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始めて読む作家さんの本は賭けに似ていると思う。
平積みされている本というのはたいてい新刊なのは間違いない。
(うちの近所の小さい本屋さんでは特に)
お気に入りの作家さんの新刊がなく、今、読む本が無い時に、
新しい作家さんを見つけたいと思う。

でも買って読んで気にいらなかったら嫌だから、最初は値段の張る本は避けたい。


まさに今日はそんな気持ち。
買い物に出たついでに喫茶店に寄り、本を読むのが好きなんだけれど、
最近読んでいる本「皇族たちの真実」を持ってくるのを忘れたことに気付き、
本屋さんに立ち寄った。

店員さんが講談社と新潮社の新刊コーナーの入れ替えをしていたので、
もしかしたら好きな作家の新刊が並ぶかも…と期待しながら少し離れたところで見ていた。

でも残念ながらコレと言った本がなく、少し前に新刊として並んであって、気になって2〜3度手にとってみた本を、改めて手に取った。帯のコピーを見て、裏表紙の内容を見て、値段を見て、決めたのがこの本。

読み進めてすぐに直木賞を取った、あの作家さんということに気付いた。迂闊にも名前を見ても気付かなかった。毎年直木賞は自分の好きな作家さん(ここ数年は黒川博行氏)が取ってくれないかなぁ…と期待しながら注視するけど、芥川賞は文芸春秋を買ったら読む程度。でも今回は2人のうち気になっていた作家さんの本だった。

薄い本なのでお茶を飲みながら読み終えてしまった。内容的には…★でいうと3くらい。私小説というのもあるかもしれない。西村さんが本当に言った言葉と一字一句たがわない文章とは思わないけれど、文中の西村さんの啖呵を切る物言いはかなり面白かった。けど、相手の女性目線になってしまうと辛いものがある。理は女性にあると思う。

好きな作家さんでも、この人のは小説の方が面白いなとか、エッセイや私小説の方が好きだなというのはある。

今度はちゃんとこの人の小説を読んでみようと思う。

他に手にとって考えたのは重松清。良いのはわかっているけど、今は泣けるようなのは何だか辛い気がしてやめた。「皇族たち〜」の本は思いもよらず心に沁みてしまうから。


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