西の街から....

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 一昨日、グラン・パレにマリー・アントワネット展を見に行ったときに、彼女が日常使用していた
 セーブル焼きの陶器に魅了されて、セーブルにある国立陶器博物館に陶器を見に行ってきました。
 素晴らしい陶器がたくさんあってため息の連続でした。
 ここは、ポンパドゥール夫人のために建てられた広い城館を改造したフランス国立陶芸美術館
 あり、現在ここで美しいセーヴル焼をはじめ数々の磁器を鑑賞することが出来ます。 
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 軟質磁器 La prcelaine tendre

 セーヴル焼 Porcelaines des Sèvresは、フランスのセーヴルで生産される磁器。
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 16世紀に、東アジアでの磁器の発見によって人々の関心がもたれたことによってヨーロッパでも
 これらの製品に匹敵するのを創ろうとして、数多くの試みがなされました。
 中国人の用いる生地の本質そのものを知らないまま、陶芸家たちは、白土の化粧掛けや、
 透明な鉛釉を用いる軟らかいファイアンス陶器の製法に似た方法で、人々は
 手探りの実験を繰り返してきました。
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 「フリット fritte」と呼ばれる一種のガラスを混合したお陰で、唯一の造型要素として
 用いられた非常に薄いマール(泥灰土)をガラス化にすることに成功しました。

 ヨーロッパではじめての磁器は、1709年に、現在のドイツでもあるザクセン王国で発明され、
 その首都ドレスデンに近いマイセン町を生産拠点としました。
 その技師だったデュポア兄弟は、当時のフランスの大蔵大臣・オリー・ド・フリビーに招かれ、
 1738年、パリの東端に位置するヴァンセンヌに窯を構えました。
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 1740年以来、ヴァンセンヌで造られているのは、「軟磁器」と呼ばれているこの種の磁器です。
 この後、ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人の援助を受け、パリとヴェルサイユの中間に位置する
 セーヴルの町に移って王立窯となりました。
 彼女のために建てられた建物に1756年に、創設された企画に関心が寄せられました。
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 最初はさまざまな花を「実物どおりに」造ることからはじめられましたが、やがて食器セット
 小彫像が作られるようになり、しまいには文字通り「磁器絵」さえ造られるようになりました。
 製法を工夫することによって、ほうろうに描いた装飾を、完全にほうろうに溶け込ませ、
 みごとな「ぼかし fondu」が得られるようになりました。
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 1766年にリモージュ近郊でカオリン鉱床が発見されたのを受けて、
 1796年には硬質磁器が作られるようになりました。
 開窯の経緯からフランス革命時にセーヴル窯は破壊されて閉窯しましたが、
 ナポレオン1世によって再興され、1824年には国立セーヴル陶磁器製作所が作られています。
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 セーヴル焼は豊かな彩色を駆使したロココ様式の絵画表現による装飾が最大の特徴でもあります。
 よって一つの値段が、とても高価なために高級な磁器であることが分かります。
 この陶磁博物館の売店でマリー・アントワネットが使っていたと言われるセーブル焼きの
 コーヒーカップのコピーが売られていました。
 やはりセーブル焼きは高価で一客が120ユーロします。

 ☆ セーブル焼きについては、『ウィキペディア(Wikipedia)』を引用しました。
 ☆ 軟磁器につきましてはミシュランのガイドブックから引用しました。

閉じる コメント(37)

Babaliaさん、
やはりコピーとなると実物に近いもので、どこででも売っていないものなので高いのでしょうね。セーブルはこれしかありませんが、ヴェルサイユに行くと他の模様も売っていたように思います。どちらにしても高価なので、目の保養だけしてきました。

2008/4/8(火) 午前 1:12 Miyoko

Setsukoさん、
日本もそれなりに素敵な陶器がありますが、フランスでも素敵な陶器はたくさんありますよ。
次回、パリに来られたときは、是非、このセーブルの王立陶器博物館にも足を伸ばしてみてくださいね。
ここは撮影許可ですので忘れずにデジカメを持っていってくださいね。素敵な陶器がたくさんありますから.....

2008/4/8(火) 午前 1:15 Miyoko

栗丸さん、
パリのお土産店ではリモージュのブルーの焼き物であふれていますね。リモージュはブルーでなくても素敵な陶器はたくさんありますよ。高級レストランで使っているお皿などはリモージュ焼きが殆どです。

2008/4/8(火) 午前 1:18 Miyoko

花太郎さん、
この暖炉もセーブル焼きの陶器で出来ていました。このような壺が多かったのですが、何に使うのか見てきていないのです。
年代を追って陶器も徐々に薄くなってきているようですね。現在でも使えそうなコーヒーカップもたくさんありました。

2008/4/8(火) 午前 1:21 Miyoko

Mineさん、
ヴァンセンヌで陶器が焼かれていたのは18世紀の初め頃の20年間ぐらいで後に、セーブルに移ったのです。
今でもヴァンセンヌにはお城の敷地の中にその建物だけがありますが、何に使っているのかは、分かりません。以前、この建物の中をドアの隙間から覗いた時は何もなかったような気がしますが....

