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泊まりがけの仕事のとき、部屋に五木寛之氏の林住期の本が置いてありました。
人様の個人生活などどうでも良いことなのですが、彼は精神科の女医さんと結婚していると思ったのですが、いつの間にか絵描きさんと再婚していたんだと思ったら、女医だった奥様は50歳を期に精神科医を廃業して、独学で画家になられたとのこと。
またその絵が繊細かつ力強くて、対象をしっかり見つめて捉えていて何とも良い味が出ている。
林住期の本が出て新聞の下段に大きく広告が出たのを見たときには、よくもこれだけ次々とベストセラーを出版出来るものと、ホトホト感じ入った。
たまたま 宿直の部屋に置いてあって、手にしてみると、中々に面白い。
人生を4期に分けると春夏秋冬 青春 朱夏 白秋 玄冬 学生期 家住期 林住期 遊行期に分かれるという。
50歳から75歳までをおおざっぱに林住期としたら、家住期は子育てや社会のため、生活のために働き 50歳からの林住期に入ったら、金銭のために何かをするという生き方を止めると言っている。
私に当てはめると、組織から離れるまでは、確かに生活や子育てのために夢中で仕事ばかりしていたように思う。
60歳を機会に扶養家族が居なくなった事もあり、組織から離れた。
今は仕事はしていますが、クチコミと紹介のみ。
金銭のため生活のために働いては居ないつもり。
それでも日々忙しく駆けずりまわっている。
一人で仕事をするのが性格に合っているのか、もっと早く辞めて居ればよかったなどと思っている。
自由な時間が増えたから、ブログも出来るし、歌舞伎や映画にも平日の時間を見計らって行ける。
忙しいけれど、ストレスが全くと言って良いほど無いのが嬉しい。
どんなに一生懸命仕事をしても仲間が居ないから、苦情を言われない。
組織の中では丁寧な仕事をしたり、自分なりの工夫をしたりすると、余計な事はするなというような指導を受けた。
今は創意工夫も出来るし何より患者さんのためだけを考えていられるのが嬉しい。
本当にしたい事をやりたいようにやっている。
そう出来ることがありがたい。
今の世の中 欝に悩んでいる人が多い。
鬱は人生の光と影と言っている。
鬱になってしまったら、心身共に疲れてしまったら、ためらう事無く、のんびり休養を取れば良い。
神様が休暇をくれたと、解釈すれば良い。
自然の成り行きに任せて居れば、大きな力が動いて良い方向に流れていきます。
本の内容からは少しずれてしまいましたが、50歳を過ぎたら、あくせくしなさんなと言っているように思う。
燃えながら枯れて行くと言っていましたが、そうありたい。
現代医療につかまって、沢山の栄養を補給されながら、太ってむくんで、薬漬けで死んでいくのは御免。
燃えながら枯れていきたい。
今は残りの炎なのだろうか?
埋み火なのだろうか?
心身ともに健康で、燃えつつ終わりたい。
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