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双望会開催から、早3ヶ月。今年度は星ナビでの双望会特集は待てど暮らせどない。
と思っていたら、星ナビ3月号で双望会に関する記事が特集された。 正確に言うと、Nikon 102°広角アイピースのフィールドレポートに双望会を相乗りさせた形です。 この特集、ヤスさんからのメール連絡で初めて気づきました。ヤスさん、ありがとうございました。 星ナビさん、それにしても掲載が少々遅いですね〜。 今回は特定の方をクローズアップさせた形で記事が組まれていました。 Ninoさん、今回はかなり大きく写っています。 これでもう悪いことはできませんね(笑)。 かつさん、ついにメジャーな天文雑誌でも大々的に取り上げられることになりました。メジャーデビュー、おめでとうございます。 また、星ナビ3月号では、ADT48(Astronomical Digital Tools 48 Selection)という特集も組まれ、iPod touch/iPhone/iPadアプリを中心にいろいろと紹介されていました。 この中に、当然、Starmap proも含まれていますが、Emerald Chronometerが載っていたのが意外。 Starmapの紹介記事、まだまだ甘いですね。星ナビさん、もっと使い込んでから執筆しないといけませんね〜。我々ヘビーユーザーから見ると、つっこみどころ満載です(爆)。 |
2010双望会
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■帰路
10:30を過ぎ、みなさん、三々五々、帰路に着きはじめる。 あ〜、帰りたくない、帰りたくない。ここを出れば現実に戻ってしまう。 しばらくの間、うだうだしていたが、11:00ごろ、帰路に着く。 帰りの道は、ナビの言うとおりにしてみよう。 まずは県道74号線を北へ。その後、県道428号線との突き当たりT字路を左折。 その後、国道151号線をほんの少し走り、再び県道428号線へ分岐。 そのまま、道なりにずっと進み、県道80号線へ合流し、80号線をひた走り、一路、天狗棚へ。 80号線、天狗棚への登りに入ると道幅は狭くなり、相当のワインディングとなる。 茶臼山高原道路と交差を越えるとパーキングエリアがある。ここで少々休憩。 茶臼山では紅葉が始まる季節である。混雑、とまではいかないが、それなりの紅葉狩り観光客が来ている。 途中、見事な紅葉があったので、路肩に車を止め、1枚。 このとき、田中薫さんだと思いましたが、横を通り過ぎていきました。人違いでしたらごめんなさい。 80号線を下りきり、国道257号線に合流するが、結論としては、帰路のベストチョイスは、80号線ではなく、行きで使った、広域農道である。こちらの方が道幅が広く、断然走りやすい。 帰路、関西方面に帰られる方で、豊川、岡崎の渋滞を回避し、豊田、名古屋方面に出る場合もこの道は使えると思います。 国道257号線に合流した後は、稲武交差点で左折し、いつもの153号線へ。油断は大敵だが、ここまで来れば帰ってきたも同然という感覚になってしまう。 帰宅は13:00ちょうどくらい。2時間の道のりでした。 ■2010双望会総括・来年へ向けて 今年、双望会は初参加であったが、馴染みの仲間も多かったせいか、初めて参加したという感覚がほとんどなかった。 天気は9月のORP遠征以来の快晴2晩であり、言うことありません。 このレポートでも何回か書きましたが、食事が出て、風呂に入れて、休憩と称した宴会あり、観望が終わった後は布団で寝れて、と至れり尽くせりで、あの値段!しかもガッツリとDSOの観望もできてしまうのですから、これ以上何を望めばよいのでしょうか。双望会はリピーターの方がほとんど、というのがよくわかります。 来年に向けて、あえて課題をあげるとしたら、天気、宿泊、観望については満足でしたが、来年はもっと多くの人と話をし、みなさんの機材の工夫点を理解、確認し、自分の創意工夫につなげたいと思います。 何よりも、みなさん自慢の機材をもっと覗かなくては、と強く思いました。 双望会の最大の魅力は、これだけの機材が一堂に会すことにつきます。 同じ天体をいろいろな機材で覗き、見え方を比べてみるのはここでしかできないことだと思います。 今回は初参加ということもあり、また久しぶりに天気があまりにもよかったので、舞い上がってしまい、みなさんの機材を十分に堪能することができなかったように思えます。この点を来年の楽しみにしたいと思います。 ■ここまで読んでいただき、ありがとうございました。 双望会のレポートを書き始めた当初、よもやこれほどの長編作になるとは思ってもいませんでした。書き始めると楽しかったことがあまりに多すぎ、細かいことまで、個人的なことまでもたくさん書いてしまいました。 ここまで読んでいただいたみなさんには、この場を借りて篤く御礼申し上げます。 ありがとうございました! みなさんからのコメントも大変うれしく、何よりもブログ更新の励みになりました。 来年、また、双望会での再開を目標に、みなさん、がんばっていきましょう! 追伸: 大森さん、一足先に上がります。あとは、よろしくお願いします(笑)! |
