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それから一週間が経った。変わった事は なく、あるとしたら毎日お弁当が増えたぐらいだった。昼休みになると生徒達や先生達からブレインにお弁当を届けに来てくれる。その場でお礼を言うが、ブレインは食べずにマンションに持って帰っては、調べてから皆で食べていた。光は、食べずに弁当を見るだけだったが、何も言わない。それは、何もないという事と理解していたブレイン達はそれを食べ、次の日にお礼を入れて返していた。 光とボンは周辺をあらったり、ありとあらゆる調査をしたが、何も出てこなかった。ボクサーとダーツは、その間 大学と高校の勉強をしながら潜入するのを待つ日々が続いた。ブレインも学校の会計を任されるようになり、評判が良く、信頼されていたが、彼もまた何もつかめずにいた。 一週間と少し経った頃、ボクサーは転入した。元母校から転入手続きを光が取ってきてくれたため、すんなりと入れたが、北高の教師達は 緊張しているようだった。ボクサーは、割と目立つ行動をしていたため母校でも注目の的だったからだ。案の定、北高の生徒達とは違い、ぶっきらぼうで荒々しさを出していたが、毎日愛想よく 接しられ戸惑ったのは ボクサーの方だった。 「あそこは、ニコニコ牧場かよ」と帰ってくるたべに文句を言うボクサーにボンやダーツは「よくお前に愛想よく出来るよな〜さすが北高」とからかっていた。ブレインもうっすらと笑みを浮かべていた。確かにボクサーに愛想よくするだけじゃなく、今では注目されていた。その日々が続き、何も異変がないままダーツが音楽教師としてボンが生徒として北高へ行く日が来た。 二人は 似ていなかったが、兄弟という設定でもぐりこんだ。ダーツが教室に入るとブレインと同じく歓迎され 人気者となった。これで四人は、北高に上手く入り込んだ。ブレイン、ボクサー、ダーツにボンそれぞれが間を空けて入ったのと接点が何もなく、校内では一切接触しないため 怪しまれなかった。 校内が華やかになったと教師も生徒も喜んでいた。 それぞれが、お弁当やプレゼントなどを貰ってくるようになった意外は 特に変わった動きがなかった。さすがのブレインもこれには参っていた。だが、光は冷静だった。毎日の報告が 同じようでも何も言わなかった。それぞれが、教師や生徒達を探り見張っていたが、何も出てこない日々が続きさすがに皆苛立ってきていた。それを感じながらも光は いつも通りだった。 ボクサーは、わざと勉強を怠っていたが、特に何も言われず 呼び出しもない。ボンは、反対に優秀な成績で通していた。ブレインとダーツは、優秀な教師を演じながらも ブレインは少し冷たく、ダーツは愛想の良い先生として知られていった。 「こんなに何もないと最初から依頼された意味がないよな〜」とある日ボクサーが皆の前で苛立ちながら呟いた。ダーツもボンもそれは 疑問に感じていた。あの高校にいる人達全員が善人だというのが、肌で分かり、能力でもわかる。悪意も邪悪な感情も何も感じないのである。平穏で幸せという感情しか読み取れないのである。 「それが、おかしいだろ」とブレインが 二人の思想を読んだかのように言った。光は、4人を見ていた。直視の目だった。そろって顔を見合わせた。そういうことか。凡人では探し出せない何かがあの学校にはあるということだ。だから光も少し調べてからこの件を受けたのだろう。だが、今のところ何も手がかりがない。こうも難題だとは ボクサーもダーツもボンも思っていなかったが、光とブレインには最初から分かっていたようだった。 「最初の依頼だ。そう簡単にはいかないさ。」とブレインが、教科書を投げた。それを光は 眺めながらそろそろだろうと思っていた。ブレインは、光を見て何か感じたのを感じとっていた。ダーツ達もこれからが、本番なんだと光を見ながら それぞれに思いをめぐらせていた。
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物語(自作小説)
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ドキドキドキドキ。
本編とはかんけいないかもですが、、、
お弁当を返すときにお礼を入れるってセンス、紳士ですね〜^^。人気も高まる一方だわ〜^^*
2007/11/16(金) 午後 1:00
勿論皆紳士ですから〜(謎)
2007/11/16(金) 午後 9:25