【原題】크로싱
【公開年】2008
【監督】キム・テギュン
【出演】チャ・インピョ、シン・ミョンチョル
【ジャンル】
【お気に入り度】★★★★★
【ストーリー】
2007年, 北朝鮮咸境道炭鉱村に暮らす三人の家族。父ヨンス、母ヨンファ、息子ジュニ。豊かではないが幸せな生活を送っていた。ところがヨンファが妊娠し、しかも結核にかかっていた。北朝鮮では薬を入手するのが困難なため、ヨンスは危険を冒してでも薬と食料を手に入れて妻を助けると中国に行くことを決める。
中国に着くと、資金を稼ぐため材木伐採場で仕事をするが不法入国がばれて警察に追われ稼いだ金をなくしてしまった。
そこへ、インタビューに答えれば金をもらえるというおいしい話が舞い込んだ。ヨンスは何もわからないまま同意書にサインをする。それが家族との永遠の別れになるとも知らず。
一方、父ヨンスが去った北朝鮮ではヨンファの病状が悪化、ジュニは「お母さんを頼んだよ」という父の約束を守ろうと頑張るが、その甲斐もなくヨンファは亡くなってしまう。
ヨンスはヨンファとジュニと呼び寄せるためにブローカーを通すが・・・
【蚊取犬 談】
しゃなんさん、マリエルさん、あやりんさん、クラノスケさん、nyaoさんと
上映会に参加させていただきました♪
NO FENCEという北朝鮮強制収容所をなくす会の主催で、キム・テギュン監督も
挨拶に来日していた。
この映画は2002年3月脱北者25人が北京在住スペイン大使館に駆け込んだ事件や
実際に脱北した方々の話が基になっている。
4年間極秘裏に作製された映画。きっと途中で知られてしまったら、
製作中止に追い込まれてしまうに違いない内容だから。
実際に脱北者に話しを聞き、家や町並みを完璧にし、出演の方々も
ピョンヤンの話し口調ではなく、脱北者が多い北朝鮮咸境道の方言を2ヶ月学んだ。
それほど忠実に現実を再現したかったそうだ。
実際に映像を見て、こんなにひどいのかと思った。首都ピョンヤンでは貧しい
だろうけどまだ食べれているんだろう。でもこういう田舎の町では炭鉱で肉体労働をしても食べるものもない。

家の中もかなり質素、壁もボロボロだし、服も靴もすごい状態。
強制収容は存在自体が疑問な上、その環境は人間がいれるような場所ではないのが伺い知れる。
これが実状なのか・・・かなり驚いた。
食べる物もなく、ストリートチルドレンが落ちてるものや人が食べ残した汁を
ビニール袋に入れてる、飼い犬さえ食料にせざるを得ない、その気持ちは形容しようがない。
結核の薬も韓国なら1回目は無料と聞いたヨンスの驚愕の表情が印象的だった。
北朝鮮では命を懸けなくてはならないほどなのに。
『約束』でも命をかけて脱北するのが描かれていたけれど、こちらも生々しく描写されていた。

父子が別れ、母の遺体を運ぶトラックをジュニが追いかける、ミソンとの別れ、
やっと連絡を取れたヨンスとジュニの電話,そして衝撃の再開と飛行機に乗る前の雨のシーンは心がいっぱいになった。
11歳の少年がたった一人どんな気持ちであんな所で・・・
最後の川原のシーン、日本ではありふれた休日のような絵だけれど、あの国では夢のような
天国のようなものなのだろう・・・
上映後、キム・テギュン監督の挨拶があった。現状の1/10も伝えきれていないと。
現実はもっと過酷で想像もできないくらいなのだろう。
製作も大変だったが、宣伝も大変だったとこのこと。
やはり脱北というセンシティブな問題を取り扱っているだけあってかなり慎重であり、
困難だったようだ。
多くの人に見てもらいたいけれど、今回韓国上映よりも先に日本で上映されたのも
主催者の思いがあってこそ。今回参加できてありがたいと切に思う。
教えてくださったしゃなんさんに感謝、感謝☆
<予告>
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11歳の子どもが一人でモンゴルの砂漠でただ歩くだけ。
想像できないです。
この実態を素直に受け入れられない自分がいます。恥ずかしい限りですが・・・
絶対に見られない映画だと思ってたのに、思いがけず見られてよかったです!
蚊取犬さんには席を取ってもらったり、お世話になりました。
ありがとうございました!
2008/6/19(木) 午前 0:06
この映画、私も見れて良かったです。
11歳の少年があんなに親しい人の死目の当たりにするなんて。
現状とは信じたくない映像でした。
2008/6/19(木) 午前 1:01
ご一緒させて頂いてありがとうございました〜!
2008/6/19(木) 午前 1:04
昨日はお世話になりましたぁ〜
まさか日本で韓国よりも先に観れるなどどは 夢にも思ってなかったので
本当に しゃなんさんに感謝、感謝です^^
ヨンスがジュニの遺品を手にしたシーン 悲しすぎます
政治的な作品ではないと 監督自身の言葉にありますが
でも この現実を一人でも多くの人が見て 何かを感じて欲しい
そういうメッセージですよね
2008/6/19(木) 午前 1:22
しゃなんさん、受け入れがたいと私も思いました。
子供が飢えて落ちている物を食べたり、収容所で労働したり。聞いた事あるけれど、こんな近くで・・・って。
この映画見れてよかったです。しゃなんさんに感謝(-人-)
2008/6/19(木) 午後 1:48
nyaoさん、可愛がっていた飼い犬、母、友人・・・
たった11歳の子供には耐え難い境遇だと思いました。
いつでも死と隣り合わせだなんて、幸せとは何だろうと考えさせられました。
ご一緒できて嬉しかったです^^
2008/6/19(木) 午後 1:51
マリエルさん、ほんと、しゃなんさんに感謝☆
やっとお父さんと会えるとホッとしていた時だったので、とても衝撃を受けました。
これが現実なんだ・・・と思うとやるせない気持ちで胸がいっぱいに。
この作品を見ていろいろ考えました。日本でも上映してもらって多くの方が見て、自分達はどうなのか
考えるきっかけになれればいいのにと思います。
2008/6/19(木) 午後 1:54
お疲れさまでした。
ウチの息子のなんか、この子より年上だけど、きっと生き残れないわ。辛い映画で胸が締め付けられました。そしてすべての人にも観て欲しいと思った。またご一緒しましょうね〜
2008/6/19(木) 午後 8:31 [ - ]
あやりんさん、お疲れ様でした^^
親の立場から見たら、ヨンスの気持ちが痛いほどですよね・・・。
あんな事が日常茶飯事だとしたらとても信じがたいです。
またご一緒してください〜。映画の後のお話めちゃめちゃ面白かったです(^▽^)
2008/6/19(木) 午後 10:04
ひゃ〜っ!こんな映画があったんですか〜知らなかったです(^^; )韓国、日本ともまだ公開前なんですね〜またちょっと調べてみます!
2008/6/20(金) 午前 10:04
shoonさん、すごい映画でした。それでも1/10も現実を表現できていないと監督さんはおっしゃってました。
日本で上映されるといいなと思います。世界でこういう所がある事、自分達はどうなのか、命とは何なのか、
考えさせられます。多くの方に見て欲しいなと思います。
2008/6/20(金) 午後 2:44