|
先日、熱海の温泉へ浸かりに行った。東京からほんの2時間ほどで、山あり、海ありの大変良いところである。潮の香りが漂うだけでも気分が良い。
温泉も高いか安いかである。○万円くらい出すか、バイキング形式の1万円くらいの宿になる。
若いとき(今も若いと思いたい)は、じゃんじゃん飲んで、じゃんじゃん食べた。でも太らない。けれどもだんだんと食べれば太るし、そんなにお酒も飲めなくなってきた。
私の育った町は和食の王国である。ゆえに、ちょっとずつ見た目も楽しくおいしいものを頂くことができた。値段はそれなりに良いお値段であることは間違いない。
最近宿を探すとき、そういう量が少なめで値段も少な目なところがないのだ。別にお部屋食でなくてもよい。私のように古いしきたりで育った人は、そういうとき心づけを渡すように刷り込まれている。ゆえに1泊なら千円、2泊なら2千円を渡すことになる。が、お部屋食でないならば、お世話係もいないわけで、そういうことも不要になるので、それはそれでよい。
ゆったりとした露天風呂があって、景色がよくて、おいしいものをちょっとずつ色々頂いたら満足なのである。そういうよい温泉場はないでしょうかね?
俗に温泉街と呼ばれるところは軒並み閑古鳥が鳴いている。確かに、宿が多すぎること、器が大きすぎることが原因ではないかと思う。大きければ大きいほど建て替えも修復もお金がかかる。運営もお金がかかる。では、バイキング形式が良いかといわれると、こちらも、やはりお値段に比例して、それなりのお値段を出さないとそれなりのものは食べられないのである。
もったいない話である。設備もよいし、場所もよい。けれど古い。
人手を増やせば値段が上がる。値段を上げなければサービスできない。
つぶすのもお金がかかる。
ホテルの数を三分の二に減らして、ちょっとおいしい、プチ贅沢なおもてなしすれば、生き残りの道も見えるのではないだろうか?
|