流風月海

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物語(自作小説)

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ブレインは、建物を見上げた。北区高校。一番成績優秀な生徒達が通う優雅で品行性のある高校として一番有名だった。敷地は広く 毎年改築するためいつでも新学校のような雰囲気を漂わせる風貌でどっしりとそこにあった。大学なみの作りで施設も整っていた。

門をくぐり 廊下を歩いていても生徒達は礼儀正しく、規律が守られ 静かなもんだった。落ち着いていて少し高校生としては 物足りなさを感じるが、大人にしたら素晴らしい高校にうつるだろう。窓も壁も床もまるで年末掃除したかのようにぴかぴかだった。

職員室に入ると教師達がにこやかにブレインの事を見た。一礼をし、ブレインは校長の席へと行った。
「明日から赴任する 東地 典久と申します。ご挨拶に」と校長に紹介状と履歴書に差し入れを渡す。
がたいは いいが、にこやかな校長が、それを受け取り「ようこそ、我が校へ。」といい、「皆さん、今日から皆さんと一緒にこの学校を盛り上げてくださる 数学担当の東地 典久先生です。素晴らしい学歴を持ち オリエンタルスクールでご活躍していたところを我が創立者でもあり 会長に見出されこちらへと招かれました。どうか皆様仲良く一緒に働いてください。」と教師達に挨拶をした。
ブレインは、学芸会のような挨拶に戸惑いながらも「ご紹介に預かりました 数学担当の東地 典久です。明日から赴任なのですが、ご挨拶が出来ないとと思い今日来てしまいました。どうぞよろしくお願いします。」とお辞儀をすると拍手が浴びられた。校長は しまったと舌を出した。クスクスと笑い声が聞こえた。

どの教師も笑顔を崩さず 温かい目で ブレインをむかえ 口々に「よろしく」 「よくいらしたわね」「分からない事があったら聞いてください」とブレインの手を握った。それぞれの教師の調査は 済んでいたため 誰が誰かブレインの頭の中では一致していた。どの教師もそつがないようにブレインの目にはうつった。温和な感じの雰囲気の職員室は 珍しい。一人一人が 絵に書いたように人柄がいいのが ブレインにはかえって不自然にうつった。

がらがらと戸が開き 少し髪の長いお洒落な教師が入ってきた。恐らく彼が 京西 真之だろう。物理と科学の教師。一番人気で東大出、アメリカに暫く留学した後 物理研究者として研究所に居てその後こちらの高校へ教師として来た。生徒達からの信頼もあつく、教師達も京西の事を尊敬していた。ルックスもいい上に頭脳万能、そして人柄がいいことでこの高校は この教師でもっているとさえ マスコミに言われた事があるぐらいだった。

校長は、「京西先生、明日から赴任される 数学の東地 典久先生です。どうか彼の事をよろしくお願いします。暫くは慣れないと思うのでどうか彼の指導を頼みます。」と京西に向かって言った。調査している時からブレインは、京西の事を実際に逢って動向をチェックしてみたかったため、校長が自分の世話係を彼にしてくれたのは 好都合だと思った。

京西は ブレインのところへ歩みより 「京西です。どうぞよろしくお願いします。分からない事があればなんでも聞いてください」と丁寧な口調でブレインを見て言った。「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」と頭を下げ さりげなく京西を観察するブレイン。きちっとした服装に 今授業が終わったのか白衣を着ていた。病院で働いていてもおかしくない格好だとふとブレインは、自分の父の病院の医師達を思い出していた。

「校内の方は、もうご覧になりましたか?」と聞く京西に「こちらへ来る前に少しだけ」と言った。実は、その前に調査済みだったが、色々と話も聞きたかったためわざと案内してもらえるようにしむけた。「丁度次の授業がないので ご案内します。」と京西は 先に行くようにと手を出した。
校長や教師達に一礼をしてから 一緒に廊下へと出る。