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■書籍紹介 by 大森さん
朝食後、みなさんが片付けをしている芝生広場をうろついていると、大森さんより面白そうな本の紹介があった。 1冊目は、これ。"1,001 Celestial Wonders to See Before You Die" タイトルがすごい。死ぬ前に観ておくべき1001の驚くべき天体。もう少し噛み砕くと、一生に一度は観ておきたい興味深い天体、といったところでしょうか。 この本、Amazonでも買うことができます。 ちなみにAmazonの検索で、1001 before you die と入力すると、いろいろな本が出てきます。 一生に一度○○しておくべき、歌、ビール、ゲーム、絵、クラッシク音楽などなど、かなりの数が出てきます。 おそらく、アメリカでは 1001... berfore you die とは決まり文句になっているかもしれません。 もう一つはこれ。"The Arp Atlas of Peculiar Galaxies" ARP天体(カタログ)というのは恥ずかしながら今回の双望会で初めてしりました。2、3の天体で確認しただけですが、Night Sky Observer's GuideにもHerschelやUGC No.の併記はありますが、ARP併記はないようです。 この本は現在、日本のAmazonでは手に入らないのかな。 本日の空はこんな感じ。天気予報的には、「晴れ」ですが、星屋さんにとっては曇り空ですね。2夜にわたって最高の星空の提供、ありがとう。また次回の新月気までゆっくり休んでください。 ■閉会式・解散 ついに双望会も閉会式を迎えることになった。 運営委員のみなさんです。このような素晴らしいイベントの開催、本当にありがとうございました。 一期一会の意味、先に紹介したbefore you dieの意味に当てはめると、まさに双望会は一生に一度見ておきべき、すばらしき機材、会っておくべきすばらしい観望仲間、ということになるのでしょう。 双望会に参加された、我らがホームグランドのG村にゆかりの方々です。 みなさん、これ以上ない、いい笑顔です。 そして最後のハイライトがこちらです。 BigBinoに満面の笑みで萌天文年ステッカーを貼る服部さんです。 服部さん、笑顔が素晴らしすぎます! その20へつづく。 |
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■最終日の朝
起床は7時くらいだったろうか。もう少し眠りたい、と思いつつも明るくなると勝手に目が覚める悲しい性分である。 前日夜からの新たなルームメイトは、星好き先生と影武者さんである。 さて、影武者さんとは、誰の影武者なのでしょう?知っている人は知っていますよね。 本日の空は前日までとは異なり、うす曇り。2日連続でこれ以上ない、という星空を用意してくれた頭の上の空だが、3日目は少々お疲れか、それとも双望会の終幕に合わせ、幕を引かれたか。 パターゴルフエリアの我々の観望場所である。うす曇、弱い日差しの下でどこかもの悲しい望遠鏡たち。 Ninjaも2晩、よくがんばってくれました。 こうして見ると、ヒーターの配線をもう少しすっきりさせたいところ。 芝生広場の様子です。みなさん、ボツボツ片付け開始しています。 気のせいでしょうか、みなさん、とても満足げな表情に見えます。 その19へつづく。 |
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■エリダヌスの川下り
