イコンの歴史について
ビザンティン美術の発展は、やがれイコノクラスム(726〜843)という危機によって破壊されることになります。この時期、聖像は禁じられ、ほとんど聖像は破壊されるか、白く塗りつぶされてしまいました。この危機は東ローマ帝国のキリスト教世界まで揺るがすようになりました。それは、ユダヤ教やイスラム教のような聖像を用いる事を禁じていた人々の偶像反対の伝統と、聖像表現が盛んであったギリシャ社会との争いを反映していたものです。しかし、当時のビザンティウムが弱地に陥ったのはイコン崇拝で神を侮辱したからだとの考えに対して、ついにイコンは合法化され崇敬される結果となりました。
イコノクラスムの危機の時期に、聖像の使用を保護した最も重要な神学者にひとりがヨハネス・ダマスケノス(675〜749)です。彼はイコンという聖なる絵で表わされた「言語」を、福音書の神学的な物語の働きになぞらえました。
やがて、ビザンティン美術が復興した時、イコンの働きは目で見るための神学として、また祈りにはなくてはならない要素として強化される事となりました。このようにして典礼や祭礼を祝うためにも描かれるようになりました。こうしてイコンは再び気運はよみがえり、9〜12世紀にはマケドニアおよびコムネニス王朝に“第二次黄金時代”あるいは”中期ビザンティン時代”をもたらしました。 つづく...
☆ 「ビザンティン式伝流画法」の本を参考にしました。
石膏の板
前回、木板の上に繰り返し石膏を塗って一枚の石膏の板に仕上げました。この板にキメの細かい紙やすりを使って(4)、ザラザラがなくなり表面が滑らかになるまで磨きます。これは時間のかかる仕事ですが、綺麗なイコンに仕上げるためには必ずしなくてはいけない作業です。トレーシングペーパーに写した下絵の裏に刷毛で顔料を塗っていきます(5)。この時に顔料の粉が服などに付かないように注意が必要です。
満遍なく顔料を下絵に塗り終わったら、顔料の方を石膏面に調節に当てて動かないようにテープで両方を固定します(6)。このように動かないように固定しましたら先の細いもので、下絵に沿って描いていき石膏面に下絵を綺麗にコピーして行きます(7)。石膏にコピーする時には鉛筆やボールペンなどを使わずに顔料を使ってコピーしていきます。それは顔料が次第に石膏の中に溶けていくからだそうです。
イコンはテンペラ画法で描かれるので卵の用意をして白身と黄身とにわけます。使うのは卵の黄身だけです。
次回につつく....
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ユズさん、絵を描くにはいろいろな方法があります。水彩画や油絵は一般に誰でもが知っていますが、イコン画は卵の黄身で顔料(絵の具)を溶いてそれで描いていく昔ながらの絵画です。卵はツヤ出しに使うのではありません。
2007/1/6(土) 午後 4:25
Mineさん、イコン画は一般に仏教国の日本では知られていないのが普通です。中世に宗教の立像が禁止されたために、それに変わる聖画としてイコンが現れたのです。イコンは顔料を卵の黄身で溶いて描くテンペラ画法で昔ながらの方法で描かれています。今でもイコンがはオーソドックスの教会に行くと見ることができますので機会がありましたらこれらの教会に立ち寄ってみてください。
2007/1/6(土) 午後 4:33
Carrotさん、卵の黄身を見てよく分かりましたね。パチパチパチ...木版の上に描くのですが、その前に石膏を塗って、一枚の石膏板に仕上げてから卵の黄身で溶いた絵の具を使ってテンペラ画で描いていきます。友達がボランティアで教え始めたのですが生徒が4人(私を含めて)しかいないので桜で習いに行っているのです。
2007/1/6(土) 午後 4:39
Chikoさん、日本でも昔ながらの絵は絵の具の中に蜜蝋やニカワを混ぜたりするでしょう。あれと同じような事で西洋では卵の黄身を混ぜたテンペラ画で板の上に描いていたのです。
2007/1/6(土) 午後 4:42
こんばんは。 このブログを拝見していますと、 Miyokoさんは大変優れた画才に恵まれているのだなと思ってしまいます。 画才のない私は、詳細な説明を受けましても 異次元世界の説明を受けているようで まるで理解不能です。
2007/1/6(土) 午後 11:03 [ takuboku ]
