研修講師『期待される管理者となるために』

「部下をパートナーとして職場目標を達成しよう!」

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 おはようございます。今回のサブタイトルもここでのテーマとするため、25文字に収めました。

 ときに、あなたは「デミングサイクル」という用語をお聞きになったことがおありですか?
 戦後アメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士によって日本に紹介された品質管理の考え方です。はじめてという方は「マネジメントサイクル(PDCA)」と言い換えれば聞いた覚えがあるかもしれません。
 ここは「寺子屋」です。どなたにもご理解いただけるよう「PDC(PDS)の原則」として簡単にお話します。
 
 これはプラン(Plan)☞ ドウ(Do)☞ チェック(Check)を略したもので、計画、実施、検討(反省)という言葉の意味です。これを「管理のサイクル」または「ビジネスサイクル」ともよんでいます。社員が自分に与えられた仕事を成し遂げるとき、これを活用すると仕事が非常に上手くいきやすいということで、よく使われているものです。 

 「段取り八分仕上げ二分」というように、どんな仕事でもまずはキチンと計画を立てる。次にはその計画に基づいて実行する。計画どおり仕事が完遂したら「イヤーみんなご苦労さんだったナ。これで業務計画通り全て終わった。まずはめでたし、めでたしだ! 今晩にでも一杯やらないか?、私が半分持つよ。みんなの都合はどうかね?」で終わらせてはまずいのです。それは、実施をしたら後を必ず検討(反省)するというステップがないからです。

 当たり前と言えば当たり前のことです。しかし、社員の中にはこの原則に従っていない人がいます。計画も立てずにいきなり仕事を始める。やり方もいい加減なら、やってもやりっぱなし。一向に検討(反省)をしないという態度です。

 仕事は熱心にやりさえすればいいのだという考え方の人もいます。が、その人のいう熱心さは、ただがむしゃらに動きまわることだ、という考え違いをしている場合が多いものです。“豚のシッポ”のように意味もなく動けばいいというものではありません。
 積極的ということをこの原則のDo、つまり実施段階だけに限って考えるのは間違いです。そういう態度の人は、「骨折り損のくたびれもうけ」ということになりかねません。

 <科学的な態度>というのは、常に仕事の目的を理解し、それを効率的・効果的に実行する。そのためには、どんな順序や段取りが必要なのか、どういう方法をとれば問題が解決するのかということを考え、それを基に計画化を図ることです。

 したがって、“場当たり的”・“成り行き的”に「出たとこ勝負」で仕事を実施すると、途中で行き詰まり、やり直しをしなければならなくなることもあります。そうなっては、いくら熱心に仕事をしても『急がば回れ、瀬田の唐橋』ということになり、時には、“うしろ向き”の仕事を余儀なくされることにもなるでしょう。

 仕事の手順は、会社や上司の方針を基に考えるものです。実施面では、ただ単にまじめだとか働き者だということは、科学的な立場で考えると必ずしもプラスになるとは限りません。科学的なプラン・ドウ・チェックの原則を活用することによって初めて効率的・効果的な仕事ができるものです。

 もしも思うような成果が上がらなければプロセスを見直し、どこをどのようにすれば良かったかを事実(数値)を把握し原因を追及する。その上で次善の策を模索し手を打つことです。そうでないと「十年一日の如し」という仕事ぶりになり、進歩もなければ変化もなくなってしまいます。

 このステップは、あなたのプライベートな場面、たとえば旅行をする時などを考えれば、ご理解いただけると思います。これにより、次の旅行が更に楽しいものになるでしょう。
 大切なことは、この「管理のサイクル」を“意識的”に回すことです。無意識であってはいけないでしょう。

 『現状維持は退歩』です。会社が発展することは望めません。企業を取り巻く環境は、いつの時代も厳しいものです。現状に甘んじ安住していると、かつての巨大組織のように、外から改革を求められることもあります。最悪の場合は、生き残ることさえ難しいことになりかねません。

 ビジネス環境が目まぐるしく変化するデジタル時代でも企業によっては、上司が部下の『指導・育成』をこの考え方に基づいて、計画的に行っている組織もあるでしょう。
 それはとにかく是非このステップを活用して、『仕事の改善』も含め、業務のスパイラルアップを図って下さい。

 最後に、あなたの職場の上司は、あなたの「報告」(Check)で仕事の管理を行っていることを忘れないようにしたいものです。この報告は、『上司補佐』の一つでもあり、殊に大切なものです。また、あなたが生涯設計としての『自己実現』を図る上でもPDCAサイクルを回すことは肝要な事です。
 以上で終わります。お立ち寄り頂き、ありがとうございました。



■ 管理者研修講師 『人材教育研究所』 (ブログ寺子屋『ラッキー』)

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