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菅野光亮 作曲 ピアノと管弦楽のための組曲 「宿命」
まずは映画話が入りますが、映画八つ墓村(昭和版)の音楽を手掛けたのが、芥川也寸志。
ついでにその方の音楽作品を知りたいと思い、次に映画「砂の器」を見ました。
・・・・
これがまあ、物の見事に映画と音楽がマッチしており、「これ、まじで芥川さんのピアノ協奏曲を映画モチーフにしたのか?」と思い探してみたら。。。
ありました、、れっきとしたピアノ協奏曲としてでなく、
組曲「宿命」という、映画音楽の再編集みたいです。
更に調べると。。芥川さん、この映画では、音楽監督としてだけ携わり、、実は菅野光亮氏が作曲されたとか。。
でも、、いい。。芥川さんでなくても、いい音楽はいい。。
なにせ、出だしのピアノからして運命の響きのような感じがして、クラシックのピアノ協奏曲に退けをとりません。
そして目まぐるしい管弦楽が映画の主人公が巻き込まれる世情をよく表してます。
ピアノの動きで、映画の主人公が生い立ちで培われてきた不屈や屈折とかの精神性を代弁しているかのよう。。
まあ、一番の聴きごたえは最初の一楽章の部分で協奏曲みたいに、最終楽章で更にいい音楽が・・・ってのは無いですが・・やっぱ映画音楽の再編集だけに映画を見てからのほうが、各楽章に感情的に入りやすいかも。。
指揮は西本智実。ピアノは外山啓介。
なかなか想像してなかったコンビ。。ただ、聞く限りお二人とも、かなり細部までコントロールしていて、、哀憐チックに節欲な・・・罪の救済みたいな感じでしょうか。。
個人的には映画の影響もあるので、むしろ自己の曝け出しと断罪をこの音楽に感じていたので、
いかにもお上品な調べに聞こえました。。
映画音楽で感じた強靭さはやや影をなくしてました。。
曲は濃いけど薄化粧のような(でも上手いんだけどね)。。
まあ映画知らずにこの曲を聴くとかドラマ版「砂の器」からこの曲を聴くなら、、、このスタイルでも違和感ないかも。。、
個人的には野性味あるような音作りが似合いそうに思うけど。。
ただ、なかなかCDでも販売されていないだけに、もっと異種異演の演奏も耳にしてみたいもんです。
ちなみにドラマ版「砂の器」は千住明さんの編曲。。
バイオリン楽譜で「宿命」があって慌てて買ったら、、菅野さんの曲でなく、、ドラマの千住さんバージョンの、さらにバイオリン向け編曲だったので、、、ちょっとショボーン〜。。
千住さんの「砂の器」、どうもシューマンチックな感じですか。
やっぱ、音楽監督として芥川さんの冠があるだけに、、求める意識の差は出てきて当然かもしれませんねえ。
レーベル: Billboard Records
指揮者;西本智実
オケ:日本フィルハーモニック交響楽団
ピアノ:外山啓介
評価:模範解答な優等生演奏か。。
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