izumiさん、明けましておめでとうございます。この新しい年も宜しくお願いします。イタリアは如何でしたか。イタリアに行かれた時にテンペラ画で描かれたイコンをたくたんご覧になられたのではありませんか。なかなか難しいので、少しづつ進めています。講座は月一回しかありません。
2007/1/6(土) 午後 11:49
Takubokuさん、そんな事ありませんよ。イコン画の事が以前から知っていたのです。聖書の勉強をし始めた時に聖画というのを教えていただいたのです。ビザンティン帝国に興味ある方なら誰でもが知っているものです。描き方を習い始めたのは初めてです。
2007/1/6(土) 午後 11:53
Miyokoさんも絵心を磨いているんですね。絵心の無いワインにはうらやましい趣味です。是非完成した絵をこのブログでご紹介くださいね。
2007/1/7(日) 午前 1:28
イコン画って初めてしりました 驚いているのは この絵が 卵の生み出す姿なのでしょうか? 世界各地色々な文化が有ります そうして様々な知識をあちこちで聞いて人とのコメントの中に色づけされていくのですが この部屋から得る生活と知恵の情報に驚いています Miyokoさんの手元には 今から少しずつイコン画の財産が増えていくのですね♪ 今また上に行き写真見てますが 卵から生み出されたものとは どうしても思えぬ程の作品に驚いてしまいます !!
2007/1/7(日) 午前 2:37
卵のパックでお化粧直ししている美人のお姿が浮かびます。笑。
2007/1/7(日) 午前 10:44
ワインレッドさん、それが全くていってよいほど絵が下手なのです。描くのは好きですが、しかし上手になりません。趣味だからこれでよいと思っています。頑張って描いていきますね。
2007/1/7(日) 午後 5:29
ダイナさん、イコン画は西洋では御馴染みの絵画で宗教の中の一部分になっています。今でもギリシア正教やロシア正教の教会では見ることができますので機会がありましたら躊躇わずに入って見て下さいね。イコン画は知っていたのですが、習う事はなかったのです。今回は友達がボランティアで教え始めたのですが無料でも生徒さんがいないので私が桜のようなもので習いに行き始めたのです。6月にこの仕上がったイコンの祝福をして頂くことになっています。仏様に魂を入れるのと同じで、イコン画に祝福が必要なのです。
2007/1/7(日) 午後 5:38
hitoriikujpさん、残念ながら化粧直しではありません。この卵の黄身を絵の具に混ぜてテンペラ画法で描くのです。日本でも蜜蝋やニカワ、糊などを絵の具に混ぜて描く方法があるでしょう。あれと同じものだと思ってください。
2007/1/7(日) 午後 5:41
へえ〜、イコンを自作されるんですか?すごいですね!印刷されたイコンのコピーなら小さいのを持っていますが、本物は見たことありません。
2007/1/7(日) 午後 8:48 [ uns*nn*an*ler ]
本日、自宅へ戻ってまいりました。これでやっとストレス無くネットができます。(笑)ところでイコン画、こんな絵が自分で描ける(作れる?)ようになったらどんなに素敵でしょう!工程が複雑だったり、時間が掛かるものであればあるほど、完成した時の喜びは大きいですもんね。頑張ってください!続き、楽しみにしています。(^_^)
2007/1/8(月) 午前 1:50 [ Kitaro ]
unsinn_anglerさん、私も印刷されたイコンは持っています。今度はA4の大きさの自作です。本物はオーソドックスの教会に行ってみてください。そこには必ずあります。
2007/1/8(月) 午前 6:58
あつさん、お帰りなさい。休暇は如何でしたか。やはり電話回線はストレスが溜まりますか。分かります、分かります。2年前まで私も電話回線だったので。私のイコンも電車つくりと同じです。長い間かけて少しずつ描いていくのです。完成はまだまだ先ですが頑張りますね。
2007/1/8(月) 午前 7:04
油絵でも絵の具てんこもりですから、想像はつきます・・ね。 前向きに何かをはじめる・・生きる・・意味があるように思えます。
2007/1/8(月) 午後 1:06
hitoriikujpさん、残念ながら油絵とは違います。油絵は修正が効きますがテンペラ画はできません。どのようなものが仕上がるかはずっと先の事ですが。
2007/1/9(火) 午前 4:03
どこで、習っていらっしゃるのですか?
2016/4/5(火) 午前 8:13 [ pok***** ]