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映像の最終作業としてポストプロダクションという作業がある。私はそれをする会社に勤めているがこれは将来的に
なくなると実感した。
先日ポストプロダクション協会のアワードがあった。学生とプロと両方にアワードが与えられる。
プロはもちろんポスプロのスタジオを高いお金を出して使う。そして最終的に映画館やテレビ、DVDやBDとして商品に
する。しかし学生は違うのだ。
今回賞を取った中に大阪芸術大学の学生が作った作品があったのだがこの作品はポスプロのスタジオを使っていないの
だ。全て学校と自宅のPCで作ってしまっている。最後だけは試写室で確認をしたようだが作業自体はポスプロのスタジオ
に入っていない。ポスプロスタジオを利用しなくても映画はできることが実証されたのだ。しかもそれが賞を取ったのだ。
しかもポストプロダクション協会が賞を与えた。どういうことだ?
ポスプロというのはプロからすれば映画館で流せる規格にしたり、TVで間違いなく流せるような規格をつくる為だけのも
のになっている。音付け等は音響さんができるし、器用な人だったら音源とPCがあれば整音など誰でもできるのだ。
結局のところその作品のクオリティーはディレクターが決め、プロデューサーが決めるのだ。音の良さ悪さも同様だ。
スタジオのエンジニアは操作をする人に過ぎない。もちろんそこでできるエンジニアは自分の意見を言ってさらに良いもの
を作ろうと努力をしてプロデューサーやディレクターから信頼を得て次の仕事を得る。しかし、そこにはコストがかかるの
だ。2時間の映画で安い物で数百万、高い物で数千万もスタジオ代がかかるのだ。これを下げる為に器用なディレクターは
自分でやる。自分でできるのだ。正直センスの問題だから出来る。やるかやらないかの問題。
だから将来ポスプロはなくなるだろう。なくならなくともその形態はものすごく変わることは間違いない。
その為、今からポスプロ以外のビジネスをポスプロは考えなくては死活問題に繋がる。あと10年かからないだろう。
10年後には映画館もフォーマットが変わる。TVも変わるだろう。そこに今のポスプロスタジオを付いていけるか。そこが
大きな問題だ。
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ブログ色々拝見させていただきました。
セガでディレクションをされていた経歴もあるとか、色々すごいなと感じ入りました次第です。
また覗かせていただくと思います!
2009/6/1(月) 午後 11:02 [ ミドナ ]
ポスプロでお勤めなんですね。
自分もそうです。しかも弱小で会社も綱渡りです。
仕事は好きだし日々良い物をとがんばっているのですが、
技術が無くても出来ちゃう時代になってるんですよね。
今回の記事や就活の記事参考になりました。
2009/7/8(水) 午後 4:24 [ gqr**067 ]
悲しいな・・・
編集場がなくなるというのは・・・・
試写なんてのも、もうネットの時代ですか・・
海外のポスプロに目を向けたいですよ。
2013/3/8(金) 午後 5:00 [ 5656 ]