研修講師『期待される管理者となるために』

「部下をパートナーとして職場目標を達成しよう!」

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 こんにちは。人は、誰しも自分を認めて欲しいと言う「認識欲求」を猖槐重瓩忙っている。あなたも例外ではないと拝察します。
 褒める対象は、相手の性格(行為)、能力(仕事)、趣味(特技)、服装だけでなく、家族・住居をはじめとする生活環境、ときにはペット・コレクションといった所有物などが含まれる。褒め言葉を使うときの留意点は次の五つです。

 第一は、具体的にほめること。
 よく口癖のように漠然と「立派ですね」、「素敵ですね」、「凄いですね」という人がいるが、こうした抽象的言葉には心がこもっておらず、言われてもテンデ分からない。具体的にハッキリとどこがどんな風に良いのか、あなたが認めた長所・美点を褒めることです。

 たとえば部下が、「班長、任せていただいたフライス盤ですが、教えて頂いたとおりにやったら、何とかオシャカを出さずに操作出来るようになりました。ありがとうございました」と喜んで報告してきたとする。
 「そうか。あの機械はしってのとおりチョット癖があってな。俺はあれを使いこなすのに1ケ月近くかかったかな。その点、松木は器用というか覚えが早いな。次はその上のマシンに挑戦だ。これからも安全に気をつけて、この調子で頼むぜ」といわれれば部下は悪い気はしないものです。
  
 第二は、あまり目立たない美点を褒めること。
 誰もが気づいている長所を褒めるよりは、たとえ小さなことでも本人も自覚していない点を褒めた方が良いでしょう。殊に、誰もが気がつかず、本人がひそかに認めてもらいたがっていることを見つけることです。

 皆が褒めることをオーム返しのように同じ言葉で褒めるのでは能が無い。「また同じことを言ってやがる。この人もっと他にいうことないのかよ。ヨイショしようたってそうはいかないぞ」と本人は構えてしまう。そのためには、日頃から相手をよく観察していなければ褒め言葉はいえません。
 たとえば、「山田君、残業がなくなったんで最近スポーツジムへ通っているそうだね。そのせいか一時に比べだいぶスリムになって精悍な顔立ちになってきたな」

 第三は、部分を褒めること。
 全体を褒めないで、特定の部分を褒めることです。女性に対して「あなたはいつ見ても美人ですね」というのも空々しい。
 そのためか外国映画のラブシーンには、「あなたの爪は桜貝のようだ。あなたの瞳の中には星が輝いている」などといった台詞が盛んに飛び出す。日本女性は分からないが、欧米の女性は褒め言葉に弱いのかもしれません。

 たとえば職場では、「田中君はハッキリ言ってアクセス操作は不得手のようだが、エクセルの関数計算式を駆使してその都度目的に応じたデータ分析の処理能力の高さは実に見事だ。おかげで私も安心していられるし、毎月部内会議に提出する資料でも鼻が高いよ。課内では5係合わせても君の右に出るものがいないのが現状だ。欲をいえば君が在籍中に是非当課に君の後継者を育成しておいてもらいたいと思っている。忙しいだろうがよろしく頼むよ」

 第四は、最大級のほめ言葉を使わないこと。
 「そんなに言ったら嘘になる」といわれるように誇張された最大級の言葉を使うと、相手は馬鹿にされたような気がする。最大級の人間がざらにいるわけがない。かといって、平凡なことばかりいっても嫌われる。相手は、社交辞令としか受け取らない。気の利いた言い回し方を工夫することです。
 お客様のお宅を訪問し「素晴らしいお庭ですね」というよりも、「しっとりとしていて、心がいやされるお庭です。川端康成の小説に出てくる雰囲気ですね」といった方がズーット気が利いている。

 ロシアの文豪チエホフが、ゴーリキの作品を褒めた中に上手いことをいっている。
 「私はそれを書いたのが私でなかったことに、強い嫉妬を感じました」
 しかし、よほど褒め言葉に気をつけないと、人格者の意味で「あの人はいい人だ」と、こちらは褒めたつもりで使っても、「あの人はお人好しだ」と、受け取られないとも限らない。

 第五は、時には口でけなして心で褒めること。
 チョット高度な使い方になるが、直接には褒めないことです。前に「部下の叱り方」で申し上げた“否定の肯定”の応用です。
 
 たとえば、立て込んでいるラーメン屋でイライラした客が「オィ、何やってんだい。いつまで待たせんだよ。こっちは急いでんだ。俺はナここのラーメンは高いけど旨いからこうしてわざわざ来てんだぞ」。これは、けなしているようで、実は褒めているのです。
 つまり、褒め言葉らしくない褒め言葉。ストレートに真正面からいかないで、相手の意表をつく新鮮な褒め言葉をあなたなりに研究なさって下さい。
 なお、職場で部下に忠告する場合に褒め言葉を併用する際は、部下の受け入れ態勢づくりの観点から「後褒め」より「先褒め」をお勧めします。

 とにかく、口先でなく人を狄弔ら褒める瓩箸覆襪函中々もって難しい事です。度量の広さというより面子の問題もあり、簡単にできることなら古今東西リーダーは誰も苦労しないものです。
 しかし部下指導・育成の観点から、“タイミング”をとらえ部下の爛皀蕁璽襯▲奪廰瓩鮨泙襪砲蓮管理者でなければ、部下個々人への適切な「褒め言葉」は使えないように思えます。このことは子供のことを一番よく知っている親と同じく、部下の能力(知識・技術・技能・態度)を把握しG内人事評価の決定権者である管理者にも言えることでしょう。あなたのお考えはいかがでしょう?

 では、午後から現場出向される方は安全に気を付けてお出かけ下さい。ありがとうございました。



■ 話し方研修講師 『人材教育研究所』 (ブログ寺子屋『ラッキー』)

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