社員研修 『期待される管理者となるために』

「過去と未来は鉄の扉。 変えられる未来に向かって挑戦しよう!」

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 こんにちは。今朝の管理者研修での投稿記事を切り口を変えて申し上げます。

 人は苦労話や自慢話にみるように聞くより話すほうを好む動物です。とは言っても人様々、職場には無口な部下や同僚も結構いるものです。その場合はどうしたらよいのでしょう? 

 それには、イソップ寓話「北風と太陽」に出て来る北風のように力づくでの一方的言い方は一考の余地があるでしょう。それよりも太陽のようなじっくりとした聞き手に重点を置いた話し方が効果があるものです。あなたから質問を投げかけ、上手な相づち・うなずきで話しを引き出すことです。以下3点を申します。

 その第一は、答えやすいような質問をすること。詰問調になってはいけません。無口な人でも気軽に答えやすいような問いかけをすることです。そのためには、順序良く簡単な質問をする。一度に数多くの質問を投げかけないこと。パチンコ玉ではありません。問いかけの連打では相手を混乱させるばかりです。
 したがって、一つの質問で一つの答えを得たら次の質問に移るというようにして、相手に答える“間”を与えることです。

 簡単な質問とは、具体的に短い言葉で問いかけ、それに対して簡単に答えられるような質問をいいます。
 たとえば、「なぜ・何を・どこで・いつ・誰と・どれだけ・どのように」など、こうした簡単な質問には誰でも答えやすいものです。簡単な問い言葉を使いこなすことで、部下・同僚・後輩の本心を解したり色々な問題点を発見したりすることができるものです。

 第二は、喜んで答えられるような質問をすること。
 これこそ聞き手に回る一番楽な方法です。人間は、どのようなことを問われたら話したがるか、それを考えての質問を投げかけることです。

 管理者研修でも申し上げた通り、人間は認められたい動物であり、誰でも自慢したいものをもっています。これについては異論がないと考えます。
 ウイリアム・ジェームスという心理学者は「自己顕示欲は、人間の最も強い欲求の一つである」と言っている。自慢できる<趣味・特技・健康・家族・地位・持ち物・財産・体験>など何でもよいのです。どんな犖譲の美徳瓩了ち主でも、これらについて聞かれて黙っている人はおそらくいないことでしょう。

 ときに、人は愚痴をこぼしたがる動物でもあり、いくら虚勢を張ってはいても人間は弱いものです。誰かに同情してもらいたい猊塋拭ι塰瓩あれば、そのはけ口が欲しくなる。
 よく昇給・昇格・昇進の時期ともなると、居酒屋の片隅で同僚に愚痴っているサラリーマンを見かけることがあります。

 そうした場合、相手に喜んで答えさせる質問とは、まずは相手がどんな悩みをもっているかを知り、その狹(まと)瓩鮓極め質問の“矢”を投げてやることです。その質問が的確であれば、猊塋拭ι塰”を聴き出し、職場の「問題解決」にも役立つことがある。
 
「なるほど、そういうことだったのか。そりゃ悔しかっただろう。もっと早く言ってくれれば少しは力になれたのに、水臭いぞ。だけどな、それはお前だけのことじゃないぞ。俺だってそうだよ。でもサー、長いサラリーマン生活を考えると腐ってたってはじまらないぜ。お互い家族のためにも頑張ろうや!」と、サラリーマンなら慰め合うこともある。これで悩みが軽減するなら酒代も安いものといえるでしょう。 

 第三は答えざるを得ないような質問をするやり方があります。
 人間は、利害関係に敏感な動物です。その質問に答えないと自分にとって不利な事柄や立場を認める破目に陥ることもあるもの。そのような場合は、誰でも黙ってはいられません。濡れ衣を着せられたら堪(たま)らない。黙っていれば狢察匹鬚垢襦そのようなときには、普段無口な人でも口を開くことでしょう。

「イヤー忙しいところ呼び出して申し訳ないな。実は、松木のこういう噂をチョッと耳にして、将来のある君のことを考えると確かめたくなってね。もし事実なら、差し支えない範囲で事情を話してもらえないかな」と問われれば答えないわけにはいきません。

 繰り返しになりますが、質問する際に気をつけるべきは、相手を不愉快にさせるような「詰問調」になってはいけないということです。さらに言えば、相手がよく知っていない事柄とか相手が隠したがっている質問もタブーです。相手に狠儉瓩鬚かせては意味がありません。これは、相手の声の調子(音調・語調)、表情・姿勢・動作からある程度つかめるものです。

 驚異的販売成績を上げたアメリカの生命保険セールスマンで名高いフランクベドガーは、「私の面接の全ては注意深く考えられた一連の質問によって構成されている。面接に当たっては、積極的な主張よりも質問の方がずっと効果的である」と、言っている。

 <実践なき知識はゼロ>です。書籍・ネットなどでの情報は入手し易い時代です。職場マネジメントを行う上で<聞く・聴く・訊く>に加え<気く>ことで『効き方』に関心のある方は、各自で研究し創意工夫なさってみてください。
 
 では、ハッピーな休日を。ありがとうございました。



■ 話し方研修講師 『人材教育研究所』 ( http://www.hanashi.biz/ )

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