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まあ、ジャケットはおどろおどろしく・・廃墟写真でこんな影が写ってほしくない按配です。
当然イメージはメフィストなんでしょう。。
リストが作った交響曲の中では有名な?ファウスト交響曲。
作曲家リストは単にファウストの流れを追うのではなく、登場人物にあやかって各楽章ごとの音楽的味わいを変化させてます。
第一楽章は「ファウスト」。第二楽章は「グレイチェン」、最終楽章は「メフィストフェレス」というタイトル。
ゲーテ原作の「ファウスト」は読んだことないけど、リストの交響曲だけでなく、グノーやボイードのオペラにも題材にされてます。
寄る年波に勝てない絶望の淵のファウスト博士、悪魔メフィストフェレスと契約し若返り色んな時空を旅するんですが、このグレイチェンのネタが一番有名でしょう。
若返ったファウストはグレイチェンを気に入り、貢君状態で口説き子供までもうけますが、ファウストはメフィストフェレスと時空旅に出かけてる間にグレイチェンは子供を殺し牢獄に入れられます。グレイチェンの窮地を知りファウストとメフィストフェレスはかけつけますがグレイチェンはメフィストレスの魔を拒み神の恩寵を選び力尽く・・といった感じか。
この曲を理解するには個人的にはグノーやボイードのオペラストーリーでも知っていればより深まります。
(ボイードのメイフィストフェレス、いい味出してます)
さて、レーベルはシャンドス。
指揮者はトマス・ダウスゴー。オケはデンマーク国立放送交響楽団。
・・・・
まあ。。。あまり馴染みがないです。
ですが、演奏は牧場的。
どちらかというと、ファウストもグレイチェンも絶望と希望を行き交う傷追い人な感じなんですが、
このダウスゴー、深刻ぶらないです・・・いや、劇画チックに表現するよりも、なんか宗教絵巻物のように
神聖でおごらない響きです。
考えたらリストって宗教色の濃い人でもあるし、戴冠ミサ曲とかも作曲されてますから、
ダウスゴー、このファウスト交響曲からも高貴さや慈愛の表現を交響曲的に見せ場を盛りあえげて造詣してます。
「ファウスト」は頭垂れて彷徨い人からやがて魔の力で自信と勢いを増していく逞しさがよく表現できており
「グレイチェン」は幸せというものに無垢に翻弄される幸薄の情感が出てます
「ファウスト」はある意味悪人ぽくないかも。。
でもやはり全般的に宗教的感覚もあってかどことなくブルックナーな面影すら追えるかも。
オケは各章の持ち味は理解しつつも、北欧らしい清溌な音色。
弦は薄い感じだけど、張り有り不満はないです。ただやっぱ標題的な勢いよりも、曲に対する造詣の念的なつくりが勝ってる感じなんで、ハッスル感は程々でしょうか。
ただ「曲作ってるんだぞ」という職人的な意気込みはオケから伝わってくるので、なかなかこれ見よがしだけど、
なんか印象薄ければ陰も薄い仕上がりか。
でもなによりも・・・
この指揮者・・・なんとなくメフィトフェレスでなくハリー・ポ○ターを想像させて印象深いです。。
レーベル情報:シャンドス
指揮者:トマス・ダウスゴー
オケ:デンマーク国立放送交響楽団
評価:「・・・だからどうした」と言われればそれまでかも。。
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