【原題】행복
【公開年】2007
【監督】ホ・ジノ
【出演】ファン・ジョンミン、イム・スジョン、コン・ヒョジン、リュ・スンス
【お気に入り度】★★★★☆
【ストーリー】
ソウルでクラブ経営して自由に遊んでいたヨンス(ファン・ジョンミン)だったが、経営は傾き、以前から悪かった肝硬変は更にひどい状態に陥った。
恋人スヨン(コン・ヒョジン)や母親に留学すると嘘をつき、希望の家という田舎の静養所で治療することにした。
そこでスタッフのウニ(イム・スジョン)と出会った。彼女は一見元気そうに見えるが重症の肺疾患、8年も希望の家にいた。
ウニの優しさに触れ、2人は恋におちた。希望の家をお互いを気遣い、症状もよくなっていく中で突然、スヨンと友人ドンジュン(リュ・スンス)がソウルから遊びにくる。
久し振りにソウルの雰囲気に触れ、ヨンスの気持ちに変化が生まれる。
【蚊取犬 談】
シネマートさんのブロガー試写会に当選したので行ってきました。
| 韓流シネマ・フェスティバル2008ラブ&ヒューマンで上映予定の『ハピネス』 |

ホ・ジノ監督はキャラクタ描写と記憶に残るワンシーンが上手かな。
『八クリ』のように共感できる作品もあり、『春の日は過ぎゆく』のように私にはわからないという
作品もあるので今回はどうかなぁ・・・と思っていたら、それぞれのキャラがよくわかる作品だった。
記憶に残るシーンもやはりあり。雪のシーンはやはり監督ならでは。
病気のとき、他の人の辛さや苦しさがわかっても、自分が健康になるとそれが見えなくなってしまう事がある。
退屈な田舎生活にあきあきし、病人との生活の煩わしさを感じ、
都会の華やかさや便利さに戻って楽しい生活を送りたいと思ってしまう。
病気のときはウニの優しさに甘えたのに、具合がよくなれば自分勝手。
ヨンスの優柔不断さにいらいらしながらもそれは私も含め普通の人が持ち合わせている感情だと思いなおす。
風邪をひくことさえ死につながるウニもやっと見つけた幸せが去っていくのがつらかったと思う。
食事のときやウニの苦しい時に嫌気を指しているヨンスに気づいていたんじゃないかな。
「こんなに尽くしたのに・・・」それがヨンスにはだんだん重たくて息苦しくなっていったことも。
走ることなど苦しくてできないはずなのに、走ったのはそれよりも心の方がもっと苦しかったから。
それとも死んでしまいたいと思ったのか。
自分が負担になっている事がわかっているから、彼の望むようにしようと。
倒れた時、荷物をまとめてる時に思わず涙がつーーっと流れた。
主演のファン・ジョンミンssiは「相手の女優さんを引き立てるいい存在」だと私は思う。
『ユア・マイ・サンシャイン』でもチョン・ドヨンさんが全面にでていたように、今回もイム・スジョンさんのいい味を引き出していた。
イム・スジョンさんは好きな女優さんの一人。考えてみたら彼女の作品すべて見ている。
『ピアノを弾く大統領』、『箪笥』、『アメノナカノ青空』、『サッド・ムービー』、
『角砂糖』(馬がかわいそうで途中で断念)、『サイボーグでも大丈夫』、『幸福』
この手の映画をみるといつも考え込んでしまう。試写会から帰る途中、また考えてしまった。
一時の気楽さを求めて、苦しいことから逃げてしまって後悔することも、
その後悔から立ち直れなかったりすることも、人の心が変わってしまうのをつなぎとめて置けないことも・・・
わかっているけど、わかってるんだけど、행복って何なんだろうと。
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お〜試写会いいね〜〜
ホ・ジノ監督だし、スジョンさんだし、観たいなぁ・・
2008/9/18(木) 午後 10:52
試写会だったんえ〜〜〜
この映画大画面で見たいって思ってたの。
この手の映画はあとあと引きずりますね。
むかついたり、共感したり・・・独特な感情が湧き出てたかも
2008/9/19(金) 午前 0:09
すわなぁ、大画面で見れてよかった(^^)。
この映画2時間と長いんだけどいろいろと考えてるとあっという間だった。
キャスティングもキャラに合ってたと思うし、韓国映画ならではのクスっと笑えるシーンもあり。
ホ・ジノ監督の風景の取り入れ方もよかったよ♪
2008/9/19(金) 午後 0:11
しゃなんさん、何の予備知識もなく見に行ったんですがよかったです。
>独特な感情が湧き出てたかも
そうなんですよ! 嫌悪感、同情、空しさ・・・人間の心情奥深い所まで垣間見えてしまうので
見終わった後もずっと考えてしまいました
2008/9/19(金) 午後 0:29
誰しも心の中に存在する「エゴ」「心の移り変わり」を上手く描いた作品でした。
何せホ・ジノ監督作品ですから描写を見逃さないように観ていると
よけいに引く込まれてしまいました。
ただ、好みの点で言うと・・・^^;;
2008/10/13(月) 午前 9:42
Seriさん、心理の描写がうまいというか難しいというか監督の本領が発揮されてる作品でしたね。
思いっきりイム・スジョンさん側で見てたので途中苦しくなりました。
私は結構好きな作品(というよりはいい作品)だと思います
2008/10/13(月) 午後 2:42
ホ・ジノ監督作品は「人の心は変わる」ということをいつも言ってるよね。
それは残酷なことでもあるけど、同じ人間として分かる部分もあるから一概に非難できなくて・・・。
ウニが走るシーン、泣けた〜!
あの瞬間は「もういっそ死んでしまってもいい」と思っていたと思う。他に辛い思いをぶつけるところがなかったんだろうね。
レビュー書きながらまた泣いてしまった。。
2008/12/26(金) 午前 0:13
すわなぁ、ホ・ジノ監督のメッセージ性も統一してるよね。
ホン・サンス監督も(笑)
確かに『春の日は〜』も心境の変化ありすぎだもん(笑)
ウニの走るシーン・・・泣けた。自暴自棄になってる所がね、死んでしまう方が楽なんだって思ったら(T_T)
2008/12/28(日) 午後 0:27
本当に人間の身勝手さがよく描かれている映画でしたね。
ウニが可哀想で・・・
TBありがとうございました(^v^)
2010/7/14(水) 午前 10:02
ぴょるとんさん、
ウニかわいそうだった。
走ることの息苦しさよりも、心の方ももっともっと苦しかったに違いないって。
2010/7/15(木) 午前 8:23