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水滸伝

水滸伝を読んでいた。長い。一週間に4冊のペースで読んだ。けれど、最終章に近づくにつれ、なんとも切ないような気になり、そこからがなかなか進まなかった。
水滸伝とは、汚職はびこる宋の政権に反旗を翻した男たちの戦いの物語である。

登場人物がどれもとても魅力的なのである。国家と戦うのであるから、歴史を鑑みても、梁山泊は負けねばならぬ、否、負けるのである。戦いにおいて負けるということは死ぬということである。
どんどん死んでいくのである。大いなる志を抱き、その志を次の世代に繋ぎつつ、皆死んでいくのである。
本を読んで、こういう寂寥感を抱いたのは久しぶりである。
最終巻を延ばし延ばし読んでいたのだけれど、いつかは読み終わらねばならない。
そこで、続編ともいえる楊令伝を発見したのである。
そうなると、そっちが読みたいから、読み終わるわね。水滸伝。そう、終了しました。


礼を尽くし、義を重んじ、信に厚く、友を思う。これは、中国だけでなくアジアの思想である。そして、今の中国を見ていると、共産主義がそういうものをも洗い流したのではないかと思う時がある。残念である。

中国に限らず、やはり国というのは老いるのだとおもう。ゆえに、何十年か、何百年かに一度、リフレッシュせねばならないのだと思う。
日本でも、先の大戦があり、その前はご維新があった。

創造は破壊なしには作りえないのである。ゆえに、疲弊し、老いた考え方やシステムは刷新されねばならないのである。が、ではそのような大いなる志を命がけで抱く若者がいるかという問題なのである。
平和で豊かな時代に育った私たちには、難しいのかもしれない。

ゆえに、一時、ほんまものの漢達のストーリーに酔いしれよう。


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