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鬼籍の指揮者なんですが、ナクソス初期の隠し玉的指揮者、ゲオルク・ティントナー。
「安い!レパートリ豊富!腕前・・・???」というイメージがナクソスに跋扈していた頃に、
どんとブルックナーの交響曲全集を手がけた御仁。。
ブルックナーの交響曲全集とともに、運命を共にしたような生きっぷりですが、
功績ともいうんでしょうか・・・それとも、ブルックナーだけではないんですよといいたかったのか・・
ティントナーメモリアルエディションが販売されてます。
ブルクッナーを1曲でもいいから聞いてから、メモリアルエディションに手を出すのが作法かもしれませんねえ。
収録曲はベートーベンの「英雄」とシベリウスの交響曲第7番という、渋めの選曲。
オケは、シンフォニー・ノヴァ・スコシア。
多くの方はどこのオケ?という意見でしょう。
カナダのオケで、ティントナーの終焉の地の地元のオケ。
ティントナー、地元を育む意識が強く、大手オケとの話もあったけど、まずは地元一番で演奏予定を立てていた方で、知名度は置いてけぼりなんですよ。
さて、能書きはともかく、そんな師弟愛のような関係の演奏のベートーベン。。。
「英雄」聞いた感じでは、英雄語るにゃ、ワル味が足りない・・、というのか、大見得きりがなく、ユースが奏でてるかのような、抑揚の少なさ。
かなり彫りの浅い演奏です。
編成が少ないのかしら。。
まあ今まで、深刻ぶったガー!と唸るような演奏ばかりを聞いていたので、かなり拍子抜け。。
しかし、ここでブルックナーのCDを聞いたことあるならば、
「ああ、なんかブルックナーの素朴さを追及した作法でベートーベンにもアプローチしてるんだ」と気づかされます。
真剣だけどどこか子供のような響き。。
そのくせ、統制と整合性は学術的にバランスがいいし。。
ぎらついた人間的熱さよりも、マネキンのような精巧ないでたちでしょうか・・・。
迫力不足・・でもそれを差し引いてでも、規律の流れの活かした「英雄」。。
オケの独特のアマオケのような甘露味も、天下泰平の余韻のように思えるかも。
まあ、牙剥くような「英雄」に慣れてしまってる耳には、子供の無垢な笑顔にまばゆさを感じると同じぐらいの一枚です。
レーベル:ナクソス
指揮者:ゲオルク・ティントナー
オケ:シンフォニー・ノヴァ・スコシア
評価;いい意味で捨て身のような潔さ
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