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オーストラリア新婚旅行もクライマックス。 いよいよ大陸横断インディアンパシフィック号の旅の始まりです。 1990年6月5日。 パース駅を21時発なのですが、だいぶ遅れたみたい。 それでも車掌に切符を見せるとすぐに二人個室に案内されて、 部屋にコーヒーまで持ってきてくれました♪ 簡単に部屋設備の説明。 洗面設備とトイレがコンパクトについています。 シャワーもあります。 2段ベットですが、簡単にセットできます。 豪華ですね。 ちなみにこの列車にはコーチ(座席車輌)も付いています。 今回は新婚旅行なので、遠慮しておきます(笑) ぐっすり眠れます。 6月6日。 早朝5:00。 またも車掌さんがコーヒーを持ってきてくれます。ちょっとビックリ。 食事は3食ついていて、レストランカーで、前半後半に分かれてとります。 私たちは前半。 4人掛けのテーブルに、問答無用で相席になります。 相席したのは、ものすごく高齢の老夫婦。 途中で寝てしまいそうになるくらい、ユックリとした英語で、 なんとかコミュニケーションをとっていただけるのですが、 正直、ツカレマス。 座る席は、終点までずっと替わらないのです。 だから、ずっと一緒(笑) もっとも、この列車そのものが、走る老人ホームなのです。 かなりの高齢者ばかり。 私たちの3倍くらい長く生きているような人もいます(笑) でも、皆さん元気ですよ。 長距離列車の旅が、お金とヒマがある人専用になってしまうのは、どこの国も同じかな? だから、私たち二人はとっても浮いています(笑) でも、金満リゾート地と違って、日本人も全く乗っていないみたいだし、 海外旅行気分は満喫できます。 パース→シドニーという進行方向も、あまり日本人団体旅行社向けではないですよね。 ナラボー平原という、 とてつもなく何もない平らな場所を、ひたすらまっすぐ走ります。 ここが世界最長の直線距離区間です。 478キロの直線区間。東京から大阪まで一直線ということでしょうか。 昼間は、 ラウンジカーでユックリと過ごします。 ウチの奥さんは日本から持ち込んだ「パズル」の本に夢中。 ちっとも飽きないそうです。よかった(笑) ずっと編み物をしているおばあさんがいて、仲良くなったみたい。 早朝だと、車窓から野生のカンガルーが見えることがあるそうです。 そりゃ、一生懸命捜さないといけませんね。 ウチの奥さん。 この頃から、寝台列車は好きなんですよね。 鉄道は全くキョーミないのですが。 もちろん、線路もキョーミないみたい(笑) 私はひたすら車窓を眺めます。線路〜♪ 何もない平原ですが。 ところどころに、工場が出現するのです。 ちょっと減速すると、 細い線路がクイッと分岐します。 デルタ線が形成されている場合が多いですね。 なにしろ、土地はいくらでもありますから、線路ひき放題です♪ もっと楽しいのは、保線基地。 なにしろ、全く人家のない大平原が延々と続きます。 町がありません。 だから、沿線に保線の人が住む場所が必要になります。 いいですね〜。 ちょっと住んでみたいですぅ。 時々、棲家も移動するのでしょうね。機関車に連れられて♪ 改めて写真を見ていたら、 なかなか鉄道模型向きの「お家」ではないですか。 作ってみたいな。 もちろん、住民はウチの夫婦です♪ 夜。クックという駅に停まりました。 これぞ、ナラボー平原の本当のど真ん中。 保線工事の家族だけから構成される小さな「町」があるのです。 町だから、一応みやげ物屋もあります。1軒だけ。 この看板は、ホームの真ん中に置いてあります。 この町、最大の観光名所。 チョット有名なんですよ。 看板に書いてあるとおり、 もし「病気」になったら、本当に「病院」があるのかな? ひょっとしたら、病院も線路の上かもしれませんね。入院したい♪ 6月7日。 今朝も車掌さんお手製のコーヒーサービスから始まります。 残念ながらカンガルーは見つかりませんでした。 ちらりと海が見えてきました。大平原はオシマイ。 ポートビリーという駅。 ここでアデレードに向かう線路が海側に分岐します。 この列車はアデレードに立ち寄って、またここまで引き返してくるのです。 かなり無駄な動きですね?(笑) 日本で言えば、 トワイライトエクスプレス(大阪→札幌)は、 線路の都合で新潟駅には立ち寄りません。 例えれば、これが新津駅からわざわざ新潟駅まで往復している、みたいなものです。 もっとも、 オーストラリアのアデレードまで往復する路線は、とっても長いのです。 新津〜新潟なんかの比じゃありません。 それでもわざわざ立ち寄るのです。なんで? アデレード到着。 ここは意外と大都会でした。 謎は解けました。 驚いたことに、乗客のほとんどはここで降りてしまいます。 新しい乗客がたくさん乗り込んできます。 この駅で、全く別の列車のようになります。知らなかった。 かなり遅れて、アデレード出発。 機関車の向きが変わります。 夕食のレストランカー。 老人ホーム列車は、いつのまにか普通の列車になっていました。 相席していた、あの老夫婦も降りていました。 なんだ、みんな大陸横断に挑戦しているんじゃないんだ。 パースからここまで2泊2日。 お楽しみは、あと1泊ですよ。 私たちはオーストラリアの老人たちよりもヒマなのね(笑) 分岐したポートビリー駅を通過するときは、すでに夜でした。 再びシドニーまでの本線にもどりました。 6月8日。 早朝、野生のエミューが見えました! ウチの奥さんはカンガルーも見たそうです。 私はちょっと見逃したのですが・・・ カンガルーが2匹、 列車と競争して走ってきます。 ピョンピョンピョン♪ 今度は奥さんが見逃してしまい、大騒ぎ。クヤチぃ〜? とにかく、ロビーカーに行って、 編み物おばあさんにカンガルー報告です。 このおばあさんは、シドニーまで行くんだね。根性あります。 よしよし、と褒めてくれたみたい。 ロビーカーばかりにいましたので、 最後の日くらいは個室でゆっくりしましょう。 平原を過ぎると、急に人工物が増えます。 家畜も多い。 なんか、早くも大平原が懐かしいなぁ。 シドニーの手前に山脈があります。 これが有名なブルーマウンテン? 山越えが終わると、とうとう電化区間にはいりました。 ディーゼル機関車から電気機関車に交替します。 暗くなってきました。 シドニーまであとどのくらい? 列車が遅れているので、よくわかりません。 ウチの奥さん、かなり疲れてきたみたい。 私もです。 日本を出てから、かなり長い旅ですからね。 ちょいと疲れが溜まったみたい。 何故かいきなり、 部屋の中で歌謡ショーがはじまりました。 二人で大声で歌っていました(笑) もちろん、カラオケなんかないよ。 気晴らしですね。 大声出してゴメンナサイ(笑) 夜のシドニー駅にやっと到着。 3泊3日の大陸横断列車の旅、ここに終了。 世界3大鉄道完全制覇の伝説もここに達成! 新婚旅行用に残しておいて良かった?(笑) ラストのシドニー編に続きます。
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2007年08月19日
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