ニューエイジ@真秀呂場

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仏教

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増谷文雄さんの『阿含経典による仏教の根本聖典』(大蔵出版)を読んでいたら、
どうして法華経で、仏塔を建ててたり、仏像を作ったり、意味が分からずにお経を唱えたり、
菩薩に助けを求めたりしたときに、成仏することが出来たり、救われたりすると言っているのか
が分かりました。

『阿含経典による仏教の根本聖典』に、このような記述がありました。
「比丘たちよ、遠い昔のこと、天の神々と阿修羅との間に戦いが起こったことがある。
その時、帝釈天は、神々を呼んで言った。
 なんじら、もし、戦いに行きて、毛髪さかだつごとき恐怖が起こったときには、なんじら、
わが旗の先を見るがよい。わが旗の先を眺めるならば、なんじらは、恐怖を払うことができる
であろう。」

これは、自分の意識を相手の意識に同調することで、相手、この場合は帝釈天の意識に同調することで
恐怖を打ち消すことが出来たということで、完全に信憑性があり、今でも出来ることです。

この五感を超えて相手に意識を同調させることで、相手のもつ高みを一時的に自分に取り込むこと。

このことを理解しない後の世の人達が、
「仏塔を建ててたり、仏像を作ったり、意味が分からずにお経を唱えたり、
菩薩に助けを求めたりしたときに、成仏することが出来たり、救われたりする。」
と根拠なく誇張してしまったものと容易に想像出来ます

法華経が子供の自慢話しになってしまったのは、ここにあったのです。
これまで、日蓮仏法(立証安国論)、法華経を検証してきましたが、その内容は
子供の自慢話しのように誇張され、釈迦が説いた本来の仏法とは程遠い内容でした。

今回は、増谷文雄さんの『阿含経典による仏教の根本聖典』(大蔵出版)を参考に、
釈迦が説いた仏法により近いものを検証しましょう。

中心的な教えの一つに「縁起の法」があります。
縁起の法とは、簡単に言えば、因果律により苦しみが生じる、苦しみを無くすためには、
原因を取り除くべきというものです。
釈迦は欲が苦しみの原因であると言っていますが、正確に捉える必要があります。
適切な欲は人が生きていくために必要なものであり、喜びにも繋がるからです。

縁起の法で問題としている欲とは、苦しみに繋がる欲です。
すなわち渇愛、執着、貪欲 等、バランスを欠いた欲のことです。

縁起の法では、「苦」に焦点を当てて、その苦を取り除くために、因果律に基づき、欲を無くすことに
主眼が置かれています。

ニューエイジでは、「喜び」に焦点を当てて、皆が喜びを得るために、
因果律に基づき、欲があり、欲を満たすことが喜びに繋がることを素直に肯定し、
欲を適切にコントロールし自分と他の人達全体でバランスをとる方法を提示します。
(ニューエイジと言っても、ここをはっきり言っているのは私だけかも知れませんが。。。)

■食欲、性欲、睡眠欲、欲があることを素直に肯定し、欲に基づき喜びを得ること。
 これは、人が生き、繁栄していくために必要不可欠なことです。

■他の人達の喜び・悲しみを五感を超えて自分自身の喜び・悲しみとして実際に感じること。
 これにより、自ずと、自分と他の人達全体で欲のバランスが取れるようになります。

この2つにより、はじめて、うれしうれしの世が実現されます。
日蓮仏教で、その内容の正当性を法華経に求めている箇所が多数あったため、
法華経の内容を検証してみました。
参考にしたのは、中村元さんの「現代語訳 大乗仏典2 『法華経』」です。

私は、霊的存在が我々を守護することを否定しませんが、
法華経の内容をみると、これでは、因果律も何もあったものではない、としか言えない箇所が
多すぎます。ここまで言ったら釈迦の仏法ではありません。

仏塔を建てても、仏像を作っても、意味が分からずにお経を唱えても、菩薩に助けを求めても
一時的な気休めにしかなりません。自分の仏性は向上しません。

でも少しは目にとまったものがありました。
いずれもスピリチュアリズム、ニューエイジ思想で頻繁に取り上げられています。

■安楽行品 第十四
意味としては、「すべての事物はおこるべくしておこったものであることを認めて、偏執にとらわれて行動することがない。たとえば、病気になったならば、こうなるべくしてこうなったのだと見究めて、平然として事態に直面する。そうすれば身体の悩みはあるが、心の悩みはおこらない。」(「現代語訳 大乗仏典2 『法華経』」から引用)ということです。

スピリチュアリズム、ニューエイジ思想では、全ては偶然では起こらない、原因があり結果があると言われています。
個人的には、これは気付きを促す側面が大きいと思っています。
人の不幸を見て前世の因縁だからなどと冷たくみる一部の風潮はいただけません。

■常不軽菩薩品 第二十
意味としては、「相手の人の中に仏性がある。仏となりうる性質がある。それを尊ぶ。」(「現代語訳 大乗仏典2 『法華経』」から引用)ということです。

スピリチュアリズム、ニューエイジ思想では、相手の人の中に神性をみると言います。
全ての人の中に神が存在すると言います。その神を見よと言います。


法華経とは、元々は、何かまともなものがあったようだということを、匂わせている程度のもの
としか言えません。

子供の自慢話の箇所を取り上げて、これこそ最高の仏法だなどど言うのは、物事の本質を見究めることが出来ていないとしか言えません。


さらに、釈迦の教えに近いと言われている原始仏教、根本仏教を検証していきます。

法(ダンマ)の六徳

日蓮仏法の前に、仏教そのものの検証が必要です。

釈迦の説いた法を端的に説明したものとして、「法の六徳」があります。
1.善く、正しく説き示された(教理、実践方法、論理、言語の上だけではなく修行の結果に於いても完全な)教えである。 
2.実証できる(何時でも誰にでも体験できる)教えである。 
3.普遍性があり、永遠たる(真理そのものであり、時と場合により訂正すべきものではない、即座に結果が得られる)教えである。 
4.「来れ見よ」(何人も試して、確かめてみよ)と言える確かな教えである。 
5.実践者を涅槃へ導く(煩悩に汚れたこころの状態を確実に浄化し、解脱へと導く)教えである。 
6.賢者たちによって各自で悟られるべき(自らこの教えを実践して体験すべき、他力救済を説かない)教えである。
うたい文句としては、特に異論はない、というよりも自分の考え方に非常に近いものです。
内容を見ていくことにしましょう。

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