研修講師『期待される管理者となるために』

「部下をパートナーとして職場目標を達成しよう!」

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 おはようございます。今回申し上げることは、「ビジネスパーソンのための 話し方四つの要点」で二番目に取り上げたことです。以下「寺子屋」として補足します。 

 あなたは“鯉(こい)”のおいしい食べ方をご存知ですか? 

 これは鯉の洗い・刺身・鯉こくが知られています。それよりも、笹(ささ)の葉に巻き焼いて食べるのが一番だそうです。

 昔からいいますでしょう。「鯉(恋)の笹焼き(囁き)」と。
 これは私が考えたことではありません。故人となったある噺家の「まくら」(話の切り出し)であり、おそらく「聴衆分析」の一つとして使っていたのでしょう。

 著名講演家は、最初の1〜2分で聞き手を惹き付けるため、話の切り出し方(文章でいえば序論)に腐心しており、結びも含め工夫もしているものです。これは、話を生業(なりわい)とするプロだからのことです。それに対しあなたはサラリーマンです。本業は、現在の担当業務です。それでも意識していただきたいことがあります。

 それは「ビジネス文書」を書くときと同じで、“何が”言いたいかを明確にすることです。説明を目的とした話では聞き手が「アーそういうことだったのか。良くわかったよ」、あるいは説得を狙いとした話では「なるほどネ。こうしちゃおれんナ」と受け止めてくれれば、話の効果があったといえましょう。

 この“何が” 言いたいかを「主題(テーマ・中心思想)」といい、普通20〜25文字以内で表現できるが良いとされます。因みに今回のサブタイトルはここでのテーマでもあり、読点(とうてん)を入れ21文字としました。
 
 職場での話はこのテーマがハッキリしていないため、話し手がしどろもどろになり爐△る疝廾ともなります。そのような時でも話し手は決して慌てないことです。なぜなら、前もって準備してきた話の「筋書き」を聞き手に渡している訳ではないからです。
 脱線したことに気付いたら言い訳せずにレール(テーマ)に戻せばいいのです。それでも訳が分からなくなっているうちに時間がきたらどうするか?

 「終わり良ければ総て良し」と言います。また、話は見られてもいます。話の結びだけは見栄を張らずに胸を張り、背筋を伸ばし聞き手を見て、再度テーマをハッキリ告げて終わらせるよう心掛けたいものです。
 そうすれば聞き手の頭が整理されます。市および県議会での定例会一般質問で、“ともすると”原稿に釘付けで棒読みする聞き手不在になるよりも、落ち着いた「話し手」としての“残像効果”を聞き手に与えることでしょう。
 
 そうしたことから、朝礼など人前での話が不得手な方は、
「皆さんおはようございます。今日は『安全確保を図るには指差呼称(ゆびさしこしょう)を忘れるな』、ということについてお話します。先日品川駅から京浜急行に乗ったときのことです。・・・・・・・・」
 と、まずはテーマを告げてから話し出せば楽です。
 あとは、与えられた時間が許す範囲でテーマを裏打ちする事実・実例で具体的(できれば絵を描くよう)に話せれば申し分ないでしょう。

 ところが、「もう少し時間があったらもっと上手く話せたんだけどナ」という人がいます。これは“合理化(言い訳)”です。厳しい言い方をすれば、話が整理されていなかったことを自ら認めているようなものです。
 つまり、準備不足か、話の構成が悪かったか、与えられた時間の中に収まらない主題(テーマ)を選んだのがそもそもの失敗とも言えます。そうはいっても、反省できる方は人前での話し方で向上する余地が十分あると思えます。

 来月は結婚披露宴のシーズンとなります。困るのは話し手が自己陶酔するタイプです。新郎新婦をよく知らない招待客が両親から頼まれ主賓としてスピーチする場合です。
 祝辞本来の目的と関係のない親御さんとの関係あるいは自社のPRをして「以上長々とお話しましたが、最後に一言・・・・・・」といった取り留めの無い話でウンザリさせられるのは実際にあることです。
 これが職場であれば、時間管理上犖害瓩髪口を言われることにもなりかねません。

 何事も「反省なくして上達なし」。綾小路きみまろのように公演の都度毎晩とはいかないでしょうが、爐笋蠅辰僂覆鍬瓩砲擦此∋にはご自身の話を録音再生しセルフチェックすることも必要だと思えます。
 そうすれば、与えられた時間内に<必要なことを 必要な時に 必要なだけ>話せるコツを体得できるものと考えます。
 では、おあとがよろしいようで。お付き合い頂きありがとうございました。


【参考】:「スピーチにおける主題で気を付けたい3留意点」
      1.主題(テーマ)を言うのを忘れる。
      2.主題にそった柱の立て方がしっかりしていない。
      3.話の筋が一貫せず、主題からそれてしまいがちになる。



■ 話し方研修講師 『人材教育研究所』 (ブログ寺子屋『ラッキー』)

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