m12ozの日記

お絵描きと粘土遊びで考え感じた文字。

Goloso/美味

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「博多はたおと」。

radioStandards
How Long Has This Been Going On. / Stan Gets.
For Lena And Lennie. / Phil Woods.



昨日朝、再びのコーヒーを入れに、階下に降りると姉はテレビを見ていた。
それは「博多はたおと」博多織り職人のドラマで、二度目のエスプレッソをセットしながら背中で見ていると、少し歪な博多弁が聞こえ、振り向くと見覚えのある室内が映っていた。
その憶えは、無垢の表情を持つ一枚板での使い尽くされた、水平ではない、飴色のテーブルで僕は「丸天入りのうどん」を喰らったのだ。階下で振り向いた瞬間に映っていたテーブルは、博多呉服町、承天寺近くにある「みやけうどん」だと部屋でコーヒーを飲みなが想い巡り着いた。

数年前の博多で、矢野、一三と会った昼過ぎ、「oz,・・・博多もんのうどん」と考えた末に矢野が案内してくれたうどん屋が「みやけうどん」で、それが「傾くテーブル」との再会だった。
その時は、店と、うどんの記憶は全く無く、一枚板のテーブルが妙に心に残ったが、丸天入りのうどんの旨さに満足した。
その夕方、博多から実家に向う電車が海峡の終着駅に入り込み、継ぎはぎだらけのコンクリートで繋がる、錆びれ果てた長いホームから改札出口を向う歩きで「傾く一枚板のテーブル」を鮮明に過ぎ去った時間と共に思い出した。
シベリヤ鉄道で逃れる一年前のあの頃、大学闘争で疲れ果てた僕は、Nとそのテーブルでうどんを食べたが、僕は刻まれた細ネギを、太いやわらかなうどんが見えなくなるまで、覆い隠すように入れた。
Nはすめに沈む白色のうどんに、少しそれを加え、浮く緑色の対比の美しさを見せる丼に向い、音を見せず泣き食べた。僕も泣きたかった。が、我慢した。

博多の太い、やわらかなうどんが好きだ。
思いっきり「刻んだ細ネギをぶち込んだ素うどん」が好きだ。
大釜で十分に茹で上げた、風呂上がりのような太いうどんが好きだ。
傾く一枚板のテーブルが好きだ。

All Blues (Town Hall live NYC). / 70's Jazz Pioneers.

春菊。

Deep Blue.
Midnight Stone. Deep Blue. Trees. Mediterranean Eyes./ 松井慶子.


部屋に陽が射し込む、そこに二鉢のバジリコがある。
時々その葉をパスタに手で細かく千切り、振りかけてたべる。バターをひと欠片落とし、オリーブオイルを多めにかけ、岩塩、胡椒のガリガリを加えるシンプルなパスタである。
ケッパー、アンチョビを入れたりする事もあるが、パルミジャーノを削り振りかけると、それはもう完璧な僕好みで、両手に残るバジルの香りと共に楽しむ。
だから、食事を済ますまでその手を決して洗わないように心掛けている。
バジリコを食べ尽くした後の事も考えて、ベランダには二株の春菊を植えているので大丈夫。この春菊もバジリコ同様に愛している。

Goodbay. Night Tunsia. / Ray Bryant. / Jazz Piano Best Selection.

へたくそな文字。

Sweet Sundays/Tim Bowman.

スウィートではないが、朝寒く、今は暖かい陽を受ける日曜日だ。
昨夜へたくそな宛名書きの、ゆうパックが届いた。
サン・ダ二エーレの生ハム、パルミジャーノ・レッジャーノ、モーデナのサラミとバッチーのチョコレートだった。グラッパは無かった。直ぐさまの開封で姉、姪に分厚く輪切りでの味見するが、子供達も集まったのでチョコの方を与えた。

それにしてもozAサラミ運搬人の宛名書きの文字に驚いた。へたくそである。ま、文字として読む事が出来るだけ良いのかもしれない。会話は時に変なところがあるが十分であるが、日本語の馴染みのない生活では仕方が無いのだろう。数年前、彼女のナポリ大博士論文の写しを見たがイタリア、英語版の二タイプで僕は読み理解するのではなく、ただ見るだけだった。
そう云えば、昔ミラノで、彼女の保育園に迎えに行った時、その日の彼女の行動と次の日の予定など細々した連絡事項を僕に告げる先生に「先生、私のパパは日本人でイタリア語はダメです。故に私が通訳したいのですが?」。

以後全て先生は彼女へ最初に話し、「ozAのパパ、理解出来ましたか?」と僕に質問して何を理解したのかを確かめた。再度オウム返しに僕がイタリア語で答えると、「すばらしい、大変良く理解しています、ozAのパパはすばらしい」と何時も二度、保育園の先生に褒められたものだった。
僕のイタリア語の先生はその頃の僕より一回り年上で豊かな腰を揺すり、必ず両手で握手をしてくれる黒色の髪と瞳を持つ南伊の美しい人で、その上親愛の情を表す頬にする軽いキスをも学んだ。
それは軽い目眩と先生の心地良い体臭をも含んでいました。

それにしても、ozAの文字は僕のイタリア語と同様にへたくそだ。


Let's Do It Again/Staple Singers

ニョッキ。

Dead Man (Soundtrack)
Guitar Solo 5, 6/Neil Young.

バジリコを食べた。
ニョッキに裏ごしトマトソース、パルミジャーノ、バジリコ。これが昨日の料理の中で一番旨いと思えた。昼過ぎからのとりかかりだったが料理用ワインを飲みのみ、たばこ、コーヒーの力でなんとか仕上げた。料理アシスタント姪の子、なおちゃん(小5)は十分にその勤めを果たさず、彼女は味見に専念だったがまずまずの仕上がりで安堵した。

Nobody's Story, Gutar Solo 4/Neil Young.

届くだろうサラミ。

サラミが届く。
冬の初めにはワインを買いに馴染みの農家を訪ね、赤、白の試飲をする。買い取りが決まるとそこの主がパンとサラミ、酢付けを振舞い、主人が持つ最高のワインで小さな商談を祝う。
ボトルで買うとその費用で高くなるので僕等はダミジャーノ持参でワインを買い、アトリエでの瓶詰めは毎年の楽しみだった。何よりも振舞われたサラミの味は多種多様で柔らかなあのサラミを忘れる事はない。そんなサラミが飛んで来る。
受け取りに行こう。

今朝は、If I Fell/Beatlesだった。

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