某地方での夕暮れ近くのことだった。あるベテラン警官が犇惶区瓩寮遽茲い療攫蠅鮗転車にまたがり巡回していた。見ると釣竿だけでも問題なのに堂々と網打ちをしている男の姿が目に入った。身支度からして、どうも密漁の常習者とは思えない。瞬時にベテラン巡査の“勘”が働く。とにかく、禁漁区での明らかな犯罪行為であることには変わりない。そこで、警官は自転車を土手の傍らに置き、おもむろに河原へ下りていった。
 
 誰もいない河原である。土手を下りてくる人の気配を感じ振り返った男は、それが警官であったのでびっくり仰天。全国的に禁漁区での罰則が強化されている現在ほどではなかったが、禁漁区での漁業法を犯すと罰金または懲役に該当する違法行為であることぐらいは知っていた。

「ヤバイ! 逮捕されたらどうしよう。来るんじゃなかった」。逃げる余裕はない。もはやこれまでと覚悟して素直に出た言葉が「すみません」のうわずった一言だった。
 その時警官が何と言ったか。「おいっお前。禁猟区と知っていて何をやっているんだ!!」と、てっきり怒鳴られると思いきや意外な言葉が返ってきた。

「ヤーそろそろ日が暮れるというのにご精がでますな。ご苦労さま。どちらからおいでかは知りませんが、ここは禁猟区でしてね。網を洗っているのでしょうが、誤解を受けますよ。それに川下の水が汚れますのでいけませんね。早く切り上げてください。頼みましたよ」と、あなたの職場でいえば“依頼型”での<命令>をした。

 言われた男は平身低頭して詫びながら、早々に網を片付けその場を立ち去った。その男は反省し好きな川釣りは続けたものの以後禁漁法に触れることはしなかったと、知人に話していたという。

 でもどうなんでしょう? 
 当時と今とでは当然警察の対処の仕方も違うと推測できますが、それでも今回紹介したケースは明らかな犯罪行為。当該警官はその男を署へしょっぴくべきであり、果たして職務を全うしたといえるのでしょうか。
 ただ、話の働きとしての『忠告』の目的からすると、今回紹介した禁猟区での警察官の対応を、あなたはどのようにお考えになりますか?
 では、また。ありがとうございました。



■ 研修講師 『人材教育研究所』

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