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数学の世界で生きてきた私からすれば、数学用語や社会での言葉の定義を大切にすることは当然のことであり、今日までその点を気に留めることはありませんでした。ところが最近になって、私の数学教育人生で大きな衝撃を受けたのです。それは、9月に出版した「生き抜くための高校(中学)数学」の2冊は、数式の展開や生きた題材例の面白さが読者に伝わることを期待した書でしたが、出版後に寄せられた昔の教え子からの感想の多くは、「数学用語の定義とその意味の説明が丁寧である」という、私からすれば当然のことに対する評価でした。そこで不思議に思って、用語の定義・意味という点に絞って、最近の中高生の学び方について精力的に調べました。その結果、用語の定義・意味を軽んじた学びがあらゆる面に浸透していることに気付いたのです。多くの大学の入試数学問題で記述式重視を打ち出せば、用語の定義・意味を重んじた学びに変わっていくと期待できるでしょう。 |
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