歴史やそこの教室の特質などを説明しながらゆっくりと京西は 歩いた。ブレインは 少し下がって聞いていたが、気づくと直ぐ隣りに京西がいる。そんな繰り返しをしながら 校内を回った。こちらは、PCルームや優れた図書館があり、どの教室も綺麗すぎるぐらいのつくりだったが、それ以外は 大体どこの高校とも変わらないつくりとなっていた。しいて言えば トイレが多く、綺麗なところが違っていたが。

歩きながらも 生徒達はきちっと挨拶をしていく、騒ぐ生徒も居なければ 廊下に立ち話している生徒もいない。それが、ブレインには少し不自然に感じた。それ程校則が厳しくないのは、このためなのだろうか。夜出歩く生徒もいなく、必ず外出時には 制服を着るというきちっとした生徒ばかりなのだろう。それにしても高校生らしくない。まるで会社勤めしている小人といった感じだとブレインは 思った。

その頃、職員室では ブレインの事が話題にあがっていた。「とても感じのいい方ですわ。さすが、会長、見る目ありますよね〜」と美術の後藤が言うと国語の新藤も「品があるというか、整った顔立ちでしかもすごくお若いのに素敵ですよね〜。」と後藤に賛同していた。体育の荒川も「ルックスはいいは、スリムなのに凛としていて整っているというのは 何かスポーツでもされてたんでしょうかね〜」と言うと英語のキャサリンが、「本当になかなかいい体つきでしたよね〜」とぼっとした感じで言うと皆が笑いだした。「それにしても校長、オリエンタルスクールと言えば 外国教師が多いところでは?彼は外国人なのですか?」と歴史の信濃が訊いた。「外国人ではないのですが、彼は ケンブリッジにオックスフォードそれにイエールと卒業しています。しかも東大、立教も卒業されたようで数学だけでなく、オールジャンル教えられるそうで オリエンタルスクールでは 彼は 数学も教えていたみたいですが、いわゆるオールマイティ教師として休んだ教師の穴埋めなどもしていたそうですよ。何回か今回の赴任も断られたそうでやっと説得したようです。」と校長は 誇らしげに言った。教員達は、感心していた。あんなに若くて品のある そして凛とした青年が それだけの事が出来るという事自体に感動を覚えていた。
それを 感じたブレインは 少し照れくさくは思ったが、妙な気分になった。そんな事に素直に感動しているあの人達が理解できない部分があった。

京西は 隣りにいるこの美形な青年を見ていた。不思議なオーラを持っていた。静かで落ち着いていてそれでいて品があり 芯がしっかりして紳士的だが、外見は 殆ど生徒達と変わらないぐらい若く見えた。考え深げにしている様子にも憂いがあり、魅力をはなっていた。そうゆう趣味はないが、こうゆう人間も世の中にいるんだと始めてしった気がした。余り逢った事のないタイプだった。生徒でもこんなタイプはいない。明日から大騒動だろうと思っていた。ブレインは、京西の考えを読み取り 少し戸惑っていた。光と同様 余り人の思考は 読まないようにしていた。だが、強烈だとどうしても入ってきてしまう。特に人の感情は 手に取る程分かる。まあこれで光が居たら また違った感想になっているだろうがと思いながらも 校内を見渡した。大騒動の前の静けさかっと心の中で呟いた・・・。

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ずっと小説が更新してるの気づきませんでした^^;;
久しぶりに読みましたが、ブレインって結構な大人だったんですね^^;;私、高校生の光君とあまり大差ないと思い込んでました^^;;
偽装なのかもしれないですが、出身の大学の数がすごい!!

2007/11/16(金) 午後 0:50 ソーダ水

光だけ一つ下ですが、皆能力があるので早く卒業してしまえたんです!!現実に9歳の子がハーバードだかどこかの有名大学を卒業しています。

2007/11/16(金) 午後 9:24 lukagekkai


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