|
「へー、あのリクジが学校休むなんてことあるもんだな。」
「おい、今日の給食カレーだぞ!」
「秋山君がそれを知らないなんてありえないよね・・・」
「はーい静かに!秋山君と金井さんは発熱、栗須賀はアメリカへ旅行に行ってます。お土産を買ってきてくれるみたいなので楽しみですね。」
リクジの話題で埋め尽くされた熱を
栗須加のアメリカ旅行が一瞬でさらっていった。
その一連の流れも俺としてはどうでもいいことだった。
いや、どうでもよくはないのかもしれない。
サクホが休んだ理由はまあ・・・ある程度理解はできてる。
秋山陸地・・・クジとは生まれた時からずっと一緒だ。
気持ち悪い言い方ではあるがクジの家族以外であいつのことを一番知ってるのは俺だろう。
俺の知っている限りクジは一度も風邪をひくこともなければ
毎年学校で大流行するインフルエンザに負けるようなやつではなく
小学校から今中学2年にいたるまで一度も出席簿に欠を入れられたことはないはずだ
そんなクジが急に、それに大好物の(と言ってもあいつの大好物は数知れないが)
カレーが給食の日に休むなんて・・・
かすかに耳に残ってるさっきの女子の声が頭に再生される
「クジなら意地でも給食を食いにくるかもしれないな。」
なんとなく思ったことを口にしてみたが
どうもそれがクラスの笑いにつながったらしい。
先生まで笑ってる。
笑ってないのは俺だけだ。
なんといっても人間だ。
風邪もひくし、夢だって見る。
―今頃夢で大盛りのカレーでも食ってんだろうな。
4つの試練を乗り越え
カレーを口いっぱいにほお張りながらそんなことを思う。
無論、俺もカレーは大好物だ。
そして、間もなくクジたちがいない分の少し余ったカレー争奪戦が始まる。
女子も混ざっているなら公平に少しずつとなるが
案の定男だけ、公平になんて生ぬるいことは一切なく
ジャンケンを制した者がすべてを制するのだ。
「ジャン、ケン、・・・」
―わあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・!!!
突如外から叫び声が聞こえた。
不意に窓から校庭の方を覗く。
「・・・ポン!」
「あっ」
叫び声にあっけに取られている間に戦争は幕をあけ、
俺は何も出せずに後出し判定を食らって結局カレーは食べられなかった。
例えるなら頭上を飛行機が駆け抜けるような
轟音のような叫び声・・・
敗戦したあと教室を見渡してみたが
みんなカレーに一喜一憂していた男子を眺めているか
食べるのが遅い人は黙々とカレーをほお張っていただけだった。
誰もそんな叫びに反応している様子はなかった。
いつもの帰り道。
部活も何もない日にクジと一緒じゃないのは初めてな気がする。
あの叫びはなんだったんだろうか。
ああいうのを断末魔、と言うのだろうか。
ものすごい声だったんだけどな・・・まるで心臓に響いてくるような・・・
立ち止まる。
・・・最近同じがあったっけか。
サクホと夢の中で交わした会話だ。
サクホのちょっと高い・・・女らしい声とは比べ物にならないほどのがなり声ではあったが
確かに同じ感覚だった。
しかしあのがなり声、まるでクジみたいだったな。
立ち止まって結構するのか
幸いにも少年が一人道の真ん中で佇んでいる姿を誰にも見られることはなかったが
その代わりに雨が降ってきた。
傘を持たない俺には防ぐ術がないので我にかえってまた家に向かって走り出す。
やっと家が見えてきたというところでいよいよ本降りになってきた。
『大変なことになったぞ!』
そう俺は心の中で思った・・・のだと思う。
ここは現実だ、さすがに「俺」の声が聞こえるわけがない。
そんな葛藤も大粒の雨が洗い流してしまう。
家に着いた俺に待っていたのは、教科書がほぼ全部水没という悲惨な結末。
ではなくそれをも上回る大惨事だった。
いつかまた書きたい!と思って再開するのがテストの前日!アホだな!
これを覚えている人が果たしてまだいるのか甚だ怪しいけど
中2の俺が必死こいて書き始めた小説です
丸々2年ほど放置してきたけど^p^
2年たつと正直細かい設定とかもほとんど忘れてて
5章までを何回も見直していろいろ復習したり。
何より主人公の口調が同じふうになってるか心配。
思えばほんと中2の俺はがんばってたなwwwまじ中2まっさかりwww
内容がズレてたりするかもしれないけど
そこはご愛嬌で・・・
確かどんなラストにもってくかみたいな構想はあったんだけど
それも今となっては昔話です=д=
もし気になったらこの小説の書庫があるので
よかったら最初から見てみてください!
また期間はあくかもしれないけど
必ず完結はさせる!
|