2008/4/8(火) 午前 1:27 Miyoko

オスカーさん、
一客と言えども高くて買えません....

2008/4/8(火) 午前 1:28 Miyoko

よなさん、
今、セーブル、ウィーン、ベルリン窯の特別展がありますが、オール金箔の陶器です。余りにも豪華すぎて眺めていました。有名な絵画なども陶器で焼かれているのです。最初は本物の絵かと思ってしまいました...

2008/4/8(火) 午前 1:31 Miyoko

JACKさん、
このような豪華な陶器でコーヒーを飲むには場所を選ばなくては、私のアパートなどで飲むと陶器も品が悪くなってきますね。やはり素敵なテラスで飲まなくては.....
コピーのカップは高いので見るだけで買いませんでした。

2008/4/8(火) 午前 1:34 Miyoko

k15suzuさん、
同感ですよ。我が家にもこのような素敵な陶器はありませんよ。

2008/4/8(火) 午前 1:35 Miyoko

ワインさん、
良いことです。自分専用に高価なカップを一つそろえてお茶を飲むときに使うって言うのは本当に素敵ですね。
その日の気分もすっかり変わって、それくらいの贅沢は赦されるのではないでしょうか。

2008/4/8(火) 午前 1:38 Miyoko

マングローブさん、
下から3番目のカップは、ガラスのケースの中にこの時代の同じ模様をして壺2つと一緒に展示してありました。
残念ながら売り物ではありません。
売り物はマリー・アントワネットのコーヒーカップのコピーだけです。

2008/4/8(火) 午前 1:41 Miyoko

ぬあ〜じゅさん、
18世紀にの陶器は豪華だったと言うのが分かりますね。以前、マルメゾンのジョセフィーヌのお城に行ったときもテーブルセッティングで金箔の陶器がテーブルの上に並べてあったのを思い出しました。金箔の陶器の実物を見ると溜息が出ますよ。豪華そのものです。

2008/4/8(火) 午前 1:45 Miyoko

ウミさん、
マリー・アントワネットのカップのコピーって高いでしょう。見ると何でもないカップの上にロココ調の模様を描いただけなのに、何故こんなに高いのかと思ってしまいます。
器が豪華だと、作った料理も豪華に見えるのは当然ですね。

2008/4/8(火) 午前 1:49 Miyoko

shibuya20022003さん、
他の部屋で開催していた特別展の陶器を見るとこのようなものではないので溜息が出ますよ。
本当に金箔の貼られた豪華な陶器でした。

2008/4/8(火) 午前 1:51 Miyoko

ハイジさん、
陶器は皆同じようなものなので、私も見分けがつきません。
ただ焼き方によってジアン焼きなどは見分けがつきます。

2008/4/8(火) 午前 1:53 Miyoko

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セーブル焼きは美しいですね。この間、東京で見てきた展示会では、ポンパドゥール夫人ゆかりの物もたくさん展示されてました。セーブル焼きとかマイセンもありましたね。中には日本の蒔絵や陶磁器を輸入して、パリで金細工を施して飾っていたものも展示されてました。マリーアントワネットは日本の陶磁器が結構好きだったみたいです。フランスに来る時に、母親のマリア・テレジアからたくさんの日本の陶磁器を貰ったみたいです。

2008/4/8(火) 午前 2:43 [ stranger_215 ]

stranger_215さん、
マリア・テレジアの時代には既に日本の陶磁器を輸入していたのですね。余り聞いたことがないので。
でも、一時期、中国の陶器のデザインが中世ヨーロッパで流行したことがあります。中国から輸入したものでなく、それを真似てセーブル窯などで焼いたものです。それが、ルーヴル美術館や陶芸美術館にありました。

2008/4/8(火) 午前 6:19 Miyoko

*****さん、
初めまして。私のブログに遊びに来ていただきましてありがとうございます。
ご質問のようなものがあったかどうか、覚えていないので、今日の昼からでも時間がありましたら、もう一度セーヴルの博物館の売店に行ってみてきますね。

2008/5/11(日) 午後 2:35 Miyoko

*****さん、
お探しの品物は、やはりセーブルの売店にありました。
たぶん、下↓のURLではないかと思います。

http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/2a/f7/m_miyoko94/folder/740281/img_740281_30206466_2?1210518590

セーヴルの売店の一番奥の窓際にある小さなショーウィンドーの中にありますが、鍵が掛かっていますので、お買い求めの時は売店の方に伝えればよいと思います。
値段は、732ユーロです。
高いのに驚いています。

2008/5/12(月) 午前 0:20 Miyoko

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18世紀のセーブル焼きはとても上品で繊細ですね。
いつか私もセーブルの国立陶器博物館に行ってみたいです。

2011/12/3(土) 午後 9:11 [ ROCOCO ]

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