宴会の後、パターゴルフエリアに戻る。さすがに眠いが空は満天の星。2日つづけて快晴、というのも体力が続かないな〜なんて一瞬思うが、贅沢な悩みである。 10月の大台遠征に備え、下調べをしておいたが、実践投入することができなかった、エリダヌスのDSOリストと取り出す。 ようやくエリダヌスの「川くだり」ができる! まずはリゲル右横の上流から、Pocket Sky Atlasを片手に川くだり開始! まずはNGC1700。楕円状の銀河である。 つづいてNGC1637。明るいフェイスオンの渦巻き銀河であるが、小さいためか、大きめの惑星状星雲のような見え方。続いてNGC1600。NGC1700よりも更に小さい楕円状銀河。 さらに下り、惑星状星雲のNGC1535。別名クレオパトラの瞳、です。昨夜ケーメーさんのGinji400では見せてもらいましたが、ようやく自分の望遠鏡で自分導入で見ることができました。 お次はNGC1421。縦長のセミエッジオン。早くも疲れてくる。。。 次は本来、更に西に進むはずであるが、南でショートカット。 NGC1400/1407のツイン銀河。両方とも楕円状銀河ゆえ、あまり見栄えはしない。 川下り、まだまだ前半であり、Showpieceもたくさん残っているのだが、ここで溺れはじめる。。。 最後にNGC1300を見て、いったん川下りは中止。この時間、このあたり、空の状態があまりよくなかったのか、有名な棒状渦巻き銀河の1300もそれほど大きな印象はなかった。 ■馬頭ふたたび 暫く観望イスにて仮眠をしたのかどうかよく覚えていないが、芝生広場へ行くと、オリオン座付近の観望で賑わっていた。 ケーメーさんのGinji400では、馬頭見比べであった。Hβとエルフレ25mmの組み合わせだと今夜も馬頭は良く見えるのだが、UHCフィルターではどのように見えるか? 結果はHβで観望し、頭の中にイメージが出来上がった後であれば、UHCフィルターでも馬頭の存在を確認することができた。 馬頭はやはり適度な視野の広さのアイピースで見るのがよいと感じる。 ある方の双眼望遠鏡で馬頭をトライしたが、視野が広いせいか、どうしても輝星が同一視野に入ってしまうため、これに邪魔され、存在が確認できなかった。 ■M42 お次はM42である。utoさんドブで見せていただいたM42、何やらいつもよりコントラスト、暗黒帯がはっきりしている。この日一番の見え方だったのかもしれない。 芝生広場をうろついていたところ、中野さんの銀ミラーNinja320がオリオン座の方を向いている。もしや、と思い、M42を導入すると、そこにはものすごい画像が広がっていた。 アイピースが少々夜露で曇っていたものの、散光星雲の濃淡、暗黒帯とのコントラスト、トラペジウムの輝きが別物に見えた。銀ミラーってこんなに違うものなのかと驚愕! ■冬の天の川めぐり 自分のNinja320に戻り、今度はおおいぬ座付近の冬の天の川流し。 まずはおおいぬ座 h3945 通称、冬のアルビレオ。二重星である。 本家のアルビレオも素晴らしいのだが、夏の天の川と比較して、全体的に星の明るさが落ちる冬の天の川だが、これがいい!やや地味な天の川をバックにした金色、青色の二重星が栄える。 冬アルビの下のNGC2362。これがまた美しい散開星団。全体的にはおにぎり形状の星の並び。 つづいてNGC2367、2384の散開星団巡りを行い、ちょっと上へ飛び、お次は惑星状星雲NGC2359 with OIII。通称はDuck Nebulaと呼ばれているらしいが、ケーメーさん命名の"ミジンコ星雲”の方がしっくり来る。 そこから東へ飛び、M46,47。私は細かい星がびっしり並ぶM47の方がだんぜん好きである。M47の中にある、惑星状星雲もくっきり見える。 ■TOA 130 BINO 冬の天の川のメジャーどころをざっと観たあと、Nakajiさんと再び芝生広場へ。 星好き先生のTOA130BINOが空いている。。。TOAが独占できるぞ! やっぱりBINOで観たいものNo.1は散開星団だろう。 まずはカシオペアのNGC7789。天の川の中に、針の先でついたような星がびっしり!さすがはTOAである。Ninjaで観る星像とはまるで違う!しばし見とれる。 つづいては先ほど観た冬のアルビレオ。翌朝、utoさんにTOAで冬アルビを堪能した、と伝えたところ、TOA BINOで冬アルビとは、贅沢ですね〜、とおっしゃられていたが、そのとおりである。こちらも冬の天の川の中に、金色と青色のツインが燦然と輝く絶景である。派手さはないかもしれないが、双望会で観た観望対象の3本指に入るものだった。 冬アルビ近くのNGC2362も天の川の中に浮く、星屑で作ったおにぎりである。 あまりの次元の違う星像であるため、右の筒と左の筒の見え方に違いがあることはわからなかった。 時刻は27:00となった。南の低空に見慣れない光景が。。。 久しぶりに見る夜空の雲である。雲はあっという間に広がり始め、本日の観望も終わりが見えてきたようだ。 そういえば腹も減ってきた。手持ちのカップヌードルとともに食堂へ。 何人かの方が歓談していた。カップヌードルをすすりながら、田中(薫)さんと、少しお話。 バンガローに戻り、寝る準備。今回はヒーターを日中も付けっぱなしにしていたため、寒さはない。またホットカーペットの電源も入っていたため、その上に布団をしくとむしろ暑いくらいであった。 2泊3日の双望会も終わりに近づいてきた。 その18へつづく。 |




