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一般に本の題は出版社と著者で相談して決めますが、どのような題を付けてもプラスもあればマイナスもあると考えています。ただ出版後、何年経っても「あの本の題は〜にしておいた方が良かったのではないか」と、何人もの人から言われる本が一冊だけあります。
それは、今から4年前に出版した「論理的に考え、書く力」(光文社新書)で、多くの方々から「(入試は)マークシートでなく記述式を」というものです。
確かに、この本を出版してから数年経ってから記述式の意義を強調する記事、そして国としての改革も打ち出されてきました。何人かの方から「先駆的な役割があった」、「元外務省の佐藤優さんが、2013年に出版された書籍ベスト3に選んだ訳が分かる」というコメントをいただき、それならば「(入試は)マークシートでなく記述式を」であった方が良かったかも知れない、と振り返ります。
来年は、ガロア理論、文化情報学(共著)、リベラルアーツ等の本を出版しますが、どれも題にはそれほど関心がありません。
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ひと言
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私は授業中に、数学の世界の「または」と日常の世界の「または」は違うことをたまに話します。「2または3の倍数」といえば両方の6の倍数も含まれます。しかし、「昼ご飯にカレーまたはラーメンを御馳走」と言えば、両方を含むことは普通あり得ません。
ところが先日、桜美林大学近くの美味しいレストラン「ステーキのどん」で「粗引きハンバーグ定食」を食べたとき、思わぬ発見をしました。「定食にはパンまたはライスがついています」と係の方が説明されたので、私はつい「まさか両方はダメですよね」と尋ねたところ、「ウチは両方もいいですよ。実際、最初から両方を頼まれるお客さんもいますよ。もちろん、両方ともおかわり自由です」と説明してもらいました。その後、3年生のゼミナール生にこの話したところ、その中の一人の学生も最初から両方頼んでいるそうでした。
この店は珍しいと思いますが、いかがでしょうか。
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9月の半ばに1年ぶりに訪問した青森県の柴田女子高校での思い出は素晴らしいものです。生徒皆さんの授業態度も素晴らしいものでしたが、昨年、私の授業を受けた生徒の皆さんの明るく喜んだ歓迎ぶりには大いに励まされました。このような心の素晴らしい高校生が在籍する学校には、毎年でも訪問したい気持ちをもちます。
私は立場上、業者が調整して各大学の紹介を同一日の同一時限にまとめて行う出前授業も引き受けます。もちろん、生徒数が少なくても全力で頑張って楽しく授業をします。しかし受け入れの高校側が、生徒の皆さんに「桜美林大学の先生」とは紹介しますが、「桜美林大学の芳沢(光雄)先生」とは紹介しません。このような出前授業は、少し残念で違和感をもちます。 前者の型の出前授業を今までに小中高合わせてのべ200校ぐらい行い、後者の型の高校への出前授業を今までに10校ぐらい行いました。前者の型の出前授業はもっと増やしたい気持ちです。 |
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スキーのジャンプ競技の高梨沙羅選手は、一昨日の予選失格から昨日は今季初優勝となり、嬉しい限りです。この調子を持続して、是非オリンピックで優勝してもらいたいものです。
ところで、予選失格となった理由はスキーの板の長さで、その算出は標準体重のBMI法です。このBMIについては、かつての標準体重を表すブローカ法と違いがあり、昨年9月に出版した「生き抜くための中学数学」できちんと違いを示したことを思い出します。
およそスポーツ競技には数字で示した厳格な規則があり、その辺りまで関心をもっていたいものです。かつてスキーの複合で日本が圧倒的に強かったとき、日本が不利になる得点算出方法の変更があったことを思い出します。それにしても高梨選手は精神的にも強い選手で、驚かされます。
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