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■イ・スンマン大統領 朝鮮戦争後、38度線で分断され、北はソ連の後押しで金・日成、南はアメリカ留学経験があるイ・スンマンが大統領としてアメリカに後押しされる。こうして初の韓国大統領が生まれる。 ■四捨五入 1954年当時の憲法では、大統領の任期は2期までで、3選はできなかった。そこでイ・スンマン及び与党自由党は「初代大統領にかぎって三選禁止規定を撤廃する」という改憲案を提出した。 11月27日の国会投票では、議員203人中、賛成135票、反対60票、棄権7票、無効票1票という結果になった。 可決には議会の3分の2に至る135.33票以上、136票が必要だったが、1票届かず、改憲案は否決されるはずだった。 イ・スンマン派の国会議長は、135.33票とは社会通念上の通念である四捨五入を用いれば135票であり、改憲に必要な3分の2を超えているとして改憲案の可決を宣言した。 当時、この「四捨五入」が流行っていて、ハンモも「妊娠5か月を過ぎていれば四捨五入したら人間だ。産め!」と説得。
■馬山事件 1960年3月15日、大統領イ・スンマンの当選が報じられると、特に不正がひどかった慶尚南道馬山では民主党馬山支部が「選挙放棄」を宣言。それが即座に不正選挙を糾弾するデモへと発展し、これに市民も参加。「デモは共産党主義者の扇動」を主張する当局がデモ隊に発砲し、8人死亡50人以上が怪我という惨事になった。 4月11日、このデモを見物に行き、そのまま行方不明になっていた高校生・金朱烈が馬山の海岸で頭に催涙弾を打ち込まれた遺体で発見された。 市民・学生などは、当局に彼の死因を究明する要求を掲げ、再度デモを行ったが、当局は再び「デモは共産党主義者の扇動」とこれを鎮圧し、デモの主導者を逮捕した。 ■4.19革命 馬山事件に抗議するデモは瞬く間に韓国中に飛び火し、4月18日には高麗大学の学生が国会前で座り 込み(帰宅途中に暴漢に襲われ、多数の負傷者が出た)、翌4月19日にはソウルで数万人規模のデモが行 われた。 各主要都市でも学生と警察隊が衝突し、186人の死者を出した。 ナガンが生まれた日のデモはこれにあたる。 ■4月26日午前 イ・スンマン 辞任 政府は各主要都市に非常戒厳令を布告した。 デモは約1週間続き、4月26日午前、イ・スンマンはラジオで「国民が望むなら大統領職を辞任する」と宣言した。その後、パク・チョンヒが5月16日に軍事クーデタをおこし、政権を掌握。イ・スンマン政権は終焉。 ハンモがラジオを聞いて、大統領の写真を取り換えてるシーンがここ。 ■大統領と警護室長、情報部長 理髪店を訪れたのはチャン警護室長。官邸でハンモが「豆腐一丁」ですといったときに一人だけ笑っていない人がパク情報部長。 閣下に四捨五入のナガンの話をしているときに、閣下は日本陸士学校で学んだと言っている。四捨五入は日本から来たもの。 サングラスをかけて3人で爆笑したあと、「今日も最高の・・・」という日本語のセリフがある。 実際にパク・チョンヒ大統領は日本語をよく使っていた。 映画ではなんて言ってるか聞き取れない 日曜日のランチで子供が悪ふざけしたときに、閣下の子供がナガンに突き飛ばされたとき、情報部長が「警護室長は何してる!」としかりつけている。このことからも警護室長と情報室部長の確執が見える ■ハンモがびびっていた様子 ヒゲそりを失敗したときや閣下に四捨五入の話をした後、ハンモが夢でうなされたほどびびっていたのは 泣く子も黙る情報中央部の恐ろしさから。 ■理髪店で手伝いをしているチンギ お店でツイストを踊りながら、ベトナム戦争の話をしている。映画『ラブストーリー』でもフォークダンスの時、テスが突然アメリカの曲に変えてみんなツイストを踊る。当時、とても人気があった。 ベトナム戦争のシーンでアメリカ兵士に馬鹿にされるシーン。実際、差別は厳しかった。 戦争からかえってきて口数が減った。『ホワイト・バッジ』でも戦争で人生が変わってしまった兵士の苦しみを描いている ■北朝鮮の侵入 山で銃を持って用を足すシーン。『シルミド』はこの北朝鮮の侵入に備えて準備したもの。 ■竜 山寺のお医者様のセリフ「数年後に竜が死ぬから」と言っていた。それは大統領の死。 韓国は王や大統領を竜としていた ■大統領暗殺 「今晩、警護室長と情報部長と一杯やるが一緒にくるか?」と大統領がハンモに言ったセリフ。この日が 1979.10.26パク・チョンヒ大統領暗殺。映画『ユゴ〜大統領有故〜』や『DMZ 非武装地帯 追憶の三十八度線』 |

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この映画だいぶ前に観た記憶(記憶だけ?悲)があるんですが、以上の史実が物語とリンクしてることがわかってたらもっと楽しめたのになぁ。早くこちらに出会いたかったです。(笑)
最後の「今晩一杯…」セリフ。「第五共和国」の冒頭暗殺シーンにつながるのですねぇ。興奮ですっ。
2008/4/10(木) 午後 6:38
そうそう、思い出しました。昔習ってた先生が物好きな人で、韓国の歴史教科書をテキストにしてたんですが、イスンマンのくだりすっごく長かったです。(その割にほとんど記憶ないけど・苦笑)イスンマン=不正選挙がまず頭に浮かびますねぇ。最近この時代の作品を好んで見るので、また紐解きたくなりました。
2008/4/10(木) 午後 6:41
「四捨五入」のエピソードが良く分からなかったの。
なるほどねー。
韓国の歴史は余り知らなかったけど、大まかな流れは、この映画だけでも良く伝わったわ。
かなり、脚本の良い映画でしたねーーー。
2008/4/10(木) 午後 9:41
ウテオンマさん、私もだいぶ前に見てぜーんぜんわからず、
今回勉強してから見たらめっちゃわかるじゃん!
この題材は映画やドラマで結構扱われてるので、背景がわかると
楽しめる(^^)
2008/4/10(木) 午後 10:19
ウテオンマさん、イ・スンマン大統領のところ、私もたくさん勉強したけど、
難しいから記憶に残る部分は少ない。
かなりワンマンなおじいちゃんだったらしいですね。
2008/4/10(木) 午後 10:21
ガーデナーさん、初めて見た時に全然わからなかった。
タブーとしてきた題材をここまで表現できるのはすごいですよね♪
2008/4/10(木) 午後 10:39
お〜まさに学習ノートだぁ〜!すごいわ
庶民の生活と史実を織り交ぜながら描いているのがこの作品の魅力の一つだよね。
楽しみながら韓国史を勉強できるし、好きだなぁ。
2008/4/12(土) 午後 0:25
すわなぁ、この作品のすごさは↑だと思う。
これだけの難しい歴史をハンモとナガン親子がわかりやすく、時にはコミカルに演じている。
普通に歴史を勉強すると面白くないけど、こうすればわかりやすいもんね♪
2008/4/12(土) 午後 1:30