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これは読むのに時間がかかった。
①登場人物の名前が覚えにくい。
…ユダヤ人の名前だからか。
②場所もイマイチよくわからない。
…アラスカ州だかなんだか。
結局モデル地区はあるんだろうけれど、架空の場所だった。

③時代もよくわからない。
…主人公の祖父母が移民として渡ってきたのが大戦後のはずなのに、
主人公(50歳くらい?)がテレビで見たなかでは“満州国”とか
“満州国の代表”みたいなのが出てくる。急に大戦前かと錯覚する。


ユダヤ人独自の言い回しなどの言葉もよくわからない。
宗教観などもよくわからない。複雑だ。
習慣もよくわからない。
食事の名前も食習慣もわからない。
チェスが大きな鍵になっているのだが、チェスをよく知らないから何が何だか…。

特に上巻の半分くらいまでは、何度も何度も、主な登場人物で名字なのか名前なのか、ニックネームなのか調べ、祖父なのか、祖父の幼馴染なのか、親の名前なのか、従姉であり、相棒の親類なのか・・・結局載っていないと言うことは“主な”登場人物でないのかと考えたり。

普通の小説は、全く知らない宗教がテーマでも第三者に自然と理解できるよう話がすすんでいくのに、最後の最後、翻訳者のあとがきを読んで宗教の違いがやっと少し理解できた程度。ネタバレでも先に読めば良かった。

自分の読解力が落ちているのだろうか。
全く知らないユダヤ(移民)人のことにしても、これほど難解だったとは。

これがハードボイルドでいろんな賞を取り、映画化にするほどなのか、悩む…。
結局追っている事件は解決したんだろうけれど、終わりにハードボイルドならではの余韻がないというか、主人公は結局これからどうなるのかなど、何もわからない。(ネタバレになるけれど、その地区はアメリカの警察が介入してくるので、主人公は大切な刑事という職業は終わりの頃にあと5週間くらいしか続けられない設